Site Overlay

術後抗がん剤について

[管理番号:12263]
性別:女性
年齢:53歳
病名:
症状:
投稿日:2024年11月19日

■1回目:34歳
浸潤性髄様癌 ステージⅠ ホルモンレセプター陰性 グレード3
温存手術+放射線治療
年齢的に若いことから抗がん剤治療をすすめられましたが、絶対にやりたくないと主治医に伝え、行っていません。

■2回目:43歳
非浸潤性アポクリン癌 ホルモンレセプター陰性 部分切除のみ

■3回目:53歳
浸潤性充実腺管癌 ステージⅠ ホルモンレセプター陰性 HER2陽性 グレード3 ki30
乳房全摘手術

手術は3回とも同じ先生で、化学療法は別の病院での治療になります。

癌の種類が違いますが、腫瘍の位置が2回目の手術痕に近いことから、主治医は再発と考えているようです。

今回HER2陽性で悪性度が高いということで、術後抗がん剤治療をすすめられました。
ドセタキセル+エンドキサン+ハーセプチン+パージェダ4回終了後、ハーセプチン+パージェダ14回。
CVポートの埋め込みもすすめられました。
正常細胞にもダメージを与えてしまう抗がん剤治療には抵抗があり、治療費も高額な為迷いがあります。
1回目に抗がん剤治療をしなくても再発転移をおこしていないため、今回もやらなくても大丈夫なのではないかという思いもあります。
田澤先生のご意見をお聞かせください。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

1回目に抗がん剤治療をしなくても再発転移をおこしていないため、今回もやらなくても大丈夫なのではないかという思い
⇒それも理解できますが…

私が注目するのは以下の2点
1.「抗癌剤を今までやっていない」
2.HER2陽性であり(トリプルネガティブとは異なり)「きちんとしたターゲットがある」

以上より、担当医同様の治療を勧めます(無論ゴリ押しではありませんが…)

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2024/12/10
***

質問者様から 【結果・経過2】

納得できました
性別:女性
年齢:53歳
病名:右乳がん
田澤先生の診察:[診察なし]
田澤先生の手術:[手術なし]
投稿日:2024年11月27日

実は現在分子標的治療中で、抗がん剤治療は完遂してます。
QAに投稿したのは、本当に抗がん剤治療が必要だったのか、田澤先生のご意見を伺って確かめたかったのです。

治療前、今の抗がん剤は以前に比べて副作用が少ないと、主治医からも腫瘍内科の先生からも言われ、それを鵜呑みにした。
実際は、毎回治療後1週間は色々調子が悪く、特にジーラスタの翌日と翌々日は、体を起こしていられないような状態でした。
脱毛後に生えてきた髪は白髪率が高く、体力的にも20歳老け込んでしまった感覚で、全身の筋肉痛と手指の強ばりと痛みが続いています。
腫瘍内科の先生に伝えたところ、症状が発出したのが最後の抗がん剤治療の2ヶ月後であることから、薬の副作用とは考えにくい、ホルモン治療をするとそうゆう症状が出ることがあるけど、ホルモン治療してないのになんだろうねーと、はっきりせず、鎮痛剤を処方されました。

年齢的に更年期なのかと、エクオールを飲み始めましたが改善せず、主治医に相談しても、ドセタキセルの副作用の末梢神経障害と言われました。
明らかに痺れとは違う痛みのため、リウマチなのかと、分子標的治療を行っている病院の整形外科を受診しましたが、血液検査の結果リウマチでは無い、抗がん剤の影響だろうと言われました。
処方された薬(トアラセットとノイロトロピン)を薬を飲むと少しにマシなるものの、痛みがゼロにならない状態で、抗がん剤のせいだとしたら、抗がん剤はとんでもなく恐ろしい、そもそもやりたくなかったのだからやらなければよかったと後悔していたところ、こちらのサイトを知りました。
そして化学療法閉経のことを知り、これだ!!とやっと腑に落ちました。

治療前の説明で、抗がん剤治療をすると閉経する(生理が止まる)と聞いていませんでした。
もしかしたら、私は10年前に子宮と片方の卵巣を摘出しており、生理が無かったから説明が無かったのかも知れません。
事前に説明があれば、もしくは症状を伝えた時に教えていただけたら、こんなに悶々とすることもなかったのにと思います。

田澤先生のおかけで、やはり抗がん剤治療は必要だったのだと納得することができました。
長々と記載してしまい申し訳ありません。
本当にありがとうございました。

<Q&A結果>

***
【結果】の送信は、【質問】として扱わないので
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/12/10
***