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境界悪性の葉状腫瘍

[管理番号:13018]
性別:女性
年齢:34
病名:
症状:
投稿日:2025年08月30日

東海エリア在住、34歳女性です。

これまで毎年エコーで乳腺検査を受けていましたが、今年4月に新たに1cmの腫瘍が見つかりました。昨年は何もないところに出来ていたので、細胞診することになり、結果は良性の線維腺腫ではないかということでした。
ただ、昨年なかったものが急に出来たものなので念のため3ヶ月後の7月に受診となりましたが、その時腫瘍は2cmになっていました。
大きくなるスピードが早いので組織検査もしたほうがいいと言う話になり、手術も視野にいれるのであれば、ということで大きい病院に転院することになりました。

・転院後、8月中旬に組織検査と造影MRIとマンモトームによる検査を受けた結果「境界悪性の葉状腫瘍」と診断されました。

以下、先生にお尋ねしたい事です。

①4月時点では腫瘍は約1cm、7月には2cm、8月末現在では約2.3cmと大きくなっています。手術の予定が10月の末と少し先になっていて、不安になっています。このまま待っていても大丈夫なのでしょうか。

②手術をお願いするときに、2センチのマージン以外に医師に伝えた方がいいことはありますでしょうか。

②もし早めにしたほうが、ということで、田澤先生のところで手術をお願いした場合、10月末より早くお願いできますでしょうか。

③田澤先生のところで手術をお願いした場合、定期検診の必要性と、もし必要とのことでしたら、どれくらいのスパンでお伺いすることになるのか。もしくは定期検査は私の地元の病院で引き継いで検査することもできるのでしょうか。

以上になります。
お忙しいとは存じますが、田澤先生のご意見を伺いたいです。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

葉状腫瘍の手術で最も重要なことは「サイズが小さいうちに手術」です。
その理由としては
1.マージンを安全に十分とれる。
2.小さい場合には悪性葉状腫瘍は殆どないが(仮にあったとしても小さいうちなら悪性でも根治の可能性が高い)時期を置いて育ててしまうと悪性葉状腫瘍のリスクが間違いなく上がる

①4月時点では腫瘍は約1cm、7月には2cm、8月末現在では約2.3cmと大きくなっています。手術の予定が10月の末と少し先になっていて、不安になっています。このまま待っていても大丈夫なのでしょうか。
→冒頭のとおり、「10月の末」だと2か月。当然ですが早いに越したことはありません。

②手術をお願いするときに、2センチのマージン以外に医師に伝えた方がいいことはありますでしょうか。
→全方向で露出させないこと(必要であれば直上の皮膚や直下の大胸筋も合併切除する)

②もし早めにしたほうが、ということで、田澤先生のところで手術をお願いした場合、10月末より早くお願いできますでしょうか。
→今の時点で10月第2週から可能です。

③田澤先生のところで手術をお願いした場合、定期検診の必要性と、もし必要とのことでしたら、どれくらいのスパンでお伺いすることになるのか。もしくは定期検査は私の地元の病院で引き継いで検査することもできるのでしょうか。
→境界悪性の場合には現状3㎝以下なので根治となりますが、最初の2年間は半年に1回程度検診→その後は年に1回の乳がん検診に戻るくらいです。

無論地元でも問題ありません。(再発リスクはほぼゼロだから)

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