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浸潤性小葉がん

[管理番号:12600]
性別:女性
年齢:52
病名:浸潤性小葉がん
症状:特になし
投稿日:2025年03月29日

病院選びでご教授いただけると幸いです。
2月に区の乳がん検診で要精密検査となり、近隣の総合病院で針生検をしました。結
果は、浸潤性小葉がんでした。
ER>90%,PgR>90%,Ki-67:20%-30%(hot spot),HER2 DISH:negative
(HER2/CEP17radio:1.35)
E-cadherin(-)
エコーでは10㎜程度
マンモでは写らず
総合病院でがんセンターに紹介状を書いてもらい行ってきました。
そこで、
①針生検した総合病院(がん診察連携拠点病院)ではMRIをして1ヶ月以内に全摘出
(再発に怯えながら過ごしたくないので私が希望しています)し、その後ホルモン治療10年
②がんセンターでは、手術まで12週間かかる。その前にホルモン治療を始めて手術を待つと言われました。
こちらも全摘出、ホルモン治療5-10年
これからエコー検査とPET-CTをして結果が出てから診察が4/(下旬)、そこからホルモン治療開始です。
①の病院では4月中に全摘が終わるので、時間を優先するか、手術までかなり待ちますが②のがん専門病院で治療するか悩んでいます。早く取りたい気持ちと症例の多い専門病院にするかわからなくなってしまいました。
田澤先生のご意見を伺いたく、よろしくお願いいたします。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

①の病院では4月中に全摘が終わるので、時間を優先するか、手術までかなり待ちますが②のがん専門病院で治療するか悩んでいます。
早く取りたい気持ちと症例の多い専門病院にするかわからなくなってしまいました

⇒申し訳ありませんが…

その「がん専門病院」が症例が多いといいますが…
何人の医師で手術してますか?
手術の精度は、その執刀医の技術だけであり中途半端な医師が大勢いても何らいいことはないでしょう。

ただ、勿論質問者がそのような病院に(何となく?)安心感があるのであれば選択してもいいでしょう。
参考にならなかったらすみません。

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/4/16
***

  

質問者様から 【質問2】

ステージが分かりません
性別:女性
年齢:52
病名:浸潤性小葉癌
症状:
投稿日:2025年05月26日

2025/4/2に質問させていただきました。先生からのご回答を受け、近隣の病院にて4/(中旬)に全摘手術を終え4/(下旬)退院しました。
病理検査の結果は針生検時と同じ浸潤性小葉癌でした。ホルモン治療を10年でノルバデックスを処方されました。
病理検査結果の紙をいただき読めばステージが書いてあるのかと思い医師に聞きませんでした。
①検査結果から私のステージをご判断いただきたい。
②静脈侵襲を軽度認めるとの所見がひっかかっており心配になってきましたが、全身の血管に回ってしまっているのでしょうか。

先生のご意見をいただきたく、よろしくお願いいたします。
invasive lobular carcinoma,locus
CD,9??7mm/15??8mm,pT1b,f,Ly0,V1(EVG),pN0(sn)(0/1),surgical
margin(-;3mm),Histological grade II
ER(>90%),PgR(90%),Ki-67:1-5%,HER2:score2+ HER2 DISH:negative
左乳房全切除術検体 
全体160×150×20mm 皮膚115×47mm大
割面では、10×6×15mm大の境界不明瞭な硬い灰白色領域を認める
組織学的にはクロマチン粗造な類円形腫大核と淡好酸性細胞質を持つ腫瘍細胞の増殖を認める。腫瘍細胞は結合性の低下を示しながら、索状、小胞巣状を示して浸潤している。一部に間質の繊維化を伴いながら充実胞巣状を形成して浸潤する成分も見られる。浸潤癌の近傍には充実型やpagetoid進展を呈する乳管内病変を認める。3×2mmの非浸潤小葉癌が浸潤癌から離れて見られるが、距離は4mmに留まり、一連の病変と判断する。浸潤径は割面における最大でおよそ9×7mmで、乳管内病変を含む腫瘍径は再構成しておよそ15×8mmである。乳腺外脂肪組織への浸潤を認める。リンパ管侵襲は認めない。静脈侵襲を軽度認める。断端は陰性で、断端からの距離は近いところで断端から3mmの部位にまで浸潤癌を認める。
腺管形成スコア3点、核異型スコア2点、核分裂像スコア1点合計6点でGrade IIである。

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

①検査結果から私のステージをご判断いただきたい。
⇒浸潤径は割面における最大でおよそ9×7mm=pT1b、pN0,pStage1となります。

②静脈侵襲を軽度認めるとの所見がひっかかっており心配になってきましたが、全身の血管に回ってしまっているのでしょうか。
⇒違います。
静脈侵襲はたんに、標本の静脈に「たまたま」癌細胞が存在しているように見える所見にすぎません。
無視しましょう。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/6/18
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