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乳頭分泌細胞診の結果について

[管理番号:9426]
性別:女性
年齢:43
病名:
症状:血性乳頭分泌、カテゴリー3の石灰化
投稿日:2021年5月25日

先日、年に一度受けているマンモグラフィーの際に、右の乳頭より出血がありました。

2年程前から、時々血性の分泌があり、経過観察をしていました。

片側で一箇所からの分泌です。

これまでは、エコー、マンモグラフィーでは異常はなく、軽く絞った程度では分泌しないので、問題ないと言われていました。

(あまり強く絞るのは良くないと言われ、時々軽くつまんで分泌の確認をしていましたが、出たり出なかったりです。)

初めて分泌があった時に、分泌物をプレートに取って細胞診をしましたが(こちらのQ&Aを見ると意味のない検査のようですが)、結果はclassⅡだったので、経過観察になっています。

今回、マンモで出血し、その後のエコー中にも出血があったので、その色(黒っぽい血液)を見て、先生が「色が気になるから細胞診しよう」とおっしゃって、結果はclassⅢ aで良性の腫瘍との事でした。

そこで質問なのですが、エコーやマンモで映らない良性の腫瘍はあるのでしょうか?
血性分泌を伴う良性の腫瘍=乳管内乳頭腫という事でしょうか?
詳しく聞きそびれてしまい、家に帰ってから、疑問を持ちました。

また、今回左側にはカテゴリー3の石灰化が見つかりました。

2年前と比べると少し増えているので、こちらも注意が必要との事。

マンモを受けた時は、1年前には無かったと言われましたが、細胞診の結果を聞きに行った時に、小さくて気づかなかったけど、2年前からあって、今回は少し増えているという状態です。

右も左もグレーゾーンで、3ヶ月後にまたエコー、マンモと乳頭分泌の細胞診の予定です。

私としては、グレーのまま無駄に経過観察せずに、白黒はっきりさせたいと思っています。

田澤先生に診て頂きたいと思っておりますが、マンモトームや乳管造影の対象になりますか?

右の分泌は、強く絞ると分泌がある状態で、軽く絞った時は分泌がありません。

乳管造影の対象にはならないでしょうか?
もし、対象外でも現状を田澤先生に診て頂きたいと思っています。

受診するには、どの様に進めていけば良いでしょうか。

よろしくお願い致します。

 

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

重要なことは「血性にこだわらない」こと。
これに尽きます。
「血性が心配」という気持ちも理解はできますが、分泌に重要なことは「単孔性」と
「継続性」です。 (分泌細胞診の結果には「全く」興味ありません)

「乳管造影の対象にはならないでしょうか?」
⇒なりません。

毎日1回絞ってみて「一つの孔から(毎回)分泌が3か月以上継続」したときに、乳管造影の対象となります。(質問者は当てはまりません)

 
 

 

質問者様から 【質問2 】

カテゴリー3の石灰化
性別:女性
年齢:43
病名:石灰化(カテゴリー3)
症状:
投稿日:2021年6月1日

ご回答頂き、ありがとうございました。

乳頭分泌については、乳管造影の対象にはならないとの事、承知致しました。

前回の質問のタイトルを「乳頭分泌細胞診の結果について」と書いてしまったのですが、合わせて質問させて頂いた、左側のカテゴリー3の石灰化も気になっております。

4月に受けたマンモグラフィーで、2年前の石灰化が増えており、カテゴリー3で経過観察となりました。

3ヶ月に再度マンモグラフィーを撮る事になっていますが、こちらのQ&Aで田澤先生が3ヶ月では変化がないので無意味と回答されているのを拝読しました。

3ヶ月後にマンモグラフィーを受けて変化がなく、また経過観察になるのは嫌なので、早期に白黒はっきりさせたいと思っています。

田澤先生にST-MMTをして頂きたいのですが、どの様にすれば受診できますでしょうか。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは田澤です。

「田澤先生にST-MMTをして頂きたいのですが、どの様にすれば受診できますでしょうか。」
⇒「確定診断希望メール」してください。

「確定診断(生検)」メールはこちらをクリックしてください。

 
 

 

質問者様から 【質問3 】

非浸潤癌について
性別:女性
年齢:43
病名:ステージ0非浸潤癌
症状:
投稿日:2021年12月1日

11月に田澤先生にマンモトームして頂き、ステージ0の非浸潤癌が見つかりました。

結果を聞いた時は何も考えられなかったのですが、少し落ち着いてから色々と不安や疑問が出てきたので、質問させて頂きます。

1、石灰化が急激に増えた場合、癌の悪性度が高い?

今年の4月に、地元の病院でカテゴリー3の石灰化を指摘された時は、石灰化の数は10個未満でした(正確な記憶ではありませんが)

その後、9月にまたマンモをした時は、変化無しとの事。
そして、11月に田澤先生に診て頂いた時は20個程あるとご説明頂きました。

9月には変化無かったのに、11月のマンモでは急に増えているのですが、よく言う顔つきの悪い、悪性度の高い癌なのでしょうか?

手術までに進行するような事は考えられますか?
また、最初は江戸川病院の予約が9月でしたが、コロナの感染が拡大していた為、11月に延期して頂きました。

この2ヶ月で病状が進んだ可能性もありますか?

2、術後の仕事復帰や運動(フットサル)はどれくらいで可能ですか?
→全摘の場合
→部分切除の場合

3、非浸潤癌で全摘でも再発する?

Q&Aを見ると、非浸潤癌で全摘すれば根治!とありますが、ネットを見ていると数年後に再発している方をチラホラ見かけます。

中には、骨転移や肺転移などをおこしている方もいるようです。

とてもレアなケースだとは思いますが、これは最初の診断が非浸潤癌では無かったという事でしょうか?
田澤先生に診て頂ければ、そのような心配は必要ないですか?

4、既に転移している可能性はありますか?

この1ヶ月程、今回癌が見つかった左側の脇の下や、背中の左側
(いつも同じあたり)が時々痛みます。

現段階で非浸潤癌と言われているものが、浸潤癌で、既に転移している可能性はありますか?
可能性は低いだろうと思いつつ、癌の可能性があるとわかってから、どこか痛いと転移?と不安になってしまい。
変な質問ですみません。

5、ステージ0の非浸潤癌が、術後の検査でステージが上がったり、浸潤癌だったというケースは結構あるのでしょうか?

先生のご経験上、どちらが多いですか?

 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは田澤です。

乳癌だと判明したことで「様々な」心配が発生していることは無理ない事かもしれませんが…
このネット時代だからことその「かなり無駄な」心配が多い事を指摘せざるをえません。

非浸潤癌なのだから遠隔転移の心配をすることは無意味!
普通に治療をすれば「無再発生存は100%」となります。
ご安心を。