Site Overlay

乳がんの急速な成長について

[管理番号:12903]
性別:女性
年齢:41
病名:乳がん
症状:左胸のしこり
投稿日:2025年07月16日

はじめまして。先生よろしくお願いいたします。
5月末に左胸にしこりを発見、6/(中旬)に乳腺科のあるクリニックを受診し、細胞診をして乳がんHER2タイプと診断を受けました。その際のエコーで2.3センチだったとのことで紹介状を書いていただきました。紹介していただいた先の病院では今の時点では部分切除もできるとのことでまずはエコーとMRIと遺伝検査の予約をとりました。
しかしその時点でがんは自分で触ってもわかるくらい大きくなっていました。その旨主治医に伝えましたが、エコーでみましょうねとのことでお話だけで終わりました。
翌日エコー行きましたが技師さんがあれ?こんなに大きかったっけ?と言っていましたが、結果は先生からなので何も言えませんとのことでした。
結局そこから2週間経ち、あまりにしこりが大きく痛みもでているので今日予約外で診てもらうことになりました。そして触診した先生がやはり6センチくらいになっているとおっしゃいました。最短で抗がん剤をしましょうとなりました。

一カ月でこんな急激におおきくなることがあるのでしょうか?2週間後の抗がん剤開始までドキドキが止まりません。

セカンドオピニオンも視野に入れていましたが、この大きさになってしまったということは早く治療を始めるほうが先決でしょうか。

お忙しい所申し訳ございませんが、ご回答いただけましたら助かります。よろしくお願いいたします。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

重要なことはHER2 typeだからといっても「必ず抗癌剤(この場合はanti-HER2
therapy)が効くとは限らない」というリスクの認識にあります。
担当医にとっては(効かなくても)「あー効きませんでしたね。」で終了してしまうことでも患者さん本人にとっては、「そういうわけにはいかない」と真剣に考えるべきです。

一カ月でこんな急激におおきくなることがあるのでしょうか?2週間後の抗がん剤開始までドキドキが止まりません。
⇒皮膚所見がなければ、手術先行が最も安全です。(抗癌剤が効かなかったら手術不能となり)大変な状況に一気に追いつめられることとなります。

セカンドオピニオンも視野に入れていましたが、この大きさになってしまったということは早く治療を始めるほうが先決でしょうか。
⇒真剣に「anti-HER2 therapyが効かなかったら、収拾がつかなくなる」ことを理解して手術先行とするような外科医を選ぶべきです。
ご参考に。

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/8/6
***