[管理番号:10439]
性別:女性
年齢:66歳
病名:左非浸潤性乳管癌
症状:特に自覚症状はありません。
投稿日:2022年7月14日
自分の病状と比較しながら先生のサイトを拝見し、いつも勉強させていただいています。
ありがとうございます。
さて、今回お問合せするのは腫瘍マーカーの上昇は転移を意味するのか? 全身の検査をしなくて大丈夫かどうかという点です。
2017年 1月 左 非浸潤性乳管癌にて左 全摘出 センチネルリンパ節生検 (-)
術後検体に腫瘍を認められず、無治療
(術前生検にて乳癌と診断)
1年ごとにマンモグラフィー撮影、異常なし。
術後の血液検査の経過です。
BCA225 ICTP CA15-3 NCC-ST-43 CEA
上限 160 4.5 31.3 4.5 4.99
20170110 1.5
20170710 150.3 3.7 15.6 1.0> 1.9
20180116 148.1 2 13.7 1.0> 1.9
20190122 147.2 4.0 15.5 1.0> 2.1
20200121 122.5 3.8 13.5 1.0> 1.9
20210112 139.1 3.4 16.1 1.0> 2
20220111 164.4 4.4 16.3 1.0> 2.5
20220705 167.0 3.7 20.7 1.0> 3.3
BCA225 が基準値を超えておりCA15-3、CEAも徐々に上昇しています。
2022年1月にBCA225の値が上昇したため今回半年後に採血しました。
画像診断は1月以降4月に超音波にて所見なしです。
今後、半年後に採血とマンモグラフィー、超音波検査の予定です。
特にそのほかの検査の指示は出ていません。
後半年このまま経過を見てよろしいでしょうか?
全身の状態をDWIBSなどで検査しなくて大丈夫でしょうか?
田澤先生からの回答
こんにちは田澤です。
私が数字を見る限り、全く気になりません。
特にそのほかの検査の指示は出ていません。
⇒(上記の通り)担当医も気にしていないからだと思います。
ご参考に。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/7/27
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質問者様から 【質問2】
BCA225の一時上昇、乳頭分泌について
性別:女性
年齢:67
病名:非浸潤性乳管癌(患側)
症状:術後6年、非手術側の乳頭分泌
投稿日:2023年4月11日
管理番号10439で、BCA225の上昇についてご相談したものです。
その節はご回答ありがとうございました。
その後2023年1月17日の検査では BCA225の値が125.6となり、
術後6年経過で手術した病院への通院は終了しました。
(非浸潤性乳管癌 ステージ0、初期症状は乳頭分泌透明、のちに血性)
主治医からは1年ごとのエコーを市の検診などで受ければよいとのことでしたが、2023年2月ごろより健側の乳頭から透明な液体が浸出するようになりました。
最初は痒みだけだったのですが、ふとした拍子に冷たさがあり、気になります。
このまま様子を見て大丈夫でしょうか?
浸出が単孔か多孔かどうかは判断しにくい状態です。
(冷たいと気づいてから見ても、もう浸出は止まっているため)
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
このまま様子を見て大丈夫でしょうか?
浸出が単孔か多孔かどうかは判断しにくい状態です。
⇒そもそも「透明」分泌は無視して結構だし、「判断しにくい」時点で分泌の事は忘れてしまいましょう
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/4/20
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