Site Overlay

ルミナールB(Ki-67 90%)で抗がん剤治療無し

[管理番号:11400]
性別:女性
年齢:65
病名:浸潤性乳管癌(右乳房上外側部)
症状:
投稿日:2023年11月04日

田澤先生、初めまして。
毎日お忙しいことと思いますが、母の乳がん術後治療について悩んでおりまして、ご意見をいただてればと思い投稿させていただきます。

昨年の乳がん検診では無かった影が今年8月のマンモで右乳に見え細胞診をしたところルミナールBタイプ、ステージⅠとの診断、10月初旬に右乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)、右乳がんセンチネンタルリンパ節加算1をうけました。
・病理検査の結果
診断:pT1cN0M0 pStageIA
浸潤性乳管癌
腫瘍浸潤径:14×9mm
乳管内進展巣:23×18mm
断端陰性
リンパ節移転なし
脈管侵襲なし
核グレード3
エストロゲン受容体(+)
プロゲステロン受容体(+)
HER2受容体(1+)DISH –
Ki-67 90%
ルミナールBタイプ

主治医の方からは術後治療法として
・放射線治療20回
・ホルモン療法 アナストロゾール1mgを10年
と提案され今週からホルモン剤を飲み始めました。(術後赤みが引かず水抜きを2回した為治療が止まっていました)
来週放射線治療の日程決めをするとのことです。

手術前から上記の治療法で話があったのですが、ki67が90%という高い値と核グレード3であったことから抗がん剤を使用しなくてもいいのかとても心配になりました。
主治医はリンパに転移していなかったことと早期発見だったことから判断したとおっしゃっているそうですが、不安であれば放射線治療後にTS-1を一年飲みますかという話があったそうです。

抗がん剤の要否について、田澤先生の見解を教えていただけますでしょうか。
また、抗がん剤を選択した場合、種類は何がよいのでしょうか。TS-1はやはりNOでしょうか。
抗がん剤で何%ほど上乗せ効果が見られるのかも教えていただけると幸いです。
年齢が高いので副作用の心配もありますが(本人も避けられることなら避けたいようです)出来る治療はしてもらいたいと思っております。
拙い説明で誠に申し訳ございませんが、どうか宜しくお願いいたします。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

抗がん剤の要否について、田澤先生の見解を教えていただけますでしょうか。
⇒ズバリ、OncotypeDXしましょう。(主治医からその話が何故でない??)

オンコタイプDX

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/11/15
***

質問者様から 【質問2】

ルミナールB(Ki-67 90%)で抗がん剤治療無し その後
性別:女性
年齢:65
病名:
症状:
投稿日:2023年12月09日

田澤先生こんばんは。
前回はご回答いただき誠にありがとうございました。
ご助言いただいた通り、オンコタイプDXを行いまして、来週結果が出ます。
結果が出次第、再度ご相談させていただきたかったのですが放射線治療も終わる為、主治医の先生は結果を伺う際に治療方針を決めて欲しいようです。
主治医は高リスクの場合でもTS-1を1年でよいとおっしゃっています。
母の場合RS26以上で抗がん剤治療を行うべきかと思いますが、田澤先生でしたら高リスクの場合の治療方針はどうなさいますでしょうか。

2回目の質問で申し訳ございませんがご回答いただけますと幸いです。宜しくお願いいたします。

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

母の場合RS26以上で抗がん剤治療を行うべきかと思います
⇒その通り。

田澤先生でしたら高リスクの場合の治療方針はどうなさいますでしょうか。
⇒高リスクだったら抗癌剤(無論TS-1ではなく、TC療法)とします。

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/12/18
***