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タモキシフェン服用中の血栓症について

[管理番号:11777]
性別:女性
年齢:50
病名:
症状:
投稿日:2024年05月07日

このような機会を本当にありがとうございます。
どうぞよろしくお願いいたします。

抗がん剤治療後、ずっと閉経状態が続いていましたが、三年後に生理が再開したため、リュープリンの接種を開始しました。ですが、数回接種しても出血が止まらないので婦人科を受診したところ、子宮内膜ポリープが見つかったため、手術をすることになりました。その際、手術での血栓症を防ぐため、しばらくタモキシフェンの服用を中止するよう提案がありました。

質問は以下となります。どうぞよろしくお願いいたします。

①田澤先生は、タモキシフェンを服用している方を手術する際に、タモキシフェン服用の中止を提案されていますか?

②タモキシフェン服用による血栓症が起こる確率はどの程度なのでしょうか?

③もし中止する場合、どのくらいの期間の服用中止が望ましいのですか?

三年間ずっと継続しているタモキシフェン服用の中止に不安があり、田澤先生に質問させていただきました。どうぞよろしくお願いいたします。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

①田澤先生は、タモキシフェンを服用している方を手術する際に、タモキシフェン服用の中止を提案されていますか?
⇒無論しません。

②タモキシフェン服用による血栓症が起こる確率はどの程度なのでしょうか?
⇒添付文章をご覧ください。
 血栓症は「頻度不明」となっています。
その程度です。

③もし中止する場合、どのくらいの期間の服用中止が望ましいのですか?
⇒実際は不要だと思いますが、婦人科手術では深部静脈血栓症などのリスクに敏感なので(タモキシフェンを休薬することに不利益はないだろうと)休薬したいのだと思います。
確かにタモキシフェンを1か月や2か月休薬することで不利益(再発リスクの増大)
は殆ど無いと思うので婦人科医の言う通りにしたほうがいいのではないかと個人的には思います。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/5/15
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