[管理番号:8665]
性別:女性
年齢:46歳
病名:左乳がん
症状:今はありません
投稿日:2020年6月20日
はじめまして。
いつもこちらで勉強させていただいております。
今年3月しこりに気づいて受診。
(およそ2センチ)
左浸潤性乳管ガン告知。
4月各検査で遠隔転移なし。
術前ステージ1。
5月部分切除で手術。
センチネルリンパ節
陰性。
今月に入り、病理検査の結果が出ました。
浸潤径10×10ミリ+乳管内進展50ミリあり。
ly0、v0
各グレード3、ki67は51%。
ハーツーは2
で、追加検査中です。
こちらでいつも見させていただいて、ステージが大切、とわかっていたつもりですが、高いグレード、さらに高いkiを目の当たりにして動揺しています。
この病理結果どれほどの再発転移率なのでしょうか。
また私の場合ハーツーは、陽性、陰性どちらの場合も、どれくらい再発転移率が高まりますでしょうか。
お願い致します。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
完璧な早期乳癌です。
「この病理結果どれほどの再発転移率なのでしょうか。」
⇒10%を切ることは間違いありません。(ルミナールBであれば正しく抗がん剤をした場合です)
「また私の場合ハーツーは、陽性、陰性どちらの場合も、どれくらい再発転移率が高まりますでしょうか。」
⇒殆ど変わらないでしょう。
HER2陽性ならば抗HER2療法をすることで、(結果)他のサブタイプと再発率は変わらなくなるのです。
質問者様から 【質問2 】
再発時期について
性別:女性
年齢:46歳
病名:左乳がん
症状:
投稿日:2020年7月9日
こんばんは。
先日は質問の回答ありがとうございました。
先生の回答に勇気づけられました。
追加検査していたハーツーは陰性でした。
先日からTC療法が始まりました(計4回)
その他変わり、放射線とホルモン療法の予定です。
再発について2回目の質問なのですが、
(ネット情報ですが)再発の危険が高いのが、治療2~3年後と7~8年後と出ておりました。
(長年にわたり注意が必要なことは理解しております)
私のように増殖能の高い場合は、治療後比較的早期の再発の危険が大きいのでしょうか。
よろしくお願い致します。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
「再発の危険が高いのが、治療2~3年後と7~8年後」
⇒根拠がない。
実際には「早期再発は2年以内」「5年超えれば」かなり減少します。
「私のように増殖能の高い場合は、治療後比較的早期の再発の危険が大きいのでしょうか。」
⇒早期なので、2年以内は殆どないでしょう。
質問者様から 【質問3 】
術後腫瘍マーカーとホルモン療法について
性別:女性
年齢:47
病名:左浸潤性乳がん
症状:
投稿日:2021年4月7日
いつも読ませていただいています。
以前8665番で質問させていただいた者です。
昨年6月左乳がん部分切除。
7~9月TC療法4回。
その後放射線30回(断端ギリギリ陰性だった為)終了しています。
その後ホルモン療法はせず、がん発覚前に採卵していた受精卵を1月に移植しましたが、陰性でした。
受精卵はもうひとつもなく、TC療法したので排卵も望めませんが、それでもホルモン療法をすることに、どうしても気持ち的に抵抗があります。
反面、せっかくステージ1で治療できたのに、
ホルモン療法せずにいるので、早く開始しなきゃという気持ちもあります。
(今は化学閉経しています)。
質問1
今の私の状態で、ホルモン療法をする、しないで、予後に与える影響はどれくらいでしょうか。
腫瘍マーカーについてです。
先生の回答をたくさん勉強し、個人差があることは、よくわかりました。
以下、昨年4月(術前)、12月、今年3月の結果です。
CA15-3は4、3、5。
CEAは、1.4、1.9、2.2。
結帰宅後、前の数値と比べて見て両方ともが、
前回から少しあがっているので、ホルモン療法をしていないのもあり少し気になりました。
私の検査結果は、どれくらいの数値まで、心配ないと考えられますか。
すみません、よろしくお願いします。
田澤先生から 【回答3】
こんにちは田澤です。
質問内容が今一つ明確ではありませんが…
不妊治療が終了したら、ホルモン療法を開始しましょう。(再発率がどれくらい下が
るのかは不明だし、気にしても仕方がない)
「CA15-3は4、3、5。
CEAは、1.4、1.9、2.2。」
⇒100%気にならない数値です。
ご安心を。
「どれくらいの数値まで、心配ないと考えられますか。」
⇒こういう「仮定のQ]にはお答えできません。
まずは、気にしないことです。