皆さん。こんにちは。
清原和博
判決出ましたね。
清原と言えば…
高校生だった暑い夏を想い出します。
友達とテントをかついで海辺でキャンプ
ラジオからは桑田清原のPLの圧倒的強さ。
私にとっての清原は、「まるでチンピラ」のような清原ではなくて、「野球少年だったあの清原」のままなのです。
「強かったなー」
新潟の海岸(笹川流れ)
暑い夏でした。
スタンドバイミーなみに、廃線になった線路の上を歩いて…
海を泳いで…
「あの島(淡島)まで泳げるよ」
何だってできそうに感じた、そんな頃でした。
それでも忘れられないのは、そのキャンプの夜、坂本九を乗せた日航機が御巣鷹山に激突した夜でもあったのです。(いまだに航空機史上、最悪の事故と言われています)
キャンプの夜、綺麗な流れ星に感動していた高校生たちは、翌日日本を揺るがせたあの事故を知る事になったのです。
30年以上昔となってしまったあの夏。
一人の純粋な野球少年が、犯罪を犯す大人へ変貌するには十分すぎる年月です。
我々は清原を見守り続け、他人事のようには思えないのです。
あたかも子役から見てきた俳優のようですね。
子役から見てきた俳優といえば…
そして、日本中が悲しみに沈んだ「御巣鷹山の日航機事故」
2つの強烈な印象は、30年経った今でも心を揺さぶります。
話はガラッと変わります。
ここで取り上げるテーマは私が診療をしていて、タイムリーに「是非、皆さんに伝えたい」と感じたものが中心となっています。
「肉芽腫性乳腺炎」や「単孔性の乳頭分泌」など、他院での「誤った診療を目の当たり」にすると、黙っていられなくなり、取り上げていました。
そして今回は…
『構築の乱れ』『腫瘤非形成性病変』
これらの病変です。
これらは、説明するのにやや難しい用語ですが、(金太郎飴のような)「腫瘤」と対比してもらうのが最も理解しやすいでしょう。
○(金太郎飴のような)腫瘤
「どこを切っても」同じものがでてくる。
逆に言えば「どこから組織を採取」しても「全く同じ」
☆バネ式針生検で「2,3箇所」どこでもいいから針生検すれば「診断として十分」です。
○構築の乱れ、腫瘤非形成性病変
「構造が一様ではない」
病変を代表する部分というものがなく、どこから採取すれば確実なのか解らない
「この部分が例え良性でも、あの部分が悪性である可能性」
★こう言う病変こそ、「マンモトーム生検」の出番です。
角度を変えて「複数個所から削る」と病変そのものが全て削れてしまう
病変全体の「あらゆる部分から広範囲に生検」できるので、このような病変に適応
私が診療していて、他院での診療に良く出てくる言葉が
「針生検の結果は良性でしたが、良性とは言い切れない。半年後に来てください」と、いうものです。
○私は正直、疑念に思います。
「何ですか?これは?」
「良性と言い切る」ための組織検査ではないのか?
私は「金太郎飴腫瘤にはバネ式針生検」を「そうでないものにはマンモトーム生検」を用いています。
バネ式針生検とマンモトーム生検を使い分ければ、組織診は100%確定診断なのです。
そうでなければ、(せっかく痛い思いまでしてもらった)患者さんに申し訳ありません。
この件については、次号で更に詳細します。