乳がんは早期発見、早期治療を目指しましょう。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ



[管理番号:7615]
性別:女性
年齢:43歳
病名:乳がん
症状:

田澤先生初めまして。

○○市在住の主婦です。

田澤先生のことはつい一昨日偶然にネットで知りました。

その日は術前治療の途中経過で検診だったのですが
それまで3Aだったのに3Cにステージが上がってしまいました。

最初にこれまでの経緯をご説明します。

去年(18年)4月。

乳がん検診で触診とマンモの検査をしましたが、疑い無の結果で検査医師に「しこりがわかりやすいタイプ」と言われ、安心していました。

ところが今年の3月、急に胸に大きなしこりを見つけ、翌日近くの乳腺クリニックを受診して、触診、マンモ、エコー検査をしたところ、癌の疑いがあるということでその場ですぐに針生研検査をしました。

2週間後の検査結果は、
ステージ2A  ホルモン- HER2 3+
Ki6780% グレード3
というものでした。

クリニックの医師に「きつい治療になるけど抗がん剤が最も奏功するタイプ。
1年頑張りましょう」と励まされました。

紹介されたのは○○市にある○○病院の○○先生です。

すぐにでも治療を開始したいということでしたが、検査の予約が詰まっているのとゴールデンウィークに挟まれ、開始時期が2週間ほど遅れました。

主治医の○○先生からは病状の詳しい説明などはなく、私のほうから進行度を聞いたら、しこりの大きさ5Cm、ほかにも小さいのがいくつかあり、脇にも転移していると。

クリニック聞いた時よりも進んだもので「3A]と言われました。

その後5月(中旬)日から術前治療が始まりました。

EC療法を3週間ごとに4クール。

副作用は多少ありましたが、発熱も口内炎もできず、投与後10日ほどでだいぶ倦怠感は抜け、普段通りに生活できました。

治療中の検査は、1クール目に血液検査(白血球)を毎週と2クール目に入る前にしこりの大きさをみるべくエコー検査を受けました。

残念ながらこの時のエコー検査では、まだしこりに収縮はみられませんでした。

予定通りEC療法が終わり、7月(下旬)日に治療の途中経過を見るべくMRI、エコー、マンモの検査を受けてきました。

しこりは40mmから32mmになっていて、脇のリンパにあったのも明らかに少なくなっているとのことでした。

思ったよりの結果はでていないので、次の抗がん剤に期待と言われました。

この時に脇のリンパ転移の範囲を聞いたら
「鎖骨リンパまで転移があるので、ステージは3C」と言われ非常に驚きました。

もともと全摘出の予定でしたので手術で取りきるようにしたいと伝えたら、少し声を荒げて
「鎖骨リンパを取ったら、腕がむくんで大変なことになる」
「生活に大きな支障がでる」と言われ、それ以上は何も言えなくなりました。

この時は、大変ショックでしたが、後から冷静に考えると
脇のリンパの時主治医はCTの画像を見ながら説明してくださったのですが、CTを撮ったのはまだ抗がん剤は始まる前のもの。

ということは、初診時に3Aといったのはなぜか???
しこりが5cmだったからかもしれませんが、だとしても行った検査結果のすべてを見ていなかったのか?と不信感を覚えました。

そんな時、ネットで田澤先生のことを知り、大変興味深く一気に読み漁りました。

絶望的に思っていた3Cでも、大きな希望が見えた気がして
今すぐにでも先生に診て頂きたいと思いメールさせて頂きました。

ですが、来週から新しい抗がん剤が始まるのですぐには無理かなと思っています。

今現在の治療方針は・・・
EC療法4クール・・・終了
8月7日から
タキソール・・・毎週 全12回
パージェッタ+ハーセプチン・・・4クール
その後手術となっています。

術後に関しては、放射線とハーセプチンと聞いてます。

お聞きしたいのは、手術を田澤先生にお願いできるか。

またステージはこんなにころころ変わるものなのか?
(2Aから3Cになるまで数か月)
EC療法であまり効果がなかったか、パージェタとハーセプチンは効果が出ないこともあるのか?

先生の乳がんプラザ読んで、先生のお人柄・手術の経験数や入院日数の短さなどを拝読し、心の中では先生の診察を受け手術をお願いしたいと決まってます。

その後もお願いしたいのですが、小学生の子供がいるので
通院はなるべく近所をと希望しています。

読みづらい文章で大変申し訳ございませんが
お返事お待ちしております。

 

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「またステージはこんなにころころ変わるものなのか?」
⇒リンパ節に対する評価の違いによるようです。

 腫瘍径が5cm弱とすると(T2)

 リンパ節転移が無いとみるとステージ2A
 リンパ節転移が大した事が無いとみるとステージ2B
 リンパ節転移が4個以上(画像上は「結構多いな」)とみるとステージ3A
 リンパ節転移が鎖骨下リンパ節まで(病理学的ステージではリンパ節転移10個以上)転移があるとみるとステージ3C

 担当医の「その時々の」リンパ節転移に対する評価の違いによるものであり、実際に短期間で進行することは通常ありません。

「EC療法であまり効果がなかったか、パージェタとハーセプチンは効果が出ないこともあるのか?」
⇒おそらく期待できます。

 HER2タイプの場合はtrastuzumab+pertuzumab+taxane(docetaxel/paclitaxel)の方がECよりも効果が出ることが多いです。

「心の中では先生の診察を受け手術をお願いしたいと決まってます。」
⇒鎖骨下まで郭清するのであれば、その方がいいでしょう。

 担当医が「鎖骨リンパを取ったら、腕がむくんで大変なことになる」と言っていることが、とても心配です。
 鎖骨下リンパ節郭清自体が「腕のリンパ浮腫」の直接のリスク因子とはなりません。
 
 それを言い訳に「抗がん剤が効いたから、鎖骨下リンパ節は郭清しません」などと言いかねないからです。
 『今週のコラム 185回目 腋窩再発vol. 1 腋窩郭清が必要な場合には、是非「病院選び」に慎重になりましょう。その選択が第1のturning pointとなるのです。』をご一読ください。





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