[管理番号:2344]
性別:女性
年齢:60歳
60歳 ○○(関西)県在住です。
毎年、検診でマンモとエコーを受けてきました。
昨年12月にはじめてエコーで4ミリの影があり細胞診をしました。
その際古い血のようなものしか採取できなかったのです。
医師からはどこかにぶつけたとかしたことはないか?とたずねられました。
そのような記憶がないと答え、結果がん細胞は検出されなかったのですが、3ケ後にもう一度細胞診することになってます。
田澤先生のQアンドAを隅々まで読んでおりますと下記のコメントが目に留まりました。
予約がとれましたら、先生に診ていただくことは遠方でも可能でしょうか。
『良性を良性と確定診断つける』事も大事な医療だと思います。
私であれば、針生検をして『①は○○、②は△△でした。全く心配ありません。
良性が悪性になる事はありませんので経過観察は一切不要です。
1年に1回の検診を継続しましょう』とします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
この膨大な量に膨れ上がった「QandAを隅から隅まで見る」とは恐れ入ります。
毎日数時間かけている甲斐があるというものです。
「昨年12月にはじめてエコーで4ミリの影があり細胞診」「古い血のようなものしか採取できなかった」「結果がん細胞は検出されなかったのですが、3ケ後にもう一度細胞診する」
⇒「細胞診」に拘らずに「針生検」を(3カ月待たずに)してしまえば「はっきり」します。
○一つの考え方としては「4mm程度」ならば「マンモトームすると、病変全てを採取することも容易」であり、「気になるものを残しておく」よりも「診断も確実だし、満足度が高い」と思います。
「予約がとれましたら、先生に診ていただくことは遠方でも可能でしょうか。」
⇒大丈夫です。
関西ならば「まだ交通の便がいい」ともいえそうです。(山陰や四国、九州などから来てもらっている方に聞くと本当に大変だと思います。)
「『良性を良性と確定診断つける』事も大事な医療だと思います。 私であれば、針生検をして『①は○○、②は△△でした。全く心配ありません。良性が悪性になる事はありませんので経過観察は一切不要です。1年に1回の検診を継続しましょう』とします。」
⇒随分前(初期の頃)にコメントした内容ですが、勿論今でも「その考え方は全く変わっていません」
○微妙な病変(4mmだと画像診断だけで確定診断は不可能でしょう)であればある程、マンモトームで「病変の全域を採取」することが有効なのです。
質問者様から 【質問2】
明快な回答有難うございます。
「○一つの考え方としては「4mm程度」ならば「マンモトームすると、病変全てを採取することも容易」であり、「気になるものを残しておく」よりも「診断も確実だし、満足度が高い」と思います。」
記のマンモトームとはステレオガイド下マンモトーム生倹のことでしょうか。
もしそうであれば、他の方へのコメントで、下記のように書かれていたので予約日を考慮したいと思ってます。
「細胞診を3ケ月に一回」上を3回するという期間のストレスから逃れられると思うとうれしいです。
「「遠方の方への対応」として
火曜日午前中受診⇒(その日の午後)ステレオガイド下マンモトーム生検という方法があります。
(つまり1日で済みます)」
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
「マンモトームとはステレオガイド下マンモトーム生倹のことでしょうか。」
⇒違います。
「超音波ガイド下」マンモトーム生検です。
これは、診察のまま行います。(曜日にかかわらず)
♯当然1日で終わります。(病理結果は2週間後ですが)