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手術跡に増えていく赤い出来物

[管理番号:12496]
性別:女性
年齢:43
病名:乳がん再発の疑い
症状:術後4ヶ月~5ヶ月で現れた出来物
投稿日:2025年02月19日

こんばんは。
はじめまして。

2024年に石灰化が見つかり、
半年後まで様子見をし、半年後にしこりはないが、乳がんであることがわかりました。
8月に右胸全摘手術をしました。
その後タモキシフェンを服用しておりましたが、副作用がキツく中断し、再び半錠からスタートして3ヶ月です。
術後4~5ヶ月辺りから、手術跡の上下に丸い赤い硬い出来物が増えていき、受診したところ、即病理検査になりました。
あと一センチ以上の平べったい硬いものも触ると感じます。
元々喘息があるのですが、咳も1ヶ月半続いていると話したこともあり、全身も見てみるということになり、明日PET検査となりました。
ちなみに肝臓の数値も上がっているため、タモキシフェンも中止になりました。

ステージ1、リンパ転移なし
ハーツ陽性で、進行が早いタイプということだったのですが、やはりこれは再発なのでしょうか。
そして肺などに転移の可能性があるのか不安です。
もしこんなに早く再発し、転移だのとなると、どんなにあがいても私は勝てないのでしょうか。
検査結果を待てばいいだけの話ですが、先生の見解をお聞きしたいです。

よろしくお願いいたします。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

手術跡の上下に丸い赤い硬い出来物が増えていき、受診したところ、即病理検査
⇒術後4か月というのは「余りにも早すぎる」という印象ではありますが…

担当医の反応(即病理検査)も含めて、ほぼ間違いなく「皮膚再発」と思います。

ハーツ陽性で、進行が早いタイプということだったのですが、やはりこれは再発なのでしょうか
⇒上記参照

そして肺などに転移の可能性があるのか不安
⇒これは違うと思います。

局所再発と遠隔転移再発は「厳格に」区別しましょう。(咳は無関係ですよ)

もしこんなに早く再発し、転移だのとなると、どんなにあがいても私は勝てないのでしょうか
⇒PETでは他に異常が無い可能性が「かなり」高いと思います。
理由としては「早期」であること術後「4か月」であることから、遠隔転移は無いでしょう。

大事なことは、まずは「手術」
その後放射線や薬物療法は「その後」考えましょう。

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/3/8
***

  

質問者様から 【質問2】

抗がん剤治療が中止
性別:女性
年齢:44
病名:皮膚再発
症状:抗がん剤が出来ず
投稿日:2025年03月16日

おはようございます
2月の終わりに皮膚再発について質問させていただいたものです。
毎日落ち込む中、こちらで先生から転移はない、咳と転移は切り離して考えることを
教えていただき、前を向けました
他の方へのコメントでもよく見ていたものの、実際そのように仰っていただけると、
本当にうれしかったです
そして、結果は転移はやりなして、局所再発とのことでした

治療についてはこれもこちらでよく見る、手術が先で!といった形にならず、抗がん剤治療を先で、その後手術といった形になりました

抗がん剤治療の為の入院までの期間、段々これでいいのかと思うようになり、セカンドオピニオンや転院なども考え、相談センターにも相談したのですが
この県では大体抗がん剤が先のやり方は変わらない、ただ不安が残る中治療をするのはよくないので転院もありではないかと言われました

私の疑問、質問としては
肝臓の数値が悪く、抗がん剤治療が出来なくなり、2週間様子を見ることになったのですが、、
2週間後に果たして下がり、治療が出来るのか、、

①出来なければまた数週間様子見をするのかと思うと、さすがにこのままガンを持ったまままで大丈夫なのでしょうか?
②相談先で4ヶ月ほどで再発の症状が出たことも、取り残しか、ガンが潜んでいたのか、余程強いガンなのか、どれは実際分からないと言わたのです。
医師には抗がん剤治療が出来るまでの不安を伝えると、数週間では広がったりはしないと言われましたが、、
この数週間はPET検査からです
じゃぁなぜ4ヶ月程で再発になったのかと矛盾を感じております
先生はどのように思われますか?

取り残しなら取り残しの方がまだましな気もしてきます
ガンがとんでもなく強いなら、胸の出来物が出来はじめもう2ヶ月以上は経っており、さらになかなか治療も出来ないままだと、それこそどんどん広がるのではないでしょうか?
③以前から少し離れた位置にも出てると言われてます
局所再発とはまた違うと考えられるのでしょうか
見た目には10個近く赤い出来物があり、毎日お風呂に入るのも目に入るのが辛いです

治療方針についてはもう受け入れるしかないのかなと思っていましたが、色々これでいいのかなと思うところもあります
先生の見解をまた聞かせてください
長々と失礼いたしました

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

大変申し訳ありませんが…
ここが本当のターニングポイントとなるように思います。

何故純粋な局所再発なのに「抗癌剤先行をゴリ押し」するのか?
全く馬鹿馬鹿しい!

それよりも、とにかく「今、目の前にあるリスク(局所再発)を綺麗に取り除く事」それが重要です。

しかも肝機能のこともあり延期など…
そして「延期して肝機能が回復して行ったとして」その抗癌剤が効くとは限らないのです。

確実な方法(手術)すべきです。 抗癌剤は手術後に行えばいいのです。
♯術後「空けなくては」いけないというのは誤りですよ。 私は患者さんの希望があれば翌週から外来で抗癌剤します。(入院中に術後翌日に行ってもいいのですが、料金の問題で退院後外来でしかできないのです)

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/3/31
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