[管理番号:8820]
性別:女性
年齢:45歳
病名:乳がん
症状:
投稿日:2020年8月17日
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質問者様の別の質問
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管理番号:5890「乳がん」
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こんにちは。
管理番号5890の者ですが、今までの質問数が9回に及びましたので、新たな形で質問させて頂きたいと思います。
私は大阪在住で大阪にて乳がんの治療を受けておりますが、定期検診は年に一度の技師さんによる検査のみなので、田澤先生に2度エコーで診察をして頂いております。
IDは〇〇です。
治療の経緯は
2017.10月 細胞診で悪性診断
→ セレロ組織診で悪性診断が出ず
10月末 外科的生検として摘出手術
→ 硬癌と確定診断
12月~1月 放射線治療
『【所見】pT1b(6×4mm),f,EIC(+)
TILs:intermediate,ly0,v0→高度の腫瘍辺
縁部脈管侵襲(-)
tubul formation 3, nuclear
pleomorpism 2,
mitotic count 2
Histological grade; score 7 Grade Ⅱ
Nuclear grade; score 4 Grade 2
免疫組織化学
ER: +(強,40-50%)(陽性細胞,100%)
Allred score:3+4=7, J-score 3b(高レベル)
PGR: +(強,40-50%)(陽性細胞,90-95%)
Allred score:3+4=7, J-score 3b(高レベル)
MIB-1 index:23.1%
#:乳房摘出生検検体です。
乳頭と腫瘍を結ぶ線を直角に割を入れ、全て病理標本にして検索しました。
肉眼的に割面では脂肪へ浸潤する白色充実腫瘤を認めます。
組織学的には周囲に膠原繊維の間質を形成しながら索状~小型の充実胞巣の腫瘍が脂肪織へと浸潤しています(最大径6×4mm,#4)。
硬癌です。
腫瘍の核異型は中等度、核分裂像は
10/10HPF、腺腔形成は10%未満の領域に認められます。
TILsは中等度、脈管侵襲は認めません。
腫瘍全体の25%以上のDCISが存在します。』
その後ホルモン療法をして2年半になりますが、1年前から更年期障害らしき症状が進んでいます。
主な症状は舌痛、目眩、船酔いのような不快感、喉の締め付け感、首の痛みなのですが、ここ1週間はキーンとした頭痛も続いているので脳MRI検査をして頂き、特に異常は無いとの結果でした。
舌痛についても定期的に口腔外科で診て頂いておりますが、特に異常は無いと言われております。
何度か乳腺外科で上記の症状の相談はしていて、対症療法として加味逍遙散とワイパックスを処方して頂いております。
ちなみに生理が止まって1年経ったため今年6月に血液検査をして頂いたら、
FSHは6.7で、E2は18で、まだ閉経とは言えないのでホルモン療法はまだしばらくはノルバデックスのままとのことです。
質問① 私の症状はやはり典型的な更年期障害なのでしょうか?
質問② 田澤先生でしたら、私のような症状の方に何か他の検査(血液検査や脳MRI以外)を勧めてらっしゃいますか?
質問③ 田澤先生でしたら、対症療法としてどのようなお薬を処方されますか?
もっと適したお薬がありますか?
質問④ 私の血液検査結果だと、まだノルバデックスのままでよろしいですか?
本当は今年も春に市川に予約をお願いする予定でおりましたが、
コロナの状況を見て躊躇しているうちに10月のこちらでの定期検診が近付いてきて、田澤先生の診察を受けられていない不安もありますが、機会を逃してしまったのは自分の責任なので仕方ありません。
お忙しい中恐縮ですが、どうか質問の回答をよろしくお願い致します。
田澤先生からの回答
こんにちは田澤です。
「質問① 私の症状はやはり典型的な更年期障害なのでしょうか?」
⇒勿論!(そんな「多彩な」症状を起こす病気など存在しません。 無論「転移」でそんな症状はありません)
「質問② 田澤先生でしたら、私のような症状の方に何か他の検査
(血液検査や脳MRI以外)を勧めてらっしゃいますか?」
⇒検査?
何のための?
★不必要な検査は厳に慎むべきでしょう。
「質問③ 田澤先生でしたら、対症療法としてどのようなお薬を処方されますか?
