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腋窩リンパ節転移について

[管理番号:10908]
性別:女性
年齢:48
病名:
症状:腋窩リンパ節の腫れ
投稿日:2023年2月7日

腋窩リンパ節転移について質問させてください。

6年前に、左胸の部分切除手術を受けました。
腫瘍径が5mmと小さかったことと、アポクリン癌だったことから、センチネルリンパ節生検は受けていません。
トリプルネガティブでしたが、抗がん剤は適用外のため、術後は放射線治療のみ受けました。

その後は、1年ごとにエコー検査を受けています。
エコーは、技師の方によるものです。
手術当時の主治医は異動してしまったため、現在の主治医の診察を受けるのは、今年で2年目です。

今回の定期検診で、腋窩リンパ節の腫れと血流を指摘されました。
主治医からは、「腫れと言っても4mmで、現段階では悪い物かの判断ができないので、3ヶ月後にもう一度エコー検査をして、変化があれば細胞の検査をします」と言われました。

質問ですが、
1. 腫瘍が5mmと小さくても、腋窩リンパ節に転移することもあるのでしょうか?
腫瘍の位置は、左胸の左上(脇のすぐ横)でした。

2. リンパ節に血流が認められる場合、転移の可能性が高いのでしょうか?

3. 4mmでは、良性悪性の判断はつかないのでしょうか?

4. 3ヶ月後の再検査まで待っていて(放っておいて)良いのでしょうか?

6年前、たまたま自分の右手が左胸に当たったことでしこりに気付き、早い段階で手術を受けることができました。
それを今回3ヶ月待つことで万が一無駄にしてしまうことがあってはいけないと思い、質問させていただきました。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

シンプルに…
少しでも疑わしいのであれば「無意味な経過観察ではなく」組織診による確定診断をお勧めします。

★その医師は4mmでは自信がないのかもしれませんが…(あくまでも私の想像)
私であれば100%確定診断できます。
是非、確定診断することをお勧めします。

何故こんなことをコメントするのかのというと…
最近は「今週のコラム」の影響で 他院術後のリンパ節再発(腋窩や鎖骨下、鎖骨今週のコラム
上)の患者さん達が沢山受診されます。
その患者さん達の話を聞くと、『患者さん達自身が、自覚して検査してくれと要求しても、無駄な経過観察をされて(結局)かなり大きくなってしまい、挙句の果てに「大きいから手術できない」などと言われて当院を受診される』のです。
正直、私は(それらの医師達に)不満どころか相当怒っているのです!

「江戸川病院・メディカルプラザ市川駅での診断」はこちら。

「確定診断(生検)」メールはこちら。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/2/17
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質問者様から 【結果・経過2】

左腋窩リンパ節転移/再発
性別:女性
年齢:48
病名:左腋窩リンパ節転移/再発
田澤先生の診察:[診察あり]
田澤先生の手術:[手術なし]
投稿日:2023年4月24日

田澤先生がコラムに書いてくださいましたが、確定診断をしていただきました。

結果としては、とても残念なものでしたが、無駄に経過観察を過ごさずに確定診断をしていただいたことには、大きな意味があると思っております。この場をお借りして、お礼申し上げます。ありがとうございました。

<Q&A結果>

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【結果】の送信は、【質問】として扱わないので
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/2/17
(本日から可能です。)
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