Site Overlay

ステージがさがりました

[管理番号:1046]
性別:女性
年齢:41歳
浸潤性乳管癌と診断され右乳房全摘を行いました。
術前病理 術後病理
腫瘍径2.5cm×2.5cm 浸潤径1.8cm×1.8cm
グレード3 → 2
Ki67 32 → 20
リンパ節転移 センチネルに一個のみ
ステージⅡbからⅡaに変わりました。
ただ、術前の病理結果もふまえ今回TC療法4クール行っています。
OPの担当医、主治医ともに抗ガン剤は必要かどうかとても悩まれていました。抗ガン剤は私も納得の上なのでいいのですが最終的には術後病理を信用していいのでしょうか?
TC療法は比較的副作用が少ないと聞き、仕事も続けながら行っています。
そして今は再発、転移がとても不安でなりません。再発、転移があると次はもっと強い抗ガン剤になりますよね?仕事もつづけられなくなるのは辛いです。
というのも、仕事も辛い時には休んでますが、休む日が続くとどんどん鬱状態に落ち入り気がめいってしまいます。これ以上強い抗ガン剤は使いたくありません。再発、転移を考え今回はTC療法はしないほうが良かったでしょうか…
また、左乳房には良性のしこりがあります。癌化することはありますか?
文章がまとまらず申し訳ありません。
漠然とした不安がずっとつきまとい相談させていただきました。
 

田澤先生からの回答

 こんにちは。田澤です。
 「術後のダウンステージ」ですね。
 明らかに「術後のステージ」が正解です。
 これは「針生検」では「あくまでもサンプリング」なので『病変全体を代表しているとは限らない』のです。
・腫瘍径は「病理学的浸潤径」であり、
・グレードも「病変全体での評価が妥当」
・Ki67こそ、「病変全体で評価すべき」ものなのです。

回答

「最終的には術後病理を信用していいのでしょうか?」
⇒その通りです。
 冒頭で示した通りです。
 「術前針生検」はあくまでも「サンプリング検査」にすぎません。
 
「再発、転移があると次はもっと強い抗ガン剤になりますよね?」
⇒この考え方は「実は誤り」です。
 「術後補助療法」は『根治を狙う治療』であるのに対し、「転移・再発治療」は『副作用に配慮しながら、病状をコントロールする(緩和も兼ねた)治療』なのです。
 具体的にいうと、「再発治療」では「弱い抗がん剤をできるだけ長くもたせる」という考え方です。
 
「再発、転移を考え今回はTC療法はしないほうが良かったでしょうか」
⇒そんなことはありません。
 前述したように「術後補助療法こそ、(根治のために)重要」なのです。
 
「左乳房には良性のしこりがあります。癌化することはありますか?」
⇒ありません。
 「良性は、いつまで経っても良性」なのです。逆に「悪性が良性になることもありません」
 安心してください。



質問者を『応援しています!』 / 田澤先生の回答が『参考になりました!』
という方はクリックしてください。
0
Scroll Up