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石灰化の精密検査について

[管理番号:4241]
性別:女性
年齢:56歳
初めて質問させていただきます。
よろしくお願い致します。
乳がん検診の結果、超音波検査ではカテゴリー2、マンモグラフィーではカテゴリー3、総合判定ではカテゴリー3でした。
その為、精密検査を受けましたが、マンモグラフィーで石灰化が認められると説明があり、超音波検査(エラストグラフィー)を受けました。
その結果、がんである可能性が半分あるとのことで、超音波誘導下針生検を受けること
となりましたが、先生のQ&AではST-MMTが推奨されていますが、超音波誘導下針生検でも十分でしょうか?
また、癌で手術となった場合は、温存でなく全摘の方が放射線療法が必要ないのでいいのかと思いますが、全摘より温存の方がよいメリットがあれば教えていただきたく存じます。
お忙しいところ恐れ入りますが、よろしくお願い致します。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「ST-MMTが推奨されていますが、超音波誘導下針生検でも十分でしょうか?」
⇒物事はシンプルに考えましょう。
 「超音波で見える病変」⇒「超音波誘導下」で行うべき
 「マンモグラフィーで見える病変(石灰化)⇒「マンモグラフィー誘導下(ステレオガイド下)」で行うべき
 まったく単純に上記なのです。
 ○質問者が(マンモグラフィーで映っている)「石灰化を調べたい」ならば、(超音波誘導かではなく)「ステレオガイド下で行わなければならない」のです。
「全摘より温存の方がよいメリットがあれば教えていただきたく存じます」
⇒「乳房を残せる」それだけです。