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術式について(温存で後悔しないか)

[管理番号:11433]
性別:女性
年齢:55歳
病名:乳がん
症状:
投稿日:2023年11月18日

田澤先生、はじめまして。術式について先生の見解をお聞きしたいので、長い文章になりますがよろしくお願いいたします。
8月初めに健診センターでマンモとエコーで乳がん検査→お盆明けに検査結果が届き
乳がんの疑い
8月末に大学病院受診しマンモグラフィー、エコー、針生検→9月半ばに乳がんと診断(左上C区域 脇よりの場所に9mmのがん、ER90%、PGR90%、HER2:2+(その後さらに調べてマイナスとの結果)、KI-67:1-2%)初心医より次回から主治医の診察になり術式や手術日を決定する。初期のため温存+放射線治療、(ハーセプチン+抗がん剤)になるのではないかとの説明。

9月中にMRI、CT→9月末に主治医(30歳位)の診察にてCTの結果、元のがん(CTでは最大15mm)と離れている左下D区域に怪しいものがあるので追加の検査を行う。
良性であっても悪いものができやすいので今後のため全摘のほうが良いとの説明を受ける。エコー、吸引生検(VAB)を行う→10月中旬にVAB結果:良性、1回目:約2㎜まで2か所に軽度不整な上皮片が含まれています。2回目:大半が血液でごく少量の上皮片が含まれます。全体的にmastopathy様で一部に乳管上皮の増生・過形成がみられますが積極的に悪性を疑う所見は指摘できません。手術日は12月初めに決定、全摘だけでなく温存でもよいことになったので次回診察時までに決めておくように言われるが、主治医も忙しく術式説明は写真を見る程度でした。
その説明だけで決められず非常に悩み病院の相談窓口に連絡し他の先生の予約をお願いすしました。

10月末、主治医の先輩の先生(30歳後半)の診察時に温存でよいならそうしたいが、VABの前には全摘が良いといわれていたので温存で大丈夫なのか心配なことを伝える。
VABがグレーでなく限りなく良性の結果なので温存も選べるが、どの術式でも100%安全と言い切れないので決めるのは本人。
提案として温存手術にプラスして左下の怪しい部分を手術時に一緒に生検で切り取ることもできるとのこと。
その術式でお願いして、元の主治医が執刀、先輩先生が立ち会える12月中旬に手術日変更になりました。

9月CTで甲状腺その他臓器の病変との結果があったのも心配で11月中旬に甲状腺のエコーの予約を取りました。結果は手術の時に教えてくれるそうです。
温存+怪しい部分の生検で手術と決定していますが、主治医の方が全摘と言い切っていたのに温存で良いに変わったのはカンファレンスの結果を伝えているだけで本当は全摘が安全と思っているのでは?と未だに迷いがあります。
手術まで長い期間がありますがエコーで状態を見ることもないままの状態も不安で眠れない日々が続いています。
もっと早くこのサイトを知って相談できていたらと後悔しております。是非とも先生の見解をお聞きしたいので、よろしくお願いいたします。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

多発でないのだから温存でいいのでは?

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/11/28
***

質問者様から 【質問2】

オンコタイプDXは必要でしょうか?
性別:女性
年齢:55
病名:乳がん
症状:温存手術後
投稿日:2024年01月06日

お世話になっております。
昨年11月に術式について質問させていただき(管理番号:11433)先生のアドバイスで安心して手術を受けることができました。ありがとうございました。

12月中旬 温存手術:左C領域乳がん部分切除+ D領域(2mm2か所、術前VAB検査で良性だが念のため生検)
術後初の診察で手術結果とオンコタイプDXの説明がありました。

C領域乳がん
組織型:浸潤性乳管がん(硬癌)
大きさ:0.6×0.5×0.5センチ(浸潤がん部分も非浸潤部も同じ)
断端陰性、リンパ節転移なし(1個切除)、
脈管侵襲:リンパ管侵襲無し、静脈侵襲無し
波及度:乳腺、脂肪、
核、組織の異型度:グレード1
ホルモン感受性有り(ER:70%、PgR:99%)(術前針検診ER:90、PgR90%)
HER2:2+(針生検時の追加検査でマイナス、術後HER2の検査はしていないとの事)
Ki-67:1-5%(術前検査1-2%)
ステージⅠA

D領域(乳管過形成)
正常乳腺の過剰形成→進行すると乳がんの可能性もあり
断端陰性

今後の治療
① RT
② ホルモン治療

上記にプラスしてオンコタイプDXの検査をするかの確認がありました。
私のがんのタイプ(ルミナールA、ステージⅠA、KI-67:1-5%)でもオンコタイプDXの結果、抗がん剤上乗せになることもあるのでしょうか?遠隔転移の確率が大きく変わるなら抗がん剤も仕方ないとも思いますが、できればホルモン治療と放射線治療のみが希望です。田澤先生のコラムでki-67の数値30%以上で判断されるとのことでしたが検査はうけなくても良いでしょうか?
オンコが保険適用外の時は私と同じタイプの患者に検査を勧めていなかったようです。保険適用になったことで全ての患者に受けるか確認を取るようになり現在、検査を受ける方は半々のようです。主治医の先生は一応説明しているが抗がん剤をしたくないなら受けなくても、、、というような感じにも思えました。
1週間で決めなければならず悩んでおります。どうぞよろしくお願いいたします。

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

私のがんのタイプ(ルミナールA、ステージⅠA、KI-67:1-5%)でもオンコタイプDXの結果、抗がん剤上乗せになることもあるのでしょうか?
⇒Ki67が低値なので確率的にはlow riskとなる可能性が「かなり高い」ことは確かですが、あくまでも「100%」ではありません。
 OncotyepDXすれば、それを確認できるので「万が一」をもし考えるなら13万円かかりますがやる価値はあります。

オンコタイプDX

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/1/16
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