[管理番号:12620]
性別:女性
年齢:41
病名:非浸潤性乳管癌
症状:特にありません。
投稿日:2025年04月04日
昨年12月に受けた職場の健康診断で要精密検査となり、今年1月にマンモトーム生検を受け、2月に非浸潤性乳管癌の診断を受けました。
その後、術前の検査として、骨シンチ、CT、胸のMRIの検査を受け、術前の診断は低グレードの非浸潤性乳管癌と改めて診断され、今月手術を受けることになりました。
しこりにはなっておらず、超音波画像では、黒いもやもやっとした部分が癌と言われたのですが、素人目にはあまりよくわかりませんでした。
広がっていそうな範囲は3センチくらいです。
3月で全担当医が退職されるということで、先日執刀医の先生の診察を受けたのですが、画像を見ながら「この辺だったら浸潤していてもおかしくなさそうだね」や「ここがリンパ節だけど、色が濃いなー」など、全担当医とは違うリアクションをされ、不安になってしまいました。
術後の病理検査でステージが変わることがあるのは承知していますが、低グレードの非浸潤性乳管癌と言われていたものがリンパ節転移までしているという可能性もやはりあるのでしょうか?
ちなみに、癌のタイプとしてはルミナールAと言われています。(全担当医からは、とても大人しいタイプの癌で、手術も急ぐ必要は全くないと言われていました。)
もし、リンパ節まで転移していたら、術後の治療はホルモン剤のみとなるでしょうか?
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
まずあくまでも現時点で「非浸潤癌」なのに「骨シンチやCT」を行うこと自体、
(表現は強いですが)「犯罪的」とも言えます。(おそらく、どこぞの大病院なのでしょう)
そもそも術前組織診断で「非浸潤癌」なのだから、「もしも浸潤していたら…」などと悩んでも全く意味がありません。所謂「杞憂」となる可能性も十分にあります。
癌のタイプとしてはルミナールAと言われています
⇒これも(実際には)誤りです。
現在のER,PgR,HER2などは非浸潤部分での検索なのだから(そもそも「HER2」検索自体、非浸潤癌では適応外ですが…)何の意味もありません。
万が一「浸潤癌だったら、その浸潤部分でER, PgR, HER2, Ki67を検索すべき」なのです。
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(回答が公開されてから2週間後)
2025/4/21
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