Site Overlay

術前ホルモン剤と局部麻酔手術について

[管理番号:10608]
性別:女性
年齢:58歳
病名:乳がん 浸潤性管がん
症状:
投稿日:2022年9月24日

乳がん告知からネットをさまよい、ようやく「乳がんQ&A」に出会い、
勉強させて頂いており感謝いたします。

多数のQ&Aを拝読し、乳がんについてずいぶん知識を得たとはいえ不安がぬぐえずこちらで田澤先生にセカンドオピニオンをお願いしたいです。

どうかよろしくお願いいたします。

閉経後4年の58歳
8月末に乳がんとの告知を受ける。
大きさ13ミリ
9月中旬にPET=CT・乳部のMRI(当時何もわからないまま受けました)

PETMRI。
組織診断結果
 ・浸潤性乳管ガン
 ・大きさ11×15×11ミリ
 ・漸増型の造影効果をと呈し腫瘍の拡散係数は
 ・0.48×10^-3mmと強い低値をもっています。左乳がんT1c
 ・明らかなリンパ転移なし
 ・明らかな他臓器転移なし
 ・乳管内進展 ±
 ・核異型度 グレード3
 ・ER=7/8
 ・PGR=7/8
 ・HER2=0
 ・Ki67=35~42
 ・T1 N0 M0
 ・stage1 ルミナルB?
1~2か月後に手術の予定ですが、そこに向けて納得して治療する為先生にお伺いさせて下さい。

手術までにホルモン治療をと、フェマールを21日分処方されました。
 
こちら「乳がんQ&A」を拝見した記憶に
術前ホルモン剤はルミナル型のガン細胞に効くのでその後のオンコでKi67の数値が高く出る。
とあった様な・・・
(多くを拝見したので、再確認できずですが)

■オンコタイプDXを希望している場合、
術前ホルモン剤はKi67の数値に影響しますか?
まだ1回しか飲んでません。

オンコタイプDXを受けたいと先生に伝えた所、
「グレードも3だしKi67も高いので抗がん剤を2種類・半年間した方がいいです。
 オンコしても数値は高いと予想されます」と。

人前に出る仕事柄、抗がん剤を避けたい気持ちが強く 
ルミナルAへの希望が捨てられないので 
オンコタイプDXをしたいとまだ思っております。

■グレードは参考程度だと理解していますが 
 グレード3、Ki67がこの数値ですと、やはりオンコタイプでも高値が予想されますか?
 (閉経後なので25以下ならと)

 手術までが長いのでホルモン治療をしないのも不安ですし 
 するのは上記の様に不安です。

■先生でしたら術後抗がん剤は
 ・TC×4回
 ・EC⇒DTX8回×半年 
それ以外も含め、何を選択なさいますか? 
抗がん剤の上乗せは何パーセント程でしょうか?

手術まで1か月 or  2か月です。

1か月後なら 局所麻酔で 部分切除 
2か月後なら 全身麻酔で部分切除

局所麻酔の場合、センチネルリンパ覚醒で多数の転移が認められたら 
再手術と言われました。

■乳がんで局所麻酔での手術はスタンダードなのでしょうか?
再手術の可能性や、局所麻酔が怖いというのもあり
全身麻酔の方が良いのではないかとも考えますが
手術までの期間が2か月と長く、腫瘍が大きくなるのではと気になります。

□1か月後の局所麻酔手術と 
2か月後の全身麻酔手術 
どちらを選択するのが良いでしょうか?    

来週、その手術を受ける病院に質問の為の予約を取りましたので 
その前に是非先生に教えて頂きたいです。

沢山の質問で申訳ございません。

多くのご回答の為、お目に留まりますと幸いです。

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

私には全く同意できない診療なので要点だけ記載します。
「でも主治医は、こう言っている…」的な再質問には回答しませんのでご容赦を。

Ki67 35~42は当然OncotyepDX無償提供プログラムすべきです。
(「術前にしろ術後にしろ「薬物療法」をしてしまうと「OncotyepDX無償提供プログラム」の対象となりません。)

手術は無論、全麻で行うべきです。(局麻だと温存乳房内再発が当然ながら危惧されます)

Oncotype DX
今週のコラム 327回目 Oncotype DX 無料提供!(期間限定)

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/10/2
***

質問者様から 【質問2】

ts1の服用について
性別:女性
年齢:58
病名:乳がん 硬がん
症状:
投稿日:2023年4月2日

前回はご回答ありがとうございました。

先生のお陰で、落ち着いて過ごす事ができており
感謝しております。

再度ご質問よろしくお願いいたします。

2022.11月中旬に
温存手術。

術後病理結果
・浸潤径12mm
・リンパ転移なし
・ly1
・核、組織グレード共に3
・ER8/8 PgR7/8
・HR2 1+
・ki67 15~30%

オンコタイプDX結果
RS 23

この結果を踏まえ、
放射線後、現在フェマーラ服用しております。

ts1が自分に適応だと知り
服用を悩んでおりまして、
ご質問をさせて下さい。

○オンコタイプDXは
抗がん剤効果<1%でしたが、ts1は服用効果はありますでしょうか?