もっと適したお薬がありますか?」
⇒漢方くらいは「お試し」に処方しますが、基本的には(婦人科などの)「更年期外来」受診を勧めます。
「質問④ 私の血液検査結果だと、まだノルバデックスのままでよろしいですか?」
⇒勿論。100%その通りです。
質問者様から 【結果2 】
乳がん
性別:女性
年齢:46歳
病名:乳癌
田澤先生の診察:[診察あり]
田澤先生の手術:[手術なし]
田澤先生、こんにちは。
いつもありがとうございます。
10月29日に投稿させて頂いた質問が回答公開日までお待ちしてもご回答頂けなかったので、送信エラーかと思い込みその後3日に渡り色々なデバイスから複数回同じ質問を投稿してしまい、大変失礼致しました。
このQ&Aは先生のご厚意でご回答頂ける場であり、ご回答頂ける権利などこちらに全く無いのは重々承知しておりますが、今までご回答頂けなかったことがなかったので落ち込んでしまい、必死でリトライしてしまったのですが、後から考えたら枠を塞ぐようなご迷惑をお掛けしてしまったかもしれないと反省しております。
それとご質問内容に不適切な部分があったのかもしれないことも省みてみます。
このQ&Aをほぼ毎日拝読しながらずっと心の支えにしてきただけに、このまま気にしないようにすることが難しくて、このようなメールをしてしまいました。
これからもどうぞよろしくお願い致します。
<Q&A結果>
質問者様から 【質問3】
乳がん
性別:女性
年齢:47歳
病名:乳がん
症状:
投稿日:2022年9月29日
田澤先生、こんにちは。
いつもありがとうございます。
私は大阪在住で大阪にて乳がんの治療を受けておりますが、コロナ禍前に田澤先生に2度エコーで診察をして頂いております。
IDは〇〇の者です。
今回5年検診を異常無しで終えられ、主治医の先生がホルモン療法を
これで終了しましょうと仰るのですが、本当に終了していいのか不安があります。
そこで田澤先生のご見解をお伺いしたく、質問を投稿させて頂きました。
どうか以下の2つの質問にお応え頂けないでしょうか。
①主治医の先生がホルモン療法を終了と仰る理由は、私の場合極めて低リスクのため、これ以上続けるメリットがないとのことなんですが、10年継続が一般的だと思わなくてよいのでしょうか?
田澤先生でしたら私のような場合にも10年継続を勧められますか?
②生理が3年半前から無くなっていて、今回の血液検査はFSHが6.9でE2が10未満となっていたのですが、閉経とみなしても良いでしょうか?もしホルモン療法を終了したら生理が戻る場合もありますか?その場合またリスクが上がるなど、支障はないのでしょうか?
治療経緯と術後の病理結果を再度添付させて頂きますので、ご回答どうぞよろしくお願い致します。
治療の経緯は
2017.10月 細胞診で悪性診断
→ セレロ組織診で悪性診断が出ず
10月末 外科的生検として摘出手術
→ 硬癌と確定診断
12月~1月 放射線治療
『【所見】pT1b(6×4mm),f,EIC(+)
TILs:intermediate,ly0,v0→高度の腫瘍辺
縁部脈管侵襲(-)
tubul formation 3, nuclear
pleomorpism 2,
mitotic count 2
Histological grade; score 7 Grade Ⅱ
Nuclear grade; score 4 Grade 2
免疫組織化学
ER: +(強,40-50%)(陽性細胞,100%)
Allred score:3+4=7, J-score 3b(高レベル)
PGR: +(強,40-50%)(陽性細胞,90-95%)
Allred score:3+4=7, J-score 3b(高レベル)
MIB-1 index:23.1%
#:乳房摘出生検検体です。
乳頭と腫瘍を結ぶ線を直角に割を入れ、全て病理標本にして検索しました。
肉眼的に割面では脂肪へ浸潤する白色充実腫瘤を認めます。
組織学的には周囲に膠原繊維の間質を形成しながら索状~小型の充実胞巣の腫瘍が脂肪織へと浸潤しています(最大径6×4mm,#4)。
硬癌です。
腫瘍の核異型は中等度、核分裂像は
10/10HPF、腺腔形成は10%未満の領域に認められます。
TILsは中等度、脈管侵襲は認めません。
腫瘍全体の25%以上のDCISが存在します。』
田澤先生から 【回答3】
こんにちは田澤です。
①主治医の先生がホルモン療法を終了と仰る理由は、私の場合極めて低リスクのため、これ以上続けるメリットがないとのことなんですが、10年継続が一般的だと思わなくてよいのでしょうか?
田澤先生でしたら私のような場合にも10年継続を勧められますか?
⇒勧めません。 6mmの癌であれば、そもそもホルモン療法そのものを最初から省略できる程度と(私なら)考えるからです。
②生理が3年半前から無くなっていて、今回の血液検査はFSHが6.9でE2が10未満となっていたのですが、閉経とみなしても良いでしょうか?もしホルモン療法を終了したら生理が戻る場合もありますか?その場合またリスクが上がるなど、支障はないのでしょうか?
⇒年齢からすると…
まだ更年期の可能性があります。
いずれにしても、そんなことを気にする必要ありませんよ。
ご安心を。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/10/7
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