[管理番号:7163]
性別:女性
年齢:36歳
病名:ひだり良性葉状腫瘍
症状:ひだりが摘出後、みぎに多数のしこり
少し前に、母のトリプルネガティブ乳ガンについて質問させていただいた者です。
引き続き、いつもブログ、Q&Aを拝見させていただいております。
ありがとうございます。
元々高校生の時からしこりがあり、一度21歳で摘出して、乳腺線維腺腫の診断だったことがあります。
それから定期的に、自分で確認しながら、新たなしこりに気が付いた時には検診に行っていました。
なので、何個もしこりがある体質なようです。
2017年秋の検診時には気付かなかったか、そこまで大きくなかったひだり乳腺のしこりを、2018年春頃に気が付き、個人のクリニックを受診しました。
その2回とも、授乳中でした。
エコーで様子を見ていましたが、3センチを越えてきたので、摘出を希望しました。
その間、細胞診、組織診までしましたが、結果は線維腺腫でした。
ただ、大きくなる速度が早いから、葉状腫瘍も否定できないといわれました。
授乳中でできないので、断乳したらまたきてといわれ、11月頃に断乳後受診。
クリニックの先生に局麻は痛いよ、紹介しますといわれたため、県立病院に紹介してもらい、県立病院受診。
このサイズだと局麻でしょと言われ、術前に、線維腺腫切除の予定、葉状腫瘍も否定
できずと説明を受け、12/(中旬)に、局麻で摘出しました。
1ヶ月以上も過ぎた先週の再来日に結果説明があり、3.6センチの良性の葉状腫瘍でしたと言われました。
田澤先生のサイトでみていたため、マージンについて聞くと、つけていないと、うちではやっていませんと言われました。
自分が把握していた、大きめにとらないとならないということと全く違うため混乱しましたが、それ以上は聞けず、前から触れていた気になるしこりがみぎ側にもあるため、エコーしてもらいました。
結果、ひだりは新たなしこりはなく、みぎは何個もあるといわれ、その自分で触れているみぎのしこりについては、硬いから心配だから細胞診しましょうと、施行されました。
その結果を聞きに昨日受診し、摘出した葉状腫瘍についてもまた質問しました。
みぎの細胞診結果は、線維腺腫の所見ですが、左側の経過を考えると、葉状腫瘍の可能性もありますと書いてありました。
8ミリということで、触れる時にとんがっているように感じるのが不快だから摘出したいと話しましたが、今の段階では小さすぎてとれないから大きくならないかの経過をみる、あなたの場合は他にもみぎに1センチやら1センチ未満のしこりがあるんだから、
その一つを摘出して終わりと言うものではないんだから3ヶ月後に受診と言われました。
ひだりの12月に摘出した腫瘍の病理の結果について、また質問をし、病院の方針でいただけなかったため、自分が把握できた所のみですが、アーチファクトのためか腫瘍が露出しているようにみえますので、フォローお願いしますと書いていました。
活性化のある細胞の数?みたいなのが、0なので、とてもおとなしい細胞だということですと説明を受け、うちでは組織診で初めから葉状腫瘍だとわかっていても、大きくとることはしていませんと言われました。
教科書的には大きくとるとなっているけど、うちではやっていません、大きくとってもとらなくても、再発率は変わらないからと言われました。
そうですかとしか
言えずに帰ってきましたが、全く納得できない気持ちです。
ひだりのマージンつけずの摘出後の部分を、果たしてそのままにしていいのか、みぎのしこりにしても、どうしたらいいのか。
母の全摘手術も、その後の治療もこの病院のため、不安が募ります。
ひだりの再手術の必要性はあるのか、みぎのしこりについてもご相談したく、再手術の必要性があるならば、田澤先生の所を受診させていただきたいと考えております。
よろしくお願いいたします。
長くなり、申し訳ありません。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「ひだりの再手術の必要性はあるのか」
→「将来的な再発のリスク」を考えると再手術(マージンを切除)が望ましいとは思います。
ただ、再手術となると(どうしても)「最初からマージンを付けた手術よりも、
(結果的には)大きな切除となる」ことは了承が必要です。(局麻では不完全となりうるので、全麻が望ましい)
★葉状腫瘍は(あくまでも、現時点では)良性なので、(癌とは異なり)「絶対的な推奨」は存在しません。
ご本人が以上を承知の上であれば、「手術申し込みメール」してください。
「みぎのしこりについてもご相談したく」
→これは局麻で摘出(無論、マージンをつけて)でもいいですが、(もしも左を全麻で手術するなら)同時に右の摘出も可能です。
質問者様から 【質問2 良性葉状腫瘍について】
性別:女性
年齢:36歳
病名:ひだり良性葉状腫瘍
症状:
先週良性葉状腫瘍について質問させていただいた者です。
お忙しい中ありがとうございました。
田澤先生のお話をきいて、再手術をどうしたらいいのか、毎日毎日考えています。
現時点で良性であった葉状腫瘍で、経過観察のリスクがどこまで高いのかということです。
再手術の絶対的な推奨はないとのことでしたが、再発して悪性化していたということは絶対に嫌なので、大きく切除するとしても必要なら全麻で、もう片方の腫瘍も含めて、
やりたいです。
私の場合、病理の結果に書いてありました、活性化のある細胞の数?が0/10で非常におとなしい細胞だということを主治医に言われましたが、これが0というのは、再発率に関係があったりするものでしょうか?ただ、腫瘍が露出しているようにみえますので、フォローが必要ですとは書いてありましたが・・・
あとは、再手術をしたら、再発を考えないで過ごせると考えていいものでしょうか?
今、手術した傷跡の所が縫い目通りに硬い状態で、もししこりができても自分では気付きにくいのではないかと少し心配になったりしていますが、私のようなあちこちにしこりが
できやすい体質の人でも、大きく手術した後、自己健診で支障がないのか、等も行き過ぎた不安かもしれませんが、あったりもします。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
回答に前回と変更はありません。
「ひだりの再手術の必要性はあるのか」
→「将来的な再発のリスク」を考えると再手術(マージンを切除)が望ましいとは思います。
ただ、再手術となると(どうしても)「最初からマージンを付けた手術よりも、
(結果的には)大きな切除となる」ことは了承が必要
それ以外の情報(細胞分裂がゼロなど)を「穴の開く程」睨み付けても何の回答も出てきません。
あくまでも質問者自身の価値観次第なのです。