○グレード3と
脈官侵襲が気になっているのですが、
先生でしたらこの場合ts1を提案なさいますか?

自身のリスクや仕事、副作用等でも悩みますが、
効果が期待できるなら服用を考えております。

よろしくお願いいたします。

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

○オンコタイプDXは
抗がん剤効果<1%でしたが、ts1は服用効果はありますでしょうか?

⇒TS-1は抗がん剤ですから…
無論、効果は期待できません。(統計学的に)

○グレード3と
脈官侵襲が気になっているのですが、
先生でしたらこの場合ts1を提案なさいますか?

⇒しません。(上記)

オンコタイプDX

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/4/12
***

質問者様から 【質問3】

ca15-3の高値と検査について
性別:女性
年齢:59
病名:左乳がん
症状:
投稿日:2023年10月11日

田澤先生。
いつも一人一人に向き合って、お優しくご回答頂きありがとうございます。

泣きながら先生のコラム読む夜が何度もありました。

ご質問よろしくお願いいたします。

もうすぐ手術から1年で、
今の治療としてはフェマーラ、5月からts1服用しております。

術後、1年もたっておらず
転移の心配するとは思ってなかったですが
ずっと術側の肋骨下部の痛み引き攣れ(じっとしてると痛みはありません)があり、
骨転移を少し心配しております。

CA15-3の上昇について不安があり、教えて頂きたくよろしくお願いいたいます。

2022.9月術前
CEA[1.8] CA15-3[22]

2023.3月術後
CEA[2.7] CA15-3[19.1] 2023.5月
CEA[1.7] CA15-3[22] 2023.6月
CEA[2.2] CA15-3[27.5] 2023.8月
CEA[2.3] CA15-3[30.4] 2023.10月
CEA[?] CA15-3[33.5]

と上昇しております。
主治医には検査が必要だから
CTかPETCTどちらにするか決めるように言われております。

もうすぐ1年にもなりますし、検査はして頂こうかと思っておりますが、
やはり、これは心配な変化でしょうか?

因みに
ts1始めて肝臓の数値が少し悪くなり、CA15-3の変化にも影響してる可能性はありますか?
2023.9月
AST 37
ALT 28
LDippc 241です。
元々お酒好きなので
γも43と高いです。

○田澤先生からしても、遠隔転移が心配な変化でしょうか?

○先生ならやはりPET CTを推奨されますか?(術前にも撮っています)

○術後一年未満で、フェマーラもts1も服用しているので、遠隔転移が確認された場合、薬が効いてないって事になりますか?

○遠隔転移があった場合、余命は変わらない。とありますので、自覚症状がない場合
慌てた検査は必要ないとも言えますか?

まだ頭の中がごちゃごちゃしており、質問も整理されてませんが
この度も
どうぞよろしくお願いいたします。

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。

ずっと術側の肋骨下部の痛み引き攣れ(じっとしてると痛みはありません)があり、骨転移を少し心配
⇒位置的にはモンドールでは?
★今週のコラムの比較的初期の頃に取り挙げていますよ。

○田澤先生からしても、遠隔転移が心配な変化でしょうか?
⇒もともと20代であり、しかもTS-1治療中なので(遠隔転移とは無関係に)もしもTS-1を止めれば戻る可能性もありそうです。
 上昇傾向といっても、(CEAならともかく)CA15-3が2か月に3ずつというのは、(転移を積極的に疑うには)「上昇が緩徐すぎる」印象ですね。

○先生ならやはりPET CTを推奨されますか?(術前にも撮っています)
⇒万が一転移だったとしても、この程度の値だと「縦隔リンパ節」などPETでないと判定つかない可能性があるので、PETがいいでしょう。

○術後一年未満で、フェマーラもts1も服用しているので、遠隔転移が確認された場合、薬が効いてないって事になりますか?
⇒それは検査結果次第ですね。

○遠隔転移があった場合、余命は変わらない。とありますので、自覚症状がない場合慌てた検査は必要ないとも言えますか?
⇒私は「その考え」には賛成しません。(ごく軽微なものの場合には根治の可能性はあると経験上思っているので)

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/10/20
***