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乳がん治療の影響なのでしょうか。

[管理番号:6895]
性別:女性
年齢:45歳
病名:乳がん
症状:

おはようございます。

よろしくお願いします。

2016 12月右胸温存手術
ステージ1
トリプルネガティブ、 硬ガン
グレード3 、ki 80%以上
腫瘍径17ミリ、センチネル陰性
静脈侵襲+ リンパ-

2017 2月~ddEC×4回
2017 4月~放射線治療

タキサンは提案されましたがやりませんでした。

術前説明では、コロッとしたシコリで距離があるから温存で大丈夫。

センチネルで陽性ならリンパはゴソッと取る。

脇下辺りのいらない脂肪?で胸の形を少し整える。

術後説明では、マージン2センチでしっかり切除した。

表面に近いので皮膚も切除した。

外上側でセンチネルの位置と近く、大きな一本の傷より二本にわけた方が、傷の回復もいいので少しずらして切った。

腫瘍切除には全く問題はない。

との説明を受けました。

放射線治療が終了ししばらくしてから、足の付け根や肋骨、膝や指関節に痛みがありましたが、日によって大丈夫でしたので様子を見てました。

2017 2月に肋骨の痛みが酷くなり整形外科を受診したら術側の肋骨が小さくですが骨折していました。

整形外科の先生からは、放射線治療の影響で弱くなってる所に、手術の影響で普通の人より肋骨を守るのも弱くなってるからかもと言われました。

2018 8月に市の骨密度検査で要検査になり精密検査を受けたら腰椎
70%、大腿骨62%、TRACP5bが522で骨粗鬆症と診断されました。

とくに自覚症状はありません。

骨折リスクがあるのを知りながら放置は出来ないので、とりあえず大腿骨70%になるまでアクトネルとエディロールを服薬することになりました。

質問ですが、肋骨骨折はやはり放射線治療の影響なのでしょうか?
骨粗鬆症の影響もあるのでしょうか。

カルシウム強化で乳製品を摂取するように指導を受けていますが、乳がんリスクが高くなる事はないですか。

骨粗鬆症の治療は、整形の先生から(肋骨骨折の時の病院で骨粗鬆症外来があります) 乳腺でも使う薬だし乳腺治療には影響ないから大丈夫と言われましたが、このまま治療していて大丈夫なのでしょうか。

EC3回目から生理が止まりまだ回復しません。

その影響もあるのでしょうか。

乳腺外科の先生からは、年齢的に生理は回復すると思う。

戻れば関節の痛みは治まってくると思うからと言われましたが、もい一年半以上経ちます。

婦人科で閉経しているか検査した方がいいのでしょうか。

母親と姉がリウマチです。

指関節の痛みはホルモンよりリウマチの可能性の方が高いのでしょうか。

整形外科で半年に一度デキサ法で骨密度検査をするのですが、もし骨転移していたらこの検査でもわかるのでしょうか。

もうすぐ術側2年になりますが、今でも時々患部に違和感や重くなるような痛みが出ることがあります。

この様な症状はまだ続くのでしょうか。

今は経過観察で半年に一度の血液検査と一年に一度のマンモとエコーのみです。

やはり身体の不調や痛みがあると転移してないかと不安になってしまいます。

あまり乳がん治療に関係ない質問で貴重な一枠をいただいてしまい申し訳ありませんご、よろしくお願いします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「質問ですが、肋骨骨折はやはり放射線治療の影響なのでしょうか?」
⇒それは無いでしょう。(放射線の影響であれば、もっとずっと先:晩期障害となるからです)

「骨粗鬆症の影響もあるのでしょうか。」
⇒それ程低い値ではないから、「これも違う」と思います。
 「たまたま」ではないかと思います。

「カルシウム強化で乳製品を摂取するように指導を受けていますが、乳がんリスクが高くなる事はないですか」
⇒乳製品と乳癌は無関係(乳癌診療ガイドライン 疫学診断編をご参照のこと)

「骨粗鬆症の治療は、整形の先生から(肋骨骨折の時の病院で骨粗鬆症外来があります) 乳腺でも使う薬だし乳腺治療には影響ないから大丈夫と言われましたが、このまま治療していて大丈夫なのでしょうか。」
⇒勿論その通り!!!

「EC3回目から生理が止まりまだ回復しません。その影響もあるのでしょうか。」
⇒早期閉経が骨密度低下の一因とはなりますが…

 骨密度の値からは、「それほど」ではないようです。

「婦人科で閉経しているか検査した方がいいのでしょうか。」
⇒何のために?

 ホルモン療法しているわけではないのだから「無意味(治療法が変わることが無い)」です。

「指関節の痛みはホルモンよりリウマチの可能性の方が高いのでしょうか。」
⇒確率で考えれば…

 更年期症状でしょう。

「整形外科で半年に一度デキサ法で骨密度検査をするのですが、もし骨転移していたらこの検査でもわかるのでしょうか。」
⇒骨密度と転移は無関係。

 ただ、「骨転移