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ki67が80%もあり転移が心配です。

[管理番号:12075]
性別:女性
年齢:49
病名:浸潤性乳管癌
症状:しこりの大きさ最大径1,6センチ。ホルモン陽性、HER2陰性 ki67が80%
針生検の結果は浸潤性乳管癌(非浸潤性が主体、ごく一部浸潤性)
投稿日:2024年09月24日

7月に右胸に痛みを感じ、自分で触ったところ乳頭の下にしこりを発見しました。8/(上旬)に針生検をしてその結果、乳管癌と診断されました。その後8月末にCT.MRIを撮り遠隔転移は認められませんでした。検査した病院は手術出来ないため、9/(下旬)に初めて手術する病院で診察をしました。
エコーすると右脇に怪しいものがあるということで、細胞診をして、今結果待ちです。

その時言われたのはもし、脇のしこりが(自分では全くわかりません)悪性だったら術前抗がん剤。良性だったら11月に手術して、オンコタイプもして抗がん剤やるかどうか、にする。と言うことでした。しかし、過去の先生の質問集を見ると、術前抗がん剤は効果がなかった場合などあまり意味が無いのかと思い、悪性だとしても術前抗がん剤は、やりたくないと思っています。ただki67が聞いたことないぐらい高いので、一刻でも早く抗がん剤治療したほうがいいのか、迷っています。ちなみに手術は混み合っていて11月までできません。
それまで待って転移が増えるのも怖いてす。
今も、毎日右胸や脇が痛いです。

先生にお聞きしたいのは、ki67が高くても手術を11月まで待っていて、転移しないのかということです。(しこり発見からは4ヶ月経ちます)
痛くはないですが耳と顎の間の首のリンパ?がなんとなく左より腫れていて心配です。

また、右胸の上の骨や胸の真ん中の骨組みが時々痛むので心配です。

ちなみに骨シンチ検査はこれからやります。
あともう一つ、脇の細胞診の結果が悪性だとしても、手術を待っていてもいいと思いますか?
ということです。
お忙しいところ、また長々と読みづらく申し訳ありませんが手術出来る11月まで心配で違う病気になってしまいそうなので、お返事いただければと思います。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

その時言われたのはもし、脇のしこりが(自分では全くわかりません)悪性だったら術前抗がん剤
⇒これが「全く」馬鹿げている。
そもそも抗癌剤が必要なのか?(再発予防効果として上乗せがあるのか?)はリンパ節転移とは無関係です。(リンパ節転移があるからといっても3個以内ならば術後にOncotypeDXを行って調べるべきだからです)

リンパ節転移が確実に4個以上あるという画像所見で無い限り、「リンパ節転移有=抗癌剤=術前に抗癌剤を行う」という考え方自体が「全く」ナンセンス!(結果として無駄な抗癌剤で身体を痛めつけるだけの可能性があるのです。)
そもそもリンパ節は手術で取るべきものなので、術前抗がん剤をする要件とはならないのです!!

先生にお聞きしたいのは、ki67が高くても手術を11月まで待っていて、転移しないのかということです。
⇒Ki67の値は全く無関係、気にしないようにしましょう。

ただし、そんな無意味に(リンパ節転移があれば術前抗がん剤などと言う)病院ではなく、転院して10月中に手術をすることを考えては如何でしょうか?★

ちなみに骨シンチ検査はこれからやります。
⇒必要無いと思いますが、質問者自身が気になるのであれば無論行って悪いわけではありません。(但し、無意味な被爆には注意しましょう)

あともう一つ、脇の細胞診の結果が悪性だとしても、手術を待っていてもいいと思いますか?
⇒リンパ節に転移があってもなくても(但し、腋窩リンパ節の細胞診は下手な医師では偽陰性も多いので⇐実際そうです、あてにはなりませんが)きちんとした病院で手術を受けた方がいいと思いますよ。

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