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線維腺腫の診断

[管理番号:6105]
性別:女性
年齢:40歳
よろしくお願いいたします。
今までの経過です。
2012年3月(34歳)健診にて要精密検査
         総合病院にて再検査。
線維腺腫との診断。
         今後は、その病院から開業された先生の病院を案内されました。
これぐらいのことで、総合病院へかかられると、もっと大変な病気の人達がいるので困る、という旨の話をされました。
2013年3月~2016年3月(38歳)
         その後、健診、経過観察を1年ごと。
         次回は2年後との指示で、2018年3月受診予定。
2018年1月(40歳)右胸のしこりに気づき、診察(エコー、マンモグラフィー)
          エコー12ミリ、触診8ミリのしこりでした。
先生がエコーをしてくださいました。
          細胞診を行い、その場で線維腺腫と診断されました。
1週間後に細胞診の結果を伺いに再診
細胞診検査報告書
・細胞診判定 陰性Ⅱ
・判定区分 検体適正、正常あるいは良性
 所見 裸核状間質細胞、二相性を保持する乳管上皮細胞集団が認められます。
異型は乏しく、乳腺症ないしは線維腺腫等の良性病変か示唆されます。
悪性所見は認めません。
結果、3か月後の経過観察となりました。
しこりは、座った状態で目視で盛り上がっているのが分かります。
(自分でどこにあるが
分かっているからだと思いますが)
大きさは、かわっていないか、少し大きくなった気もしますが、きっと、自分自身の不安が入っていると思います。
事前にこちらのサイトで確認しておけたので、私から先生に質問をさせてもらいました。
 組織診はしなくてよいのか→しなくてもよい。
 葉状腫瘍の可能性はないのか→ある。
でも、切ってみないと分からない。
 細胞診の結果で何がわかるのか→乳がんの可能性が低いこと。
でも、0%でもない。
わからないこともある。
 以前はなかったか→今までとは違う場所。
初めてできたもの。
(セルフチェックで10月
まではなかった思います)
 切除しなくていいのか→3センチ以上となったら、当院にて手術(入院施設無し)
しこりを見つけて結果を聞くまで、食事ものどを通らず、寝られず、という毎日でしたが、田澤先生のQ&Aを拝見してからは、とても安心できました。
田澤先生の、自信をもった主治医を信じて、というお言葉どうりであれば主治医を信じたいのです。
しかし、患者さんが多く、質問の途中で遮られ、次の診察に行かれました。
たくさん質問させてください、と言ったにもかかわらず、席を立たれてしまうと不安しか残りません。
こちらの病院でお世話になると思っていたので、マージン、境界悪性の再手術、断端検索
など、聞けずに診察は終わりました。
3か月後の経過観察をするから良いと思われたのかもしれません。
セルフチェックの仕方も、お風呂で触るだけで大丈夫だそうです。
今はまだ小さいと言われたので、経過観察でよいのでしょうか?
40歳になってできる線維腺腫もあるとのこと、葉状腫瘍、どちらの可能性もあり悩んでいます。
目で見えてしまうしこりがある以上、とらないとずっと気になってしまうような気がします。
この病院で手術をした場合、線維腺腫であればよいですが、葉状腫瘍であれば、再発の心配を今からしてしまいます。
以前の総合病院で診察後、これぐらいで、という言葉が、忙しい田澤先生に見ていただいた結果、線維腺腫だったら、と複雑な思いもあります。
今の主治医を信用すべきか、今から田澤先生の外来予約をとらせてもらうか。
読みにくく、言葉足らずの文章で申し訳ありません。
よろしくお願いいたします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
40歳になってから出現した「しこり」
40代でも(昔とは異なり)ホルモンの強い方が増えたことにより「線維腺腫が新たにできる」ことも多い事は、私自身が(同様のケースをCELEROで確認してきた)よく実感していることです。
ただし、「葉状腫瘍かも?(外科的生検以外に、証明することは困難)」という不安をもつことは理解できます。
ただ、『癌の可能性が有る時には、経過を見てはいけないが、葉状腫瘍の可能性なら(現時点で小さければ)経過を見る事は可能』
これが大原則ですね。
★勿論(性格的に)「不安を持っての経過観察よりも取って安心したい」という方達の多くが当院で手術をしていることも事実であり、そこに問題はありません。(ただ、上記『大原則』に書いてあるように、そこには「緊急性はない」という理解は重要です)
「今はまだ小さいと言われたので、経過観察でよいのでしょうか?」
⇒上記「大原則」の通り、それで問題ありません。
「40歳になってできる線維腺腫もある」
⇒上記コメント通りです。
「目で見えてしまうしこりがある以上、とらないとずっと気になってしまう」
⇒緊急性はないが、(不安な定期検診よりも)摘出してしまう。
 そこに問題はありません。
「この病院で手術をした場合、線維腺腫であればよいですが、葉状腫瘍であれば、再発の心配を今からしてしまいます。」
「今の主治医を信用すべきか、今から田澤先生の外来予約をとらせてもらうか。」

⇒今の主治医を信用してもいいし、実際に正しいとは思います。
 ただ、「取らないと安心できない」のであれば、取るべきだと思います。
 ご希望ならば、秘書メールしてください。
 「自覚するシコリ」で(あまり大きくない)のであれば、市川で局所麻酔摘出がいいでしょう。
 (受診当日、局麻手術とはできないので、一度受診⇒後日手術となります)
メディカルプラザ市川駅

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