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浸潤性小葉癌の手術について

[管理番号:11625]
性別:女性
年齢:62
病名:浸潤性小葉がん ステージ1 腫瘍大きさ1.3センチ リンパ転移なしとのこと ホルモン受容体陽性 HER2+-は結果待ち中
症状:
投稿日:2024年02月25日

初めての質問です。よろしくお願いします。
35歳で1人出産経験あり、母乳がほとんど出なかった経緯があります。
乳がんハイリスク対象者の一人なのかなーと落ち込んでも仕方がないのに、気分が滅入ってしまいます。
1月(中旬)日のマンモグラフィ検診にて左乳房下、外側に石灰化が見つかり、すぐに組織検査をしました。月末に悪性腫瘍、1.5センチの浸潤性乳管癌とのことでしたが、その後紹介された病院にて、MRIと組織を詳しく調べてもらうと
浸潤性小葉がん1.3センチ ステージ11.とのことでした。リンパの転移はなし、限局しているので部分切除でいけるとのこと。希望あれば全摘しての再建もできるがどうしますかと聞かれ、私はシンプルに負担の少ない部分切除を選びました。
まだサブタイプの結果が出ていません。ホルモン受容体陽性であるが、HER2のプラス・マイナスの結果待ちです。浸潤性小葉がんはどのサイトを読んでも、晩期の再発や遠隔転移リスクか多いのが特徴だ記載されています。
早く見つかって良かったと先生方は言ってくださいますが、なかなかそこまで気持ちをもっていけないのが正直菜気持ちです。
質問です。
1.サブタイプによっては全摘のほうが良いのでしょうか?
2.浸潤性小葉がんは術後検診等も含めてどのような手立てが必要なのでしょうか?
3.術後の遠隔転移等のリスクについても教えてください。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

1.サブタイプによっては全摘のほうが良いのでしょうか?
⇒サブタイプは術後の「薬物療法のため」にあるので、術式とは「全く」無関係です。

2.浸潤性小葉がんは術後検診等も含めてどのような手立てが必要なのでしょうか?
⇒「全く」普通です。
普通に術後療法を行った後は、「普通に」術後検診(内容は施設によって全く異なる)しましょう。

3.術後の遠隔転移等のリスクについても教えてください。
⇒1期だから5%以内だとは思いますが、手術標本で確認しましょう。(おそらくHER2 FISH-だと思うので、その場合には術後にOncotyepDXをすると再発率も解りますよ)

オンコタイプDX

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/3/4
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質問者様から 【質問2】

HER2陽性
性別:女性
年齢:
病名:
症状:
投稿日:2024年03月05日

HER2陽性と結果が出ました。今後先に抗癌治療して手術か、先に手術しまうかすは微妙、悩ましいところで、最後は自分の気持ちと言われました。
70歳の人なら先に手術を進めるが、40代なら抗癌治療を進めると。
こんな中途半端な状況の中ですが、先生のご意見聞かせてください。画面からメモを取りましたので怪しいですが、HER2cepシグナル2.5
HER2遺伝平均コピー数5.7
というものです。
浸潤性小葉がんか浸潤性乳管がんかも微妙なところで今日会議で再検討ありとのことです。
よろしくお願いします

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

先生のご意見聞かせてください。
⇒無論、手術先行です。(HER2陽性というだけの理由で術前抗がん剤を勧めるのはナンセンス!)

手術病理を確認の上、術後に適切な抗HER2療法を行いましょう。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/3/14
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