[管理番号:8406]
性別:女性
年齢:36歳
病名:浸潤性乳管癌(硬癌)
症状:
投稿日:2020年3月22日
こんにちは、いつも拝見させて頂いています。
抗がん剤が必要かどうかについてお伺いしたいです。
組織型:浸潤性乳管癌 硬癌(Tubular sc
scirrhous carcinoma)
浸潤径 10mm×13mm×10mm
腫瘍径 10mm×13mm×10mm
組織学的波及度 g,f
脈管侵襲 なし
センチネルリンパ節 陰性(0/3)
断片 陰性
核グレード 1(スコア5)
TF 2点(10%-75%)
NA 2点
MS 1点
ホルモン感受性 ER99% PgR90%
HER2 なし(+1)
Ki67 20%
ステージ1 pT1c N0 M0
年齢 36歳 閉経前
ルミナールAとBの中間とのことで抗がん剤は必要でしょうか?
また、オンコタイプDXは受けた方が良いのでしょうか?
大学病院で手術をしたのですが、
そこでは術後の検査が
年1回の超音波検査とMRIだけで不安です。
超音波検査をもっとこまめに受けたいと希望したのですが必要ないとのことでした。
田澤先生の超音波検査でフォローアップして頂くことは可能でしょうか?
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「ルミナールAとBの中間とのことで抗がん剤は必要でしょうか?」
⇒Ki67=20%は「中間と言うよりはAより」だと思いますが…
『今週のコラム 220回目 30までは(抗がん剤の対象となる可能性が)十分に低く、OncotypeDXの恩恵を受ける中核は「31-45」だと理解できます。』の中の当院でのOncotypeDXのグラフをご参照ください。
8割は抗がん剤不要=ルミナールAとなります。
「また、オンコタイプDXは受けた方が良いの
でしょうか?」
⇒自分が2割になる可能性を心配するのであれば、それがベストです。
「田澤先生の超音波検査でフォローアップして頂くことは可能でしょうか?」
⇒同じような人たちは市川外来に一杯いますよ。
ご安心を。
質問者様から 【結果2 】
オンコタイプDX結果について
性別:女性
年齢:36歳
病名:浸潤性乳管癌
田澤先生の診察:[診察あり]
田澤先生の手術:[手術なし]
お忙しいところ、ご回答頂きありがとうございました。
オンコタイプDXの結果を受けまして、
ホルモン療法単独になりました。
(タモキシフェン10年、リュープリン5年)
RS 7
9年遠隔再発率 3%
抗がん剤上乗せ効果 >1%
また、田澤先生に3か月毎に超音波エコーをして頂けることになりほっとしております。
これからよろしくお願い致します。
<Q&A結果>