今日もTOKYO FM聴いていたら、sunday back nineというプロゴルファー丸山茂樹の番組。
元ボクシング世界チャンピョン「長谷川穂積」
「僕がいまだに走っているのは、体力をつけるためではなく、自分に勝って毎日走ることで、1日を気持ちよく生きるためなんです」
大学2年の秋。「来年はお前がキャプテンだ。」そう先輩に言われた日に、「自分が、それにふさわしくあるために。(周りに対して)advantageを持つために」と走り始めました。 あれから30年近く…
いまやそれは、(prideを痛めつけられた)研修医時代を経て、そして「3hを切れなかった」フルマラソンを経て、私そのものになっています。
○FMから流れたshort story
「ダーリン。 2度とギャンブルしないって、きっぱり足を洗うって約束大丈夫よね。」
「勿論だよ。ハニー。ギャンブルなんて勿論やらないよ。そんなに疑うなら、ずっと止めてられるかどうか賭けようじゃないか!」
◎前回、乳癌学会関東地方会についてお話ししました。
今回は、その成績(2017/1月~10月 乳管腺葉区域切除手術症例 46症例)について紹介します。
○病理結果(全体)
癌が、これほど多いとは!(そこがポイントです)
♯ ここで「良性」となっている患者さん達にとって、将来的な(同一乳管に出現するかもしれないという)「risk」からも、(気になる)「分泌」からも解放されることも重要な視点です。
○年齢分布
私にとって意外だったのは、(当然悪性の方が)かなり高齢となるだろうという「予想」が外されたことです。
考えてみれば、当然かもしれません。(乳癌自体、低年齢化しているのは明らかなのだから)
○分泌の性状別の病理結果
分泌の性状は「やはり」重要でした。(これは予想以上に、きれいに「血性」と「非血性」で癌の確率に違いがでました)
○(この手術で見つかった)癌の特徴
ここは重要ですね。
早期(非浸潤癌が2/3を占め、残りも全てⅠ期)であることは「ある意味当然(画像所見に乏しいのだから)」ですが、
意外に重要なことは「圧倒的にlow gradeが多い」こと。
また、「高齢に多い」とされてきたsolid papillary carcinomaが、この年齢層に見つかることには驚きです。
○(この手術で高頻度に見つかる)充実乳頭癌とは…
○病理像 ○免疫染色
関東地方会 2017
こうして、終わりました。
ちなみに 乳癌学会 2018は「葉状腫瘍」について発表します。
乳癌症例が多い当院にあって、私が何故(乳癌ではなく)敢えて「乳頭分泌」「葉状腫瘍」に拘るのか?
「正しい診療がなされてほしいから」です。
★その意味では(隠れた)QandAの(もう一つの)主役は、「granulomatous mastitis(肉芽腫性乳腺炎)」と言えます。
次回のコラムでは(久しぶりに)登場します。
管理番号「5206」・乳癌について
私が実際に診療してきて(番号が最近であることからも、お解りだと思いますが現在、進行形です)感情を動かされたのです。