乳がんは早期発見、早期治療を目指しましょう。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ



[管理番号:4543]
性別:女性
年齢:48歳
両側浸潤性小葉ガンで、一ヶ月位前に両方全摘手術をして、右リンパ郭清、同時再建でシリコンも入れました。
病理検査の結果
左 1.1×0.6センチ リンパ転移なし ステージ1 グレード2 ki67 20%以上
右 8.0×2.0センチ リンパ転移24個中16個
ステージ3C グレード1 ki67 20%以下
ホルモン受容体陽性 HER2陰性でした。
細胞が小さいため、細胞診でもPETでもリンパや胸もガン細胞は確認する事が出来ず、生検で両方見つかりました。
担当医には左はリンパに転移していないから無視して、右はリンパ転移の数が多く全身にガン細胞がまわっている可能性が高いと言われて、抗がん剤AC療法+タキソテールの後、放射線とホルモン治療ノルバデックス10年と言われました。
放射線とノルバデックスだけの治療と抗がん剤もプラスしてやるのでは再発率はだいぶ変わりますか?
担当医には全部やっても半分の人は再発するかもと言われ、抗がん剤は効くのか不安になりました。
あと、両方全摘でPETでもわからないと、これからはどんな検査をするのでしょうか?
お忙しいと思いますが、田澤先生のご意見を是非お聞かせ下さい。
よろしくお願い致します。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「放射線とノルバデックスだけの治療と抗がん剤もプラスしてやるのでは再発率はだいぶ変わりますか?」
⇒ルミナールAだから、それ程の上乗せは無さそうです。
 ただし、「リンパ節転移10個以上」となると、医師としては「抗癌剤しなくてもいい」とはなかなか言えません。
 
「両方全摘でPETでもわからないと、これからはどんな検査をするのでしょうか?」
⇒完全な勘違いをしています。
 原発巣やリンパ節がPETで写らなくても、(万が一遠隔転移すれば)転移巣はPETで写ります。
 ただ、術後に「定期的なPETやCTなどは全く不要」であり、「局所の診察、超音波」+「腫瘍マーカー」でいいのです。
 万が一「腫瘍マーカーの上昇」が認められた場合には(その際には)PETで精査をすればよいのです。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

田澤先生、早速の返答ありがとうございました。
2日後に抗がん剤をや
るか迷っていましたが、先生のお言葉でやる事に決心致しました。
抗がん剤の種類はドキソルビシン50mg、エンドキサン100mgを投与4コース終了後、タキソテール4コースの予定です。
タキソールの予定でしたが、副作用で手先の痺れがあると言われ、仕事を考えタキソテールでもホルモン療法が効くタイプだったら同じ位の効き目と言われ、タキソテールにする予定です。
田澤先生もこの組み合わせでよいと思われますか?
私はリンパ転移が24個中16
個あったので、担当医からは体の中をガン細胞が流れていたら、抗がん剤でしかたたけないと言われました。
静脈に抗がん剤を投与しますが、
それが各臓器に流れていたガン細胞に効くのかもしれませんが、リンパにあるガン細胞はどのような状態になるのでしょうか?抗がん剤が終わって放射線もやりますが、胸壁、鎖骨のあたりに当てるみたいなので、リンパを流れているガン細胞があったら生き残るという事になるのでしょうか?
小葉ガンでルミナールAだった場合は、治療後の再発転移は比較的遅いと見たことがあるのですが、リンパに転移してた場合は変わりますか?
先生のご意見を参考にさせていただきたく思いますので、宜しくお願い致します。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
おそらく「何か勘違い」していると思われます。
「リンパ節転移」自体はあくまでも「リンパ行性転移」なので「血行性転移」とは分けて考えてください。
 ♯ただ、「遠隔転移のリスク因子」として「リンパ節転移が多ければ、(それだけリンパ管へ癌細胞が流れたわけだから)血管へも入り込んで血行性転移も成立している可能性が高まる」という考え方です。
  実際は統計学的に「リンパ節転移」と「遠隔転移のリスク」は関係があるのです。
「田澤先生もこの組み合わせでよいと思われますか?」
⇒いいと思います。
 アンスラタキサンであれば「ドセタキセルもweeklyパクリタキセルも一緒」です。
「リンパにあるガン細胞はどのような状態になるのでしょうか?」
⇒リンパ節は実際に「摘出」しているし、(摘出していない、その先の)リンパ節には放射線治療を行うわけです。
 それが「局所療法」です。
「抗がん剤が終わって放射線もやりますが、胸壁、鎖骨のあたりに当てるみたいなので、リンパを流れているガン細胞があったら生き残るという事になるのでしょうか?」
⇒単純に、(局所である)「リンパ節」には(局所治療である)「放射線治療を行う」と言うだけの話です。
 実際に「リンパ節転移4個以上では、胸壁+鎖骨下への照射は、(局所再発だけでなく)生存率も上昇させるので推奨度A」なのです。
「小葉ガンでルミナールAだった場合は、治療後の再発転移は比較的遅いと見たことがあるのですが、リンパに転移してた場合は変わりますか?」
⇒かわりません。





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