Site Overlay

病理結果の受け止め方

[管理番号:9366]
性別:女性
年齢:53
病名:右浸潤性乳管癌硬型トリプルネガティブ
症状:
投稿日:2021年5月6日

昨年5月末に定期健康診断ではマンモで異常なしのA判定、8月末にシコリを自覚し、がん専門病院で治療しております。

治療前  腫瘍径1.5センチ
     NG=1 HG=2
ER― PGR― Ki67=14.8
     この時のリンパ節転移について          
     PETで反応がでていたため、3     
     回検査を行いましたが、1回目 
     陰性、2回目ほんの少し悪い物
     が出た、3回目陰性と言う事で
     転移疑いとなりました(1個)

その後主治医と話し合い完治を目指すため、全摘腋窩郭清レベルⅡを決めました。

その後ddAC、ddPTX、3月に全摘、腋窩レベルⅢまで郭清しました。

結果  1.3×1.2×1 核グレード1
組織学的グレード2
Ki67=14.8
脂肪浸潤+ リンパ管侵襲-
    血管侵襲- 切除断面-
    リンパ節22/29(レベルⅠ 14/21
レベルⅡ 3/3 レベルⅢ 5/5)
ER- PGR- HER2 2+ Fish-
抗がん剤効果判定 1b

抗がん剤中はしこりの縮小が自覚でき、抗がん剤後のエコー検査では技師さんより「しこりが分からなくなってます」と言われ、またMRIも含めた画像診断レポートでも著効とあり、少し安心していました。
ただこの後主治医のエコーで、怪しいリンパ節が4個に増えているといわれてました。

質問①
私のがんはデータ上はトリプルネガティブの割におとなしい印象をうけたのですが、抗がん剤を生き抜いてこれ程多いというのは、悪性なのでしょうか?
しこりは多少なりとも小さくなっているようですが、(主治医によると、残ったがん細胞とがん細胞の間を計るとこのサイズになるが、密度は減っているとのこと)リンパ転移がこれほど多いということは、結局抗がん剤はがん細胞の増殖を促してしまったのでしょうか!1bとはありますが、どううけとめてよいのかわかりません。
  

②術前抗がん剤の効果判定は何を基準に行なわれるのでしょうか?

③レベルⅢのリンパ節の大きさをきくと、仁丹ぐらいと言われました。
これは、大きいのでしょうか?通常どれくらいの大きさなのでしょうか?

④がん細胞はリンパ節レベルⅢまで進んだ後、次はどこへすすむのでしょうか?
過去のQA等を読ませていただいておりますが、なかなか理解できず、納得できておりません。

⑤私の予後、10年無再発生存率は、先生の感覚ではどれくらいでしょうか?

当初はⅡAからⅢCと言う結果に非常にショックをうけましたが、こちらの乳がんプラザに出会い、大きな勇気と勉強の機会をあたえていただき、少しずつ立ち直ることができています。
これからも例え僅かでも希望をもちながら前に進みたいと、心から思っております。

宜しくお願いいたします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

大変、申し訳ありませんが…

最初から「全摘」の方針なのに「術前抗がん剤」をしていることに大変違和感があり、その「腋窩リンパ節の細胞診がまともにできない」がん専門病院で行われている治療に到底賛成できません。
コメントは差し支えさせてもらいます。(私がこれ以上、コメントすることは不適切に思います)

是非、そのがん専門病院の医師に質問してみましょう。