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二つ目の腫瘍のサブタイプ

[管理番号:1024]
性別:女性
年齢:57歳
 
 

質問者様の別の質問

質問が新たな内容のため、別の管理番号としました。
質問者様の別の質問は下記をクリックしてください。
管理番号:979「二つ目のしこりの針生検はしなくて良いのか?

 
 
お忙しい中での先生のご回答有難うございます。いつも感謝しています。
昨日ようやくMRIが終わりました。
正確には9月9日の結果待ちですが、今のところは温存術後ホルモン療法の予定との事です。
HRS2の結果が陰性だったようです。私が病理レポートをくださいと言わないせいなのか、詳しい数値がまるで不明です。
最近になって二つ目のしこりが自分でも触れるようになったのですが、主治医もタイプが違うと言っていたように明らかに触った感じが違います。
一つ目のしこりがルミナルAで、二つめがBもしくは全く違うタイプと言う事はあり得るのでしょうか?手術後に検査するのでしょうか?その際は治療法に変更があったりするのでしょうか?
最近睡眠不足のせいか立ちくらみがしたり、左の背中痛があったり、左腕がしびれたり、もしかしてがんのせいか?と不安が募ります。セカンドも考えているのですが、早く治療を開始した方が良いのかとも思います。考えが纏まらずとても読み辛い文章になってしまいました。よろしくお願いいたします。
 

田澤先生からの回答

 こんにちは。田澤です。
 以前の質問の回答に
 複数個ある場合にも以下の2通りあります。
 ①娘結節(乳管沿いに(しこりとしては非連続だが)実際には乳管内病変として連続しているもの)
 これは厳密な意味では多発とはいいません。
★②全く別の乳管系にできた、別の起源の乳癌
 この場合には「温存手術でいいのか?」という「術式の妥当性の問題」が生じます。
 ①であれば、結構良くあることです。
 ②の場合は「それ程多くはありません」
と記載したのを覚えていますか?
 
○「主治医もタイプが違うと言っていた」とありますが、それが上記②を指すものであれば、「温存術の適応に?がつきます」
 勿論、「質問者との合意」が為されているのであれば、問題ありませんが、「そのあたりの説明」が為されていますか?

回答

「一つ目のしこりがルミナルAで、二つめがBもしくは全く違うタイプと言う事はあり得るのでしょうか?」
⇒上記②であれば、当然起こりえる話です。
 
「手術後に検査するのでしょうか?」
⇒腫瘍の「組織型」や「浸潤径」などは『自動的に病理医がコメントする』ところですが、『もう一つの腫瘍のサブタイプを検索するか?』は担当医の判断に任されています。
 
「その際は治療法に変更があったりするのでしょうか?」
⇒本来、『全ての腫瘍のサブタイプを考慮した術後療法』をすることになります。
 
「最近睡眠不足のせいか立ちくらみがしたり、左の背中痛があったり、左腕がしびれたり、もしかしてがんのせいか?と不安が募ります」
⇒術前は「全てが癌のせい」に思えるものです。
 大丈夫です。
 「癌は無関係」と思います。