[管理番号:12480]
性別:女性
年齢:48
病名:
症状:
投稿日:2025年02月14日
昨年9月にトリプルポジティブ(Ki67-54%)腫瘍の大きさ21mmと告知されました。
ちなみに、一昨年12月の健康診断で要再検査とでて、1月にすぐクリニックを受診しマンモとエコーをしましたがその際は「血流・硬さ・温度・形」等から1cmの良性腫瘤でしょう、形が少しだけ歪なので半年後に再検査に来るよう言われた結果、9月に乳がんの告知でした。8月に再検査したので7ヶ月で1cm→2cmへ大きくなっていました。
その後大学病院へ移りMRI、CT、マンモ、エコーの検査の後、半年の術前抗がん剤治療中です (ECx4、ドセハーパーx4)
リンパ節転移に関して質問です。
一般的に「リンパ節転移の有無で予後が違う」と言います。私は現在の検査では「リンパ節転移無し」と言われています。確定診断は来月予定の手術時のセンチネルリンパ節生検です。主治医に、リンパ節転移の可能性を聞いたところ「検査しないと100%はわからないが、画像でわからない微小転移があったとしても、抗がん剤がよく効いているので、消えているのではないか」との事でした。
①引っかかるのは「微小転移があったとしても抗がん剤で消えている」ケースは、所謂「リンパ転移なし」の予後と同じと考えていいのでしょうか。
最初の画像上でリンパ節転移がなかった同一患者でも
抗がん剤前に手術→センチネルリンパ節生検で陽性→リンパ郭清→リンパ節転移ありとしての予後を予想
抗がん剤後に手術→センチネルリンパ節生検で陰性→リンパ郭清なし→リンパ節転移なしとしての予後を予想
という解釈になるのでしょうか、、、?? 実際は抗がん剤で消えていただけなのに??と疑問なのです。
②さらに、乳がんが「抗がん剤で完全奏功」していても摘出するのに、リンパ節転移が「抗がん剤で消えている」状態であれば郭清せずに残すというのはどうして??と疑問に思いました。
⇒上記同様。(術前抗がん剤を選択した時点で仕方がないのです)
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
1月にすぐクリニックを受診しマンモとエコーをしましたがその際は「血流・硬さ・温度・形」等から1cmの良性腫瘤でしょう、形が少しだけ歪なので半年後に再検査に来るよう言われた結果、9月に乳がんの告知でした
⇒今回の主旨とは外れますが…
このようなクリニックが消滅して「癌の可能性があれば(無駄な経過観察などせずに)きちんと組織診をする」乳腺外科医が少しでも増えることを願ってやみません。
その後大学病院へ移りMRI、CT、マンモ、エコーの検査の後、半年の術前抗がん剤治療中です (ECx4、ドセハーパーx4)
⇒何故、術前抗がん剤しているのか?意味不明です。(おそらくHER2陽性だから… みたいな適当な理由でゴリ押ししたのでしょう。全くナンセンス!)
リンパ節転移に関して質問です。
一般的に「リンパ節転移の有無で予後が違う」と言います
⇒よく考えてください。
ステージは「腫瘍径(浸潤径)」と「リンパ節転移の程度(0、1~3個、4個~9個、10個以上)」の組み合わせで決まります。
ステージは予後を知るためなのだから「リンパ節転移の有無でステージが変わる=予後の数字が異なる」
至極当たり前のことなのです。
①引っかかるのは「微小転移があったとしても抗がん剤で消えている」ケースは、所謂「リンパ転移なし」の予後と同じと考えていいのでしょうか。
最初の画像上でリンパ節転移がなかった同一患者でも
抗がん剤前に手術→センチネルリンパ節生検で陽性→リンパ郭清→リンパ節転移ありとしての予後を予想
抗がん剤後に手術→センチネルリンパ節生検で陰性→リンパ郭清なし→リンパ節転移なしとしての予後を予想
という解釈になるのでしょうか、、、?? 実際は抗がん剤で消えていただけなのに??と疑問なのです。
⇒そもそも「何故術前抗がん剤しているのか?」
その理由をもう一度考えましょう。
術前抗がん剤をすると解らなくなることはいっぱいあります。
なので仕方がないことです。
②さらに、乳がんが「抗がん剤で完全奏功」していても摘出するのに、リンパ節転移が「抗がん剤で消えている」状態であれば郭清せずに残すというのはどうして??と疑問に思いました。
⇒上記同様。(術前抗がん剤を選択した時点で仕方がないのです)
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/3/3
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