乳がんは早期発見、早期治療を目指しましょう。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ

[管理番号:6918]
性別:女性
年齢:31歳
病名:
症状:右胸乳頭付近のしこり

右の乳頭近くに半年ほど前からしこりができています。

半年前の定期診断時は、大きさもまだ小さく、もともと線維腺腫がすぐそばにあったため、こちらも良性の乳管内乳頭腫だろうとのことでした。

最近、同じ病院で検診を行なった結果、マンモグラフィーと超音波で腫瘍が1.2cmに増大していることがわかり、細胞診を行いました。

その結果がつい先日出たのですが、結果がクラス3bで、乳管内乳頭癌などの悪性を否定できないとのことでした。

さらに正確な結果を得るためにその場で針生検を行い、結果が2週間後に出る予定です。

細胞診のコメントには「核腫大した上皮性の異型細胞が大小の細胞集塊および孤立散在性に多数見られる」「大型の細胞集塊内には筋上細胞が見られるが、小型のものはそれが不明瞭」「悪性細胞所見にはやや乏しいが、悪性を否定できない」とありました。

異型細胞があるという時点で癌である可能性が高いと解釈するべきでしょうか?
摘出するかどうかも今回の針生検の結果次第と説明を受けたのですが、
これからどうなるのか、今のうちに何かできることはあるのか(他の病院への受診など)、また摘出の場合はかなり大きな手術になるのかなど、病院から帰ってからいろいろと不安な点が出てきたので質問をさせていただきました。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

乳管内乳頭癌 intraductal papillary carcinoma
これは、珍しくもなく(特に乳頭分泌を伴う腫瘍の場合に)しばしば遭遇する癌です。(乳管腺葉区域切除で見つかる癌)
今週のコラム 110回目 その成績(2017/1月~10月 乳管腺葉区域切除手術症例 46症例)について』に載せているスライドをご覧ください。
 Solid papillary carcinomaの(浸潤する前の状態が)intraductal(乳管内=非浸潤性)papillary(乳頭)carcinoma(癌)となります。

特徴としては非常に大人しいため、(良性病変である)「乳管内乳頭腫と区別しずらい」ことがあります。(針生検でも確定診断とはならない可能性もあります)

「異型細胞があるという時点で癌である可能性が高いと解釈するべきでしょうか?」
⇒所見からすると…

 最低でも「atypical papilloma(異型を伴う乳頭腫)」であり、摘出すべきです。

「摘出するかどうかも今回の針生検の結果次第と説明を受けた」
⇒これは(針生検の結果にかかわらず)摘出すべきです。
 (針生検標本でも確定診断できないケースがあるからです)

「また摘出の場合はかなり大きな手術になるのか」
⇒1.2cmなら「局麻」でも可能だと思います。

 ただし(癌の可能性を考え)再手術にならないように(局麻であっても)「マージンを十分にとってもらう」ことが肝要です。





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