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術後病理を受けての今後の治療について

[管理番号:11605]
性別:女性
年齢:75
病名:
症状:
投稿日:2024年02月14日

はじめまして。
70代の母についてお伺いします。

昨年7月の初診時は花咲状態で、her2陽性と診断。リンパ節転移2箇所、遠隔転移なし。ki67は50。
乳房全体が赤みをおびていて炎症状態(炎症性乳がんとは言われてません)のため手術不可。抗がん剤後に手術することになりました。

しかしAC療法は2回目までは順調に縮小したものの3回目で効果少でストップ。パクリタキセル、ハーセプチン、パージェタに切り替えたものの効果少ない上に全身状態が悪い為に2回で終了。患部からの出血で貧血がひどく、輸血してからの全摘手術となりました。

術後、病理の結果がでました。
すると、her2は1+になってました。つまりトリプルネガティブということですか?と聞くと、それに近い、と。(術前の病理はher2タイプとだけしか聞いておりません)

そこで質問です。

①サブタイプが変わることはありますか?

②現在はつまりトリプルネガティブなのでしょうか?

③これからの母に最適な治療はどのようなものでしょうか。
花咲状態が酷かったこともありますが、術前の投薬中は、寝たきりになるほど著しくダメージを受けていました。治療開始の時に、実年齢よりも(数値的に)老いてるようなことも言われました。
それを鑑みて、ts1とエンドキサンの経口投薬を提示されてます。

④トリプルネガティブだとしたら、遺伝性かどうかの検査をした方がいいでしょうか。(今のところは保険適用外かと認識してますが)

もしかしたらこのままずっと花咲状態なのかと不安の中、手術をしてくれた主治医には感謝しています。術後は貧血も改善してきており、これから治療第二章が始まるのかなというところです。
進行の速さと、治療の隙間をつくりたくないこともあり、セカオピ等は考える余裕もなく治療をお任せしてきましたが、一段落したことで、今後はもっと色々と勉強していかないといけないのかなとも思いはじめました。現在の病院は地域の総合病院で、
がんセンターや大学病院ではないため、そういう所の方がいいのではと親族には言われますが、主治医はよくしてくれてると思いますし、大きいところだからいいとも言い難いかな、と…。母本人も転院やセカオピは不要だと言っております。
それでこのような質問の場所があることを知り、投稿させて頂きました。
情報量が少ないのにたくさん質問して申し訳ありません。よろしくお願いします。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

①サブタイプが変わることはありますか?
⇒あります。
(今回当て嵌まるのかは不明ですが)術前治療により「治療に奏功した癌細胞が選択的に死滅し」生き残った癌細胞のサブタイプが前面に出ることは決して珍しくはありません。

②現在はつまりトリプルネガティブなのでしょうか?
⇒ER,PgRが陰性でHER2 1+であればそうなります。

③これからの母に最適な治療はどのようなものでしょうか。
花咲状態が酷かったこともありますが、術前の投薬中は、寝たきりになるほど著しくダメージを受けていました。治療開始の時に、実年齢よりも(数値的に)老いてるようなことも言われました。
それを鑑みて、ts1とエンドキサンの経口投薬を提示されてます。

⇒採血や全身状態の状況にもよりますが…
普通に考えたら、そんなもの(TS-1,エンドキサン)よりは(HER2陰性となれば)通常の抗癌剤(docetaxelなど)の減量投与を検討してもいいのでは?

④トリプルネガティブだとしたら、遺伝性かどうかの検査をした方がいいでしょうか。(今のところは保険適用外かと認識してますが)
⇒特に勧める理由がありません。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/2/23
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