[管理番号:11250]
性別:女性
年齢:47歳
病名:浸潤性乳がん
症状:しこり3.3cm、脇の下の腫れ、微熱
投稿日:2023年08月01日
はじめて投稿させていただきます。
独身、妊娠・出産歴無し
既往症:関節リウマチ
28歳で発症、オレンシア、リウマトレックス服用で落ち着いている
4月頃~
左乳房でチクチクした痛みを不定期で感じる。ネットで調べ乳房痛と思い、受診見送った。
今でも頻度は多くないがある。
5月
会社の健康診断と同タイミングでマンモグラフィで「異常なし」。
マンモは連続3年同じクリニックで受診。
エコーはオプションということで未受診。
(乳房が大きいからなのかもしれないが、高濃度乳房のためマンモでは映らなかったタイプかと。)
左脇の下に挟まったような違和感あり。
副乳と思われる箇所も違和感あり。
洋服が少しきついなと感じていたが、ホルモンバランスの影響で中年特有の症状と考えて何もしていない。
今でも毎日ではないが違和感がある。
7/(上旬)
シャワー中に左乳房上部の真ん中(乳頭からだいぶ離れている)しこりを見つけ、即
近所の乳腺専門クリニック受診。
2cmのしこりで細胞診検査。マンモ受診。
7/(上旬)
5月にマンモを撮ったクリニックに確認したところ、画像を再度見てやはり「異常なし」。
7/8~20前後
微熱が出てだるい(平熱:36.4、同時期最高:37.8(夜中))
リウマチの副作用でリンパが腫れるということもあるということで主治医に相談。
かなり強めに触診してもらったがしこりのようなものはないとのこと。
血液検査でリンパ球は基準より少し低いが問題なさそう。
万が一悪性腫瘍があったとしてもリンパ転移は無いのではということ。
やはり他の臓器に転移があったとしてもリウマチの血液検査で出るから心配しなくてよいとのこと。
(2か月一度の定期検査で採血しているので、数値変動でわかる)
念のため、コロナ、インフル検査は陰性。
※微熱は現在は無いが、未だ脇の下が熱いと感じる時がある。
7/(中旬)
細胞診結果、クラス3b(擬陽性)浸潤性乳がんの疑いありとされる。
マンモでは「異常なし」。地元の総合病院へ。
7/(下旬)
地元総合病院で、採血、胸のみ造影剤MRI、マンモ、エコー、細胞診受診
ほぼ浸潤性乳がんだとのこと。
しこり3.3cm、がんは一か所に留まっていて、比較的元気のいいタイプということ。
しこりは少々大きいが、比較的早期なのではないかとのこと。
乳房のチクチクした痛みはがんと関係あるかは不明とのこと。
全摘か部分切除+抗がん剤になるとのこと。
まだ部分切除の可能性もあるかもしれない。
※放射線はやっていないので、もしそうなったら転院となるとのこと。
7/(下旬)
PETCT検査
8/(中旬)
最終確定診断待ち
以上となっています。
ご質問;
①脇の下のリンパ節への転移があるか
リウマチの先生は「無いであろう」ということでしたので、安心しきってしまいましたが、
まだ続いていることと、こちらの過去の書き込みを読ませてもらっていますが、
乳房のしこりの大きさからして不安です。
②乳房のチクチクした痛み
がんとの関係は不明とのことでしたがいかがでしょうか。
③元気のいいがんについて
元気のいいがん=進行性のがんなのでしょうか。
④乳房全摘か部分切除か
仮に全摘で再建した場合、縫ったところから感染症となり、リウマチの自己免疫疾患に良くないのでリウマチ患者には再建は進められないということでしたが、本当でしょうか。
(リウマチの主治医に今週末聞く予定なのですが、その前にアドバイスをいただけますと幸いです。)
⑤病院選択について
身内では70代の母と兄がいますが、兄が遠方にいるため、母親頼みになります。
私は車に乗らないので、自転車や他交通機関で通院可能な所ということで探しております。
例えば、地元総合病院→手術は別の大手病院→その後の治療は地元総合病院に戻るという事も可能でしょうか。
以上、長くなりましたが、ご回答よろしくお願いいたします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
①脇の下のリンパ節への転移があるか
リウマチの先生は「無いであろう」ということでしたので、安心しきってしまいましたが、
まだ続いていることと、こちらの過去の書き込みを読ませてもらっていますが、
乳房のしこりの大きさからして不安です。
⇒無さそうですね。
②乳房のチクチクした痛み
がんとの関係は不明とのことでしたがいかがでしょうか。
⇒1000%無関係です。 今週のコラム404回目を熟読のこと
③元気のいいがんについて
元気のいいがん=進行性のがんなのでしょうか。
⇒違います。
少々意味不明なので、「どういう意味なのか? (グレードが高いと言う意味なのか? )」確認してみましょう。
いずれにしても「進行性=ステージが高い」とは無関係です。
④乳房全摘か部分切除か
仮に全摘で再建した場合、縫ったところから感染症となり、リウマチの自己免疫疾患に良くないので
リウマチ患者には再建は進められないということでしたが、本当でしょうか。
(リウマチの主治医に今週末聞く予定なのですが、その前にアドバイスをいただけますと幸いです。)
⇒そんなことはありません。
⑤病院選択について
身内では70代の母と兄がいますが、兄が遠方にいるため、母親頼みになります。
私は車に乗らないので、自転車や他交通機関で通院可能な所ということで探しております。
例えば、地元総合病院→手術は別の大手病院→その後の治療は地元総合病院に戻るという事も可能でしょうか。
⇒相談してみましょう。
***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/8/10
***
質問者様から 【質問2】
乳房の痛み、リンパ節転移、乳房全摘/温存の可能性、病院選択について
性別:女性
年齢:47
病名:
症状:
投稿日:2023年08月12日
先日はご回答いただきありがとうございました。
その後、判明した事に関し質問させていただければと思います。
7/(下旬)
PETCT検査
8/(上旬)
PETCTの結果、胸骨に2か所転移しているとのこと(1.5cm、5㎜)、ステージⅣ
リンパ節転移所見なし、骨の治療を優先するが腫瘍は完全に取り切れないかもしれない。
溶骨型かと思われる。
その後左乳房手術の可能性を検討する。
最終診断前ではあるが(元気がいい≒グレードが高いがんなら)HER2陽性であれば抗がん剤と抗HER2療法でかなり効くかもしれない。
治療方法はさまざまあるので、ステージⅣでも今は悲観しなくてもよい。仕事は続けてほしい。
10年生存率は5分5分。
※先日取った組織診の採り直しをさせて欲しいとのことで実施。
※最終診断確定は8/22と少しずれる。
8/(中旬)
胸部MRI予定
当初はステージⅡ位であろうということでしたが、初発でステージⅣとなり大変ショックです。
ご質問
※確定診断前ですので、仮定での話になり恐縮です。
①細胞診、組織診について
転移するくらい進んでしまっているのであれば、細胞診はクラス3B(擬陽性)ではなく、
5が出るのではないかと思いました。
また、組織診は採り直しとなりましたが、このようなことは有りうるのでしょうか。
お盆休みを挟むこともあり、最終診断がずれ込み待たされている印象です。
②胸骨転移の症状について
今のところ痛みはなく、運動痛もありません。
薬物療法等の効果が薄い場合、咳等が考えられますでしょうか。
③胸骨転移の治療について
ネット検索してみると、胸骨はあまり情報が出ていません。
こちらの乳がんプラザの情報が一番役立つ気がします。
骨転移自体が直接生命を奪う原因にはならないということですので、
薬物療法の効き次第なのかと想像します。
あるいは、痛みが無くてもオリゴメタ(少数転移)ということで定位放射線照射することで
腫瘍を小さく、さらに消失させる可能性はありますでしょうか。
また、かなりレアかと思いますが胸骨の手術ができる可能性もありますでしょうか。
④胸骨治療が落ち着いた後について
薬物療法次第で、左乳房の全部切除が出来る可能性はありますでしょうか。
ステージⅣは基本的に手術しないとどこにも書かれており、そうなんだろうなと頭では理解しているものの、
胸が大きく、腫瘍が存在することでの違和感があるのと、ピリピリとした乳房痛がたまにあり、
ここからまた他に転移してしまうリスクを考え、できれば手術希望です。
⑤リンパ節転移について
PETCTでは映っていないことを先生から聞いていますが、転移していないと考えてよいのでしょうか。
(そこははっきりおっしゃいませんでした。)
私のような血流性の遠隔転移がある人は、画像上は映らなくても既に微小のがんがリンパ節にも転移してしまっているとみるべきなのでしょうか。
⑤微熱、寝汗が続く件
前回も書きましたが、最高37.0℃位ではあるものの手のひらや上半身が熱っぽい日が続きます。
夜中特に感じますが、日中も動いた後は、人並み以上にたくさんの汗をかきます。
更年期障害かと思っているのですが、そうではなく腫瘍熱のようなものも考えられますでしょうか。
以上となります。どうぞよろしくお願いいたします。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
回答は今週のコラム406回目及び406回目(補足)でご確認ください。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/8/24
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