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オンコタイプと浸潤径

[管理番号:12489]
性別:女性
年齢:46
病名:右浸潤性乳がん
症状:部分切除切除後
投稿日:2025年02月16日

このサイトでいつも救われている者です。
ありがとうございます。
オンコタイプの適応について教えてください。
術後、抗がん剤についてはオンコタイプをしてから、と考えていました。ところが、
腫瘍径が5×5.5センチと大きく、担当医からはオンコタイプうんぬんじゃなく、抗がん剤やらないといけないよね、と言われ混乱しています。
術前、術後の結果です。

[術前(組織診)]
右外側上方にしこりあり浸潤している乳管癌と診断。
ホルモン受容体陽性、ハーツー陰性、ki35.4%。エコーにて2.1センチの浸潤癌(手術の半年前に撮った画像を参照。半年前からしこりを訴えていたが、その時の担当医から大丈夫大丈夫と言われ続け放置されていました)
喘息のためMRIできず広がり不明だが部分切除可能の診断。
CT上、遠隔転移なし。
リンパ節腫大あり。
右乳輪下にしこりあり肉芽腫乳腺炎の診断で半年間ステロイド内服療法実施。担当医代わり乳輪下膿瘍の診断。

[術後]
エストロゲン90%
プロゲステロン70%
ハーツー陰性
Ki26%
腫瘍径、浸潤径5×5.5センチ
センチネルリンパ節生検で1ミリ程の微小転移あり郭清し、1/7との事。
悪性度説明なし。
断端陰性だが、リンパ管への浸潤大きく、乳房内に飛んでいる可能性があると説明あり。
悪性度説明なし。ステージ3。
乳輪下は病理結果でやはり肉芽腫性乳腺炎ではなく乳輪下膿瘍の診断。
EC療法ともう1つ抗がん剤、放射線、ホルモン剤、ベージニオを勧めるとの事。

もともと術前化学療法を強く勧められましたが、手術先行をお願いし部分切除をしていただきました。
Kiが術前より下がっていること、リンパ節転移が微小転移1つだったことをは嬉しかったのですが、浸潤径が大きくショックでした。
全摘にすべきだったと思いました。
畳みかけるように抗がん剤をやるしかないという担当医からの説明があり、オンコタイプが適応だったとしても担当医は意味がないと考えているのが伝わってきたため、
心も折れて聞けませんでした。
術前にやっておけば良かったね、素人なんだからこちらに任せてほしいとまで言われました。
担当医は最善の治療を提示してくださっているのだと思いますが、抗がん剤の説明がメインで他の治療法、再発率などの説明はなく、私がやりますと言うのだけをただ待っている感じで、大変苦しかったです。それほどまでに悪く、抗がん剤やらなければ絶対再発して予後が悪いと伝えたいのだな、と感じました。

お忙しいところ恐縮ですが、オンコタイプを保険適応で受けることができるのか、腫瘍径が大きければ抗がん剤をした方がいいのか教えてください。
それとステージはⅢaでしょうか?
ご教示のほどどうぞよろしくお願いいたします。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

担当医は、根拠なく「浸潤径が大きいから抗癌剤すべき」とは甚だ困ったものですね。

オンコタイプを保険適応で受けることができるのか
⇒無論、適応あります。
 OncotypeDXの適応はluminal type(ER positive)かつHER2陰性かつ「リンパ節転移3個以内」です。

腫瘍径が大きければ抗がん剤をした方がいいのか教えてください。
⇒全く根拠がない。
腫瘍が大きいと抗癌剤が効くなど、馬鹿馬鹿しいことは火を見るよりも明らかです。

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(回答が公開されてから2週間後)
2025/3/4
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