[管理番号:10956]
性別:女性
年齢:40
病名:
症状:
投稿日:2023年3月4日
こんにちは、よろしくお願いいたします。
昨年9月の検診で引っかかり、11月に左乳がんとHBOCのBRCA2であることがわかりました。
術前では、
nuclear grade 1 (nuclear atypia
2, mitotic counts 1)
ER 陽性 J-Score 3b
PER 陽性 J-Score 3b
HER2 陰性
MIB-1 labeling index: 約10% (hot
spot にて)
病理検査では、
最大浸潤径は16×10mmで 乳管内進展巣と
合わせた径は50×15mm
癌は乳腺外脂肪に浸潤
切除断端陰性
Ly1. VO. f, nuclear grade 3
(nuclear atypia 3. mitotic
counts 2)]
[左腋窩リンパ節(11/14)]
ステージ2から3Cへと変わりました。
①冷静になれず、レベル3まで郭清したか確認していません。
目で見て怪しいものは取り切れていると思って良いのでしょうか?
②母が46歳で卵巣がん、50歳で亡くなりました。
予防切除を考えていますが、タイミングをどう考えたら良いでしょうか。
③ddacから、パクリタキセル4ヶ月。
その後放射線。
終わり次第ホルモン治療とともに、リムパーザかベージニオを考えるかどちらにするのか悩ましいと言われました。
先生ならどのように考えますか?
④やるべきことをやるだけですよね。
先生のご経験から、再発率を教えてください。
前向きに治療に取り組みたいです。
よろしくお願いします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
①冷静になれず、レベル3まで郭清したか確認していません。
⇒主治医へ確認しましょう。(ただ、まともにレベル3まで郭清できる乳腺外科医は残念ながら極めて少数派と言えます)
目で見て怪しいものは
取り切れていると思って良いのでしょうか?
⇒これも主治医に確認しましょう。
②母が46歳で卵巣がん、50歳で亡くなりました。
予防切除を考えていますが、タイミングをどう考えたら良いでしょうか。
⇒特にタイミングなどありませんが…
予防切除を考えているのであれば、「遅い方がいい」ことは無論ないので半年以内を
目安としてはどうでしょうか?
③ddacから、パクリタキセル4ヶ月。
その後放射線。
終わり次第ホルモン治療ととも
に、リムパーザかベージニオを考えるかどちらにするのか悩ましいと言われました。
先生ならどのように考えますか?
⇒リムパーザを優先します。
④やるべきことをやるだけですよね。
先生のご経験から、再発率を教えてください。
⇒全ての治療を行えば
20%以内でしょう。
***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/3/16
***
質問者様から 【質問2】
化学療法中の腫瘍マーカーについて
性別:女性
年齢:40
病名:乳がん ブラッカ2
症状:
投稿日:2023年7月5日
こんにちは。
前回は助言頂きありがとうこざいました。
3月末から今月にかけてddacとddパクリタキセルをなんとか完走しました。
ただし、2回目のacが肝機能の低下で延期になり、結局4週あきました。
それ以外は予定通り隔週ですすみました。
ALTとガンマGTPは基準値超えですが、少しずつ落ちつきをみせています。
今後、放射線やセカンドオピニオンをしながら今後の治療を決めていく予定です。
今回質問したいのは腫瘍マーカーのことです。
ラストケモの診察で主治医に腫瘍マーカーが上がって少し下がってきることを聞かされました。
悪いところは取り切っているはずだけど。
でもまたにこういう人もいるけど、様子を見るしかないと言われました。
以下、数値です。
術後2週間後2月のCEA CA153
0.6 5.4
3月 0.9 13.9
5月 1.1 42.2
7月 1.1 36.9
過去の質問を見て、術後の数値を基本とするならば、そうでなくてもかなり上がっていることにびっくりして、下がっていることもどう受け止めたらよいのか分かりません。
高リスクとは理解していましたが、術後半年待たずにこのような数値に動揺しています。
無関係とは思いますが、5月後半から咳が止まらずレントゲンで確認してもらい異常はありませんでした。
咳はその後治まりました。
①先生のご経験から抗がん剤治療中にこのように上がり、下がりはじめた場合、どのよう可能性を考えますか?
②腫瘍の大きさは小さくとも、リンパ節転移の多さからこんな短期間で再発もあるのでしょうか?(郭清はレベル2まででした。)
③今後どのような診察で(エコーなどの頻度) 経過をみていくことが必要でしょうか?
よろしくお願いします。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
私の経験上、最も可能性が高いのは「抗がん剤による影響」だと思います。
抗癌剤により肝機能障害が起こる患者さんの中には(CEAは殆ど変化なく)CA15-3が上昇することがあります。
★抗がん剤が終了すれば、徐々に下がります。
あくまでも経験上での可能性なので、ご参考にしてください。
***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/7/17
***