[管理番号:8463]
性別:女性
年齢:48歳
病名:乳癌
症状:乳癌
投稿日:2020年4月19日
はじめまして。
よろしくお願いします。
2013.10月右乳癌告知、放射線治療。
2014~16ホルモン治療、2018タモキシフェン服薬。
リンパ転移なし、浸潤径11mm、癌細胞グレード1、HER2陰性、
ki67普通(16%)組織型、硬がん。
でした。
そして、2020.4月左乳癌告知。
エコーで14mm。
マンモトーム生検までしました。
オペは、6月(中旬)日に決め、細部検査はこれからです。
私は、状況からして前回同様の治療をお願いしたいと主治医に伝えました。
主治医は、初発の年齢などからして遺伝性乳癌の可能性を疑い。
今回全摘した方がいいと言われ…主治医は卵巣癌のリスクもあがるからと言われ目の前が真っ暗になり、自分の考えが本当に正しいのかわからなくなりました。
独身ですので、出産経験はありません。
喫煙もしておりません。
御多忙の所申し訳ありませんが、田澤先生どうか御回答を頂けましたら幸いです。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「主治医は、初発の年齢などからして遺伝性乳癌の可能性を疑い。」
⇒初発時41歳ですよね?
両側だから「遺伝性乳癌を疑う」のは間違いではありませんが、41歳の乳癌なんて(現在は)全く珍しくもなんともありません。
「今回全摘した方がいいと言われ…主治医は卵巣癌のリスクもあがるからと言われ」
⇒「全摘したほうがよい」とか、「卵巣がんのリスクもある」という根拠が「遺伝性乳癌かもしれない」というのであれば…
そんな「仮定」の話ではなく、BRACAnalysisを行いましょう。
『今週のコラム 231回目 BRACAnalysis検査の適応拡大 2020/4/13依頼分より』をご参照ください。
質問者は「2個以上の原発性乳癌発症」に該当しているので保険適応となります。
「(今回は)目の前が真っ暗になり、自分の考えが本当に正しいのかわからなくなりました。」
⇒(保険適応である)BRACAnalysisも勧めずに、(自分の感覚だけで)脅すような言い方をするのは如何なものか?