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乳がんの疑い

[管理番号:873]
性別:女性
年齢:41歳
 
 

質問者様の別の質問

質問が新たな内容のため、別の管理番号としました。
質問者様の別の質問は下記をクリックしてください。
管理番号:1226「CTで対側も?

 
 
こんにちは。始めて質問させて頂きます。
市民検診で乳がんの疑いと言われました…
現在、近くの総合病院で再検査中です。お盆前にマンモを再撮影し、
お盆明けにエコーを撮ります。エコーの結果次第で次の検査と言われました。
市民検診でのマンモで石灰化の中に癌らしき物が写ってました…
そういう癌は厄介なのでしょうか?
これからどんな検査をし、どのような治療をするのか不安です。
子供達がまだ小さいので、とても不安です…そういう癌は厄介なのでしょうか?
そして怖いです。
 

田澤先生からの回答

 こんにちは。田澤です。
 「健診で乳癌の疑い」ですね。
 お気持ち、お察しします。

回答

「近くの総合病院で再検査中です。お盆前にマンモを再撮影し、お盆明けにエコーを撮ります」「エコーの結果次第で次の検査」
⇒この病院は何ですか?
 随分「悠長な」診療をしてますね。
 辛口になりますが…(どうしても言いたくなります)
 「マンモ」とか「エコー」を別々の日にして、更に「所見があった場合の(組織)検査」も「後日」では、あまりにも「検査が長すぎ」です。
 本来、「受診日に、担当医がマンモを見ながらエコーをして、(必要なら)そのまま組織検査すべき」です。
 
「石灰化の中に癌らしき物が写ってました」「そういう癌は厄介なのでしょうか?」
⇒そんな事はありません。
 自覚症状がない癌の「殆どは早期」です。
 
「これからどんな検査をし、どのような治療をするのか不安」

診断
 確定診断には必ず「組織検査(針生検、マンモトーム生検など)が必須」です。
 その上で「癌の拡がり診断(MRIなど)」や「全身検索(CTなど)」を行った上で治療となります。
 
治療
 まずは手術、手術は(先の拡がり診断により)「部分切除か全摘か」決めます。
 その上で術後療法は、腫瘍の性質(サブタイプ)により決まります。
◎サブタイプとは?
組織検査(針生検や手術標本)などで以下の3点を調べます。
・エストロゲンレセプターの発現(ER)
・プロゲステロンレセプターの発現(PgR)
・HER2蛋白の過剰発現の有無(HER2)
⇒これらの組み合わせで
 ●luminal type:(ER陽性、PgR陽性、HER2陰性) ホルモン療法が有効(更に増殖指数Ki67の値が低いAと高いBに分けます)
 ♯luminalA(Ki67低値)ではホルモン療法単独を、luminalB(Ki67高値)には(ホルモン療法に加え)化学療法も行う事が多い
 ● HER2 type:(HER2陽性のもの) ハーセプチンという分子標的薬と通常の抗癌剤の組み合わせを行う
 ●トリプルネガティブ:(ER陰性、PgR陰性、HER2陰性)通常の抗癌剤を行う
 ●トリプルポジティブ:(ER陽性、PgR陽性、HER2陽性)ホルモン療法と分子標的薬と抗癌剤の全てを行う
 ※正式名称はluminal B(HER2タイプ)と言います。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

お忙しい所、回答して頂きありがとうございます。
先生と同じ様に私も検査に時間が掛かりすぎてると思い転院を決めました。
自分なりにネットで調べたり、職場の方達に聞いたりして、東北公○病院での治療を決めました。
先のメールでの総合病院でのエコーの結果は、7㎜のしこりが有るとの事でした。その他のしこりやリンパ腺の異常はわからず…ただ最近気になってる事があり、しこりの辺りがズキンズキンと痛い時があったり脇の方にかけてつっぱった感じがあります。リンパ腺への転移の可能性でしょうか?
仕事を持っているのでなかなか時間が取れず、やっと明日8/20に公済病院を受診します。
結果をまた報告できればと思います。
 

田澤先生から 【回答2】

 こんにちは。田澤です。
 東北公○病院ですね。
 私が居た2年前までとは、いろいろ変わったとは思いますが、「東北No1」であることは揺るぎないと思います。
 関係無いですが、今日の甲子園の決勝「仙台育英がんばれ!」と応援しています。(私事ですみません)

回答

「リンパ腺への転移の可能性でしょうか?」
⇒症状との関連性は無いと思います。
 「エコーで7mm」であれば、「リンパ節転移無し」の確率が圧倒的に高いです。
 
 

 

質問者様から 【質問3】

お忙しい所、回答して頂きありがとうございました。
公○病院に移り、初診時に針生検を行いました。前病院でのマンモとエコーを持って
行ったので
その写真から診ても悪性の確立が高いと言われ、その2週間後に生検結果から悪性と
言われました。腫瘍+乳腺の石灰化が右乳房の上半分に広がっているとの事で右乳房
全摘と言われ、温存を出来るだろうな…と思っていただけにショックが大きかったで
す。
主治医(女医さんです)の先生も私のショックを察して、私の質問に対して丁寧に説明
してくれました。これから、MRIとPET検査が有り、心臓に持病が有るので循環器と麻
酔科の先生の受診もあり何回か病院に行く機会があります。不安だったり聞きたい事
があったらその時に外来に来ていいよと言ってくれました。とてもありがたかったで
す?
やはり石灰化が広がっていると温存は無理なのでしょうか。
石灰化の中に癌細胞が有るかもと、怖い事も言われました。色々な検査結果は10月8
日にでます。その時は家族も一緒に説明を受けます。
乳がんはおとなしいと先生も言ってましたが、これからどうなるのかを考えると不安
でたまりません。
 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。
初診時に(細胞診ではなく)針生検をしているのは良かったです。
私が居た2年前までとその辺の伝統は変わってなくて安心しました。

回答

「腫瘍+乳腺の石灰化が右乳房の上半分に広がっているとの事で右乳房全摘と言われ」
⇒この表現からみると、明らかに「癌に伴う石灰化」だと考えられます。
 それであれば「石灰化の中に癌細胞が有るかも」ではなく、「癌細胞がその範囲に
あるから」そこに石灰化が拡がっているのです。
 石灰化の中に癌細胞があるのではなく、『癌細胞の充満した乳管の中に石灰化があ
る』というのが正しい表現です。
 
「やはり石灰化が広がっていると温存は無理なのでしょうか」
⇒温存するには、切除範囲が広すぎるようです。
 石灰化の範囲は必ず「全て切除」する必要があります。
 前述しましたが、「石灰化のあるところ」には「癌細胞が存在する」のです。
 「石灰化が右乳房の上半分に拡がっている」ということは『癌細胞が右乳房の上半
分に拡がっている』と同義なのです。
 
○乳腺内に「乳管沿いに広範囲に癌が拡がっている」様子が想像されます。
 ただ、「乳管沿いに広範囲の拡がり」が「癌が進行している」ことを意味するわけ
ではありません。
 乳管内の拡がりは「腫瘍(浸潤)として大きい」とは全く意味が異なるのです。
 「拡がりは広い=乳腺は全部切除しなくてはならない」からといって「早期乳癌の
可能性は十分にある」と思います。
 ○リンパ節の状況などが不明なので判断できませんが…



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