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今後の治療について(転移)

[管理番号:7213]
性別:女性
年齢:50歳
病名:乳がん
症状:肝臓転移

はじめまして。

 2018年12月(中旬)日に右胸全摘、リンパ節郭清の手術を受けました。

 術後の病理診断結果は、小充実性胞巣を形成する硬癌 9.8cmの範囲に乳管内病変と大小多数の浸潤巣が分布していて、浸潤巣が癒合して連続している範囲を最大浸潤径とみなし4cmの浸潤径、
リンパ節への転移7/13 グレード3 ステージⅢA  ER+ PR+
HER2 陰性(フィッシュ検査済)
その後 2019年1月(下旬)日にFEC1回目 2月21日に2回目のFECを受けました。

その際の血液検査で 1/(下旬)(抗がん剤投与前)ガン胎児性抗原値が165 

 
2/(下旬)(抗がん剤1回投与後)では同じくガン胎児性抗原値が360(CA15-3は2回とも正常範囲内)となり、肝臓のエコー検査の結果、肝臓への転移が見つかりました。
(肺のレントゲン検査は所見なし)
主治医の先生のお話では、次回からFECをやめパクリタキセルとアバスチンの化学療法を行うとのことですが、手術から2か月で(術前のCT検査では肝臓への転移はないとはっきり言われていたのに…)このような結果となりました。
術後にできた右胸の大豆くらいのしこりも(傷跡の22cm上あたりにあります)も気になります。

田澤先生でしたら、今後どのような治療を行っていかれますか。
お考えを教えて頂けませんでしょうか。
(肝動注療法などはどうでしょうか)よろしくおよろしくお願いします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「田澤先生でしたら、今後どのような治療を行っていかれますか。」
⇒主治医と同意見です。

 つまり、アンスラサイクリンの効果がないと考え、タキサンへ変更しますが肝転移のためにbevacizumabを併用して「がっつり」行うという意味です。

「肝動注療法などはどうでしょうか」
⇒勧めません。(エビデンスがありません)