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とあるブログで

[管理番号:422]
性別:女性
年齢:43歳
ルミナールA、浸潤1㎝以下、ステージ1の方が、わずか2年後に肝臓転移が見つかったとありました。
田澤先生のいろんなコメントを読んでいると、とても考えられない状況で驚きました。
自分もステージ1で再発、転移はほぼ心配ないと言われていますが、このような方が現実にいるのだと思うと、怖くてたまりません。
このような事は、実際はよくあるのでしょうか?
とても不安です。
 

田澤先生からの回答

 こんにちは。田澤です。
 私は、患者さんには再三お話ししている事があります。
 「インターネットの情報は偏っているので注意」してください。

回答

「このような事は、実際はよくあるのでしょうか?」
⇒ごくごく珍しい事です。
 ネットで「ブログ」を展開している方は「再発したけど頑張っている。その姿をネットで配信したい」という方が殆どです。
 逆に「私は、ルミナールA、浸潤1㎝以下、ステージ1なのですが、再発ありません」などというブログを作るでしょうか?(もしあったとしても、あまり注目されそうもありませんよね)
 
 乳癌は年間「7万人」発症しています。
 やはり、ごくごく稀な「かわいそうな方」も中にはいるとは思います。
 ただ、「そんな、ごくごく珍しい不幸」を「自分にも起こるかもしれない」と不安になるのは、『明日、私は雷が落ちて死ぬかもしれない!』と恐れるようなものです。
 「雷が落ちて、それにあたって死亡する方」も不幸にもいらっしゃるとは思いますが、「自分にも起こるかもしれない」と恐れるのはナンセンスでしょう。
 
◎「1期の乳癌の5年無再発生存が90%」という事実があります。
 しかも、「その中には、全てのサブタイプが入っています」当然ルミナールAは「更に再発率が低い」事が考えられます。
 要らない心配はしない方がいいです。