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非浸潤?病理はステージ1術後 ホルモン治療必要性

[管理番号:5611]
性別:女性
年齢:49歳
術後の治療について質問をさせて頂きます。
術前は非浸潤を言われました。
右胸全摘しています。
病理診断は免疫染色にごく一部P63陽性の筋上皮細胞が明らかでない部分が認められました。
組織学的に浸潤の有無の判断が困難な症例ですが、一部浸潤を疑います。
浸潤の範囲は1mmを超えず浸潤としても微小浸潤の像です。
ERA ALL 3+3=6 JBCS 3a
pgR ALL 3+3=6 JBCS 3a
HER2 -
Hi -67 60% 
核異スコア2  核分裂 2/10  核グレート1
リンパ管侵襲ly0 静脈侵襲v0
病院の方針として
非浸潤でもホルモン治療を勧めると言われています。
結果が出て
内服タモキシン5年、 リュープリン注射2年を
言われたのですが(閉経についての血液検などせず)
副作用を考えるとホルモン治療をする程
必要な診断結果だったのか疑問を感じます。
49歳、閉経前ですが最近は量も少なく日数も短く不定期です。
先日注射をして、タモキシンを1週間分もらいましたが
気持ち的に内服したくない思いから飲んでいません。
ホルモン治療をせず定期検査のみを
したいと伝えて
転院を考えているのですが
この治療は標準治療なのでしょうか。
このような場合でも受け入れてくれる転院先はありますでしょうか。
先生のご意見をどうぞお聞かせ頂けないでしょうか。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「微小浸潤」では全身療法は不要です。
「ホルモン治療をせず定期検査のみをしたい」
⇒勿論、それで問題ありません。
「この治療は標準治療なのでしょうか。」
⇒適応は確かにありますが…
 あくまでも「患者さんの意思を尊重する」範疇です。
「このような場合でも受け入れてくれる転院先はありますでしょうか。」
⇒理由があれば大丈夫でしょう。