[管理番号:3640]
性別:女性
年齢:36歳
今月(上旬)日に初めて乳がん検診に行きました。
マンモグラフィーと触診、エコーの検査をしました。
結果、マンモグラフィーと触診は異常なしでしたが、
エコーで右腫瘤と診断され、後日送られてきた書類には経過観察で一年後検診して下さいとの事でした。
腫瘤の大きさは4ミリ、輪郭ははっきりしている。
血流も見ていました。
結果良性でしょうと言われました。
しかし、日が経つにつれて本当に大丈夫か心配になり、検診した病院へ一年年後の検診で大丈夫か?詳しい検査をしなくても大丈夫か?
ご相談したいと伝えた所、診察した通りですと相手にしてもらえませんでした。
そこで先生に伺いたい事は
①今回のマンモグラフィー、触診、エコーの検診だけで良性という判断はどうなのでしょうか?
②さらに詳しい検査は必要ないですか?
③一年後の検診で大丈夫ですか?
④良性なのに経過観察という事はいずれ癌になるという事ですか?
もし、今の段階で癌だと分かれば早期発見だと思うのですが
一年ほっといて取り返しのつかない事になったらと思うと怖いです。
先生が直接診察や画像を見たわけではないので分かりずらいかと思いますが、ご意見頂ければと思います。
よろしくお願いします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
質問者の心配は当然のことと思います。
多くの皆さんが同様な心配をして受診されることでも日々それは感じます。
「①今回のマンモグラフィー、触診、エコーの検診だけで良性という判断はどうなのでしょうか?」
⇒画像所見だけでは限界があります。
ただし、明らかな良性所見というものも存在します。(例えば、嚢胞や扁平楕円の線維腺腫など)
「②さらに詳しい検査は必要ないですか?」
⇒画像見ないと解らないですね。
ただ(小さいからという理由ではなく)「形態的に良性と判断(上記)」であれば、そのままでいいと思います。
もしも「小さいから」という理由であれば「細胞診」してもいいとは思います。
「③一年後の検診で大丈夫ですか?」
⇒「明らかな良性所見」であれば大丈夫です。
「④良性なのに経過観察という事はいずれ癌になるという事ですか?」
⇒良性は良性、癌は癌 決して「途中で変わる」ことはありません。
本当に「良性」であれば、それは「何年経っても良性」のままとなります。
○経過観察としているのは…
検診の場では「所見がある以上(例え、それが明らかな良性所見であっても)異常無とはできないから」です。
「今の段階で癌だと分かれば早期発見だと思うのですが一年ほっといて取り返しのつかない事になったらと思うと怖いです。」
⇒もしも質問者が「検診の判断に不安」であれば、(別の)医療機関を受診して細胞診してもらうことです。(ただし、4mm位だと細胞診できる医師は限られてはきます)