Site Overlay

全摘後の局所再発について

[管理番号:8993]
性別:女性
年齢:29歳
病名:乳がん
症状:局所再発
投稿日:2020年11月12日

田澤先生 こんにちは。

初めて質問させて頂きます。

2018年8月(27歳)
約2年前に全摘同時再建→TC4クール
その後ホルモン療法(タモキシフェン+リュープリン)をしています。

2019年5月にシリコンインプラントに入替済みです。

ステージⅠ グレード2 ルミナールb
ki67 29% リンパ 0/2
オンコタイプ 23
ER 10.1 陽性
PR 7.3 陽性
HER2 10.3 陰性

今年の1月頃、傷口の縫い目にしこりがあることに気付き、病院ではインプラントの入れ替え手術の影響でできたものだろうと言われていました。

先月しこりが大きくなっている気がしたので伝えたところ細胞診となり局所再発がわかりました。
現在しこりは1センチ程です。

これから手術と放射線治療をします。

病理を見て、前回と違う顔つきがいたらまだ使っていない抗がん剤もやるかもしれないと言われました。

質問なのですが
もし前回と全く同じ顔つきで抗がん剤が不要になった場合本当にそれでいいのでしょうか?
局所再発に抗がん剤は不要みたいですが、半年も前からあったので(もっと前からあったかもしれない)そのしこりが全身に散らばっていないか不安です。

リンパ節も0.5mm腫れているとのことで、細胞診をしました。
現在結果待ちです。

乳腺がないのに腋窩リンパ節に転移するのでしょうか?元々潜んでいたのでしょうか?

年に1度の検査は健側のマンモのみです。

エコーは3ヶ月に1度診てもらっています。

3ヶ月前にはわからなかったのでしょうか?年1の検査でMRIやCTがなかったのは普通のことでしょうか?(基本的にステージⅠには必要ないと言われました。)
全摘後に再発するのは稀みたいなので、この先また再発や遠隔転移しないか不安です。

田澤先生の考えがお聞きしたく質問させて頂きました。

よろしくお願い致します。

 

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

「もし前回と全く同じ顔つきで抗がん剤が不要になった場合本当にそれでいいのでしょうか?」
⇒いいと思います。(純粋な局所再発に抗がん剤は必須ではありません。)

「リンパ節も0.5mm腫れているとのことで、細胞診をしました。
現在結果待ちです。
乳腺がないのに腋窩リンパ節に転移するのでしょうか?元々潜んでいたのでしょうか?」

⇒結果が出てから考えるべきですが…

 もしも転移ならば「手術時に、潜んでいた」となります。

「3ヶ月前にはわからなかったのでしょうか?」
⇒失礼ですが…
 それが担当医にお尋ねください。

「年1の検査でMRIやCTがなかったのは普通のことでしょうか?」
⇒当院でも行いません。(術後の定期検査は施設によってバラバラですよ)

 
 

 

質問者様から 【質問2 】

全摘後の局所再発について
性別:女性
年齢:30歳
病名:乳がん
症状:局所再発
投稿日:2020年12月7日

お忙しい中お返事ありがとうございました。

細胞診の結果リンパには転移していませんでした。

病理結果がでたので再度質問させて下さい。

顔つきは同じ
グレード2→3
PgR7.3→弱陽性
HER2陰性→スコア2(現在fish検査中)
となりました。

HER2が陽性なら抗がん剤の予定ですが、
もし陰性なら必ずしも必要ではないそうです。

HER2が陰性だった場合抗がん剤は必要でしょうか?
悪性度が高くなっているので転移が心配です。

今回の結果でホルモン療法が効いていないことがわかり、タモキシフェンから別の薬に変更予定になりました。
初発の時オンコタイプで抗がん剤も抜群の効果ではないことはわかっていたのですが、ホルモン療法も効果がなかったなんてこの先不安です。

また、このように初発と病理結果が変わっても局所再発と呼ぶのでしょうか?

よろしくお願い致します。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは田澤です。

純粋な局所再発なので、ホルモン療法の変更は(私なら)しません。(局所再発をホルモン療法のせいにするのは身勝手では?)

「また、このように初発と病理結果が変わっても局所再発と呼ぶのでしょうか?」
⇒(部位的に)間違いなく、局所再発です。

 
 

 

質問者様から 【質問3 】

傷口のしこり
性別:女性
年齢:31
病名:
症状:
投稿日:2022年1月17日

田澤先生こんにちは。

以前再発した時に質問に答えていただき、ありがとうございました。
最近気になることがあるので再度質問させてください。

局所再発後の治療は手術、放射線25回(2021/3月終了)
リュープリン継続とホルモン療法の変更になりました。

(タモキシフェンからアロマターゼ)

2021年12月
傷口がものすごく痒く確認すると、前回と同じような場所にまたしこりのようなものを発見しました。
(そのしこりが痒いです)
再再発したのかと不安になり、すぐに診てもらい主治医ではない先生にエコーと細胞診をしてもらいました。

その1週間後、主治医の診察で細胞診の結果悪いものはでてなかった(判定不能)と言われ、触診ともう一度エコーをしてもらいケロイドと診断されました。

大きさは約1cm、厚さ2㎜
平たくて少し柔らかめのしこり
しこりやその付近に痒みあり(常にではない)
たまにピリピリするような痛みあり

質問させてください。

・細胞診の結果が判定不能になったことがひっかかっています。

やはり細胞がとれなかったということなのでしょうか?
それともケロイドを細胞診した場合は判定不能になるのでしょうか?

・田澤先生から見て悪性腫瘍だと思いますか?

・ケロイドか悪性腫瘍かは触診やエコーでわかりますか?

・局所再発した場合腫瘍マーカー(CEA,CA15-3)は上昇しますか?

お忙しいところ申し訳ありません。

よろしくお願いいたします。

 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは田澤です。

ケロイドで納得できない(心配なら)場合には、「その部分を局麻で取ってもらいましょう」
ご参考に。

局所再発でマーカーは上がりませんよ。
ご参考に。