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乳がん手術後の定期検診の頻度と検査について

[管理番号:12228]
性別:女性
年齢:36
病名:右乳房浸潤癌
症状:手術後の定期検診
投稿日:2024年11月12日

乳がんのため右乳房を乳頭乳輪温存手術をしました。
浸潤径9ミリでリンパや血管にも転移のない早期だったのでホルモン治療は拒否して妊娠を目指しています。
7月に手術し次回は来年の1月に妊娠していないならCT、MRI含めての検査をすると言われました。
妊娠の可能性があるときには血液検査との事でした。
手術後の検査の頻度と検査内容はどのようなものなのでしょうか?
CT等、無駄な被爆はしたくありません。
田澤先生ならばどのような診察をなさいますか?

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

術後の経過観察にスタンダードもガイドラインもありません。
強いてエビデンスを求めれば「年に1回のマンモグラフィー」だけとなります。

そのため施設によって極端なケースもあり「1年に1回のマンモグラフィーのみ」~「半年に1回のCT採血MRI」みたいに非常に幅広いのが実状です。

手術後の検査の頻度と検査内容はどのようなものなのでしょうか?
⇒上記通りです。
 
CT等、無駄な被爆はしたくありません。
⇒無論、CTを撮影しなくてはいけないことは「全く」ありません。
 (たとえその時点で妊娠していなくても)それを断る権利は十分あります。

田澤先生ならばどのような診察をなさいますか?
⇒浸潤癌であれば
採血腫瘍マーカー(質問者の様な早期では半年に1回、そうでなければ3か月に1回)
診察エコー(ホルモン療法で3か月に1回通院している方は3か月毎、そうでなければ半年に1回)
マンモグラフィー(痛いから嫌と言う人は無、そうでなければ1年に1回)

ご参考に。

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(回答が公開されてから2週間後)
2024/12/2
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