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生検について

[管理番号:8908]
性別:女性
年齢:55歳
病名:
症状:
投稿日:2020年9月29日

先日、ID ○○で術後の定期検診でエコーをして頂いたものです。

当日、なるべく時間を取らせないようにと思い、質問する余裕がありませんでした。

(帰宅後、ニットセーターが見事に後ろ前逆でした)

次の通院が来月末になる事、又、不安な気持ちが大きく、初診から確定診断までの初動に無駄な時間を過ごしてしまった過去の経験から、今回は出来る事は前倒しでやりたいと思っています。

こちらでの質問は不適切かと思いますが、よろしくお願いします。

①昨日のエコーでのカテゴリーはいくつですか。
(心づもりの為)

②プロフェッシャルな田澤先生が生検を勧めたと言う事は悪性の画像だったのでしょうか。

③もし手術が必要となった場合は田澤先生にお願いしたいと考えていますが、その場合過去の放射線治療も含めた紹介状も必要になりますか。

④結果が出るのは11月中旬になりますが、仮に手術になった場合の日程は年明けになるのでしょうか。

又全摘の入院は三泊四日(+1日)であってますか。

田澤先生に生検して頂ける安心感と、一年半、乳癌プラザで勉強させて頂いた事で気持ちは初回より大分穏やかですが、早いタイミングでの局所再発になりますので結果がわかるまでの期間は振り出しに戻ったようでやはり不安です。

よろしくお願いします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

他院で術後、エコーしないから「エコーで見てほしい」として(特に市川で)通院されている方が結構(かなり)多いです。
そのような方の傾向として(前医での診療と)私の診療の温度差があるがために、余計な心配があるようです。

殆どの病院では気にしない(もしくは、「経過観察ね。」とする所見でも)私は患者さんが嫌がらない限り生検を勧めています。
そこには明確なスタンスの違いが存在していますが、(前医の診療に慣れている)患者さんにとっては、「生検を勧められる=癌の可能性が高い」と不安になるようです。

「①昨日のエコーでのカテゴリーはいくつですか。」
⇒カテゴリー3

「②プロフェッシャルな田澤先生が生検を勧めたと言う事は悪性の画像だったのでしょうか。」
⇒冒頭のコメント通り。
 
 明確な誤解があるようです。
 その原因は(巷の常識と)私の診療スタンスの違いです。

 この程度の所見で「生検を勧められる」ことは他ではないでしょう。
 私は(私にとっても、患者さん側にとっても)「100%確定診断の方がいい」というスタンスだからです。

 更に言えば、「私なら100%確定診断と言い切れる自信があるから」と言い換えても構いません。
 ★ せっかく生検しても(医師自身がその結果に100%自信が持てず)結局「3か月後経過を見ましょう」となるのであれば、それをやる意味がないからです。

「③もし手術が必要となった場合は田澤先生にお願いしたいと考えていますが、その場合過去の放射線治療も含めた紹介状も必要になりますか。」
⇒現時点で、「それを想定する」必要はありません。

「④結果が出るのは11月中旬になりますが、仮に手術になった場合の日程は年明けになるのでしょうか。」
⇒可能性が低いので、それを今考える必要は全くありません。

「又全摘の入院は三泊四日(+1日)であってますか。」
⇒55歳であれば、(全摘でも)2泊3日ですが、(今は日曜日入院が無いので)月曜日手術だと土曜日入院⇒月曜日手術⇒火曜日退院の3泊4日となりますね。(現時点で、手術の心づもりは全く不要ですが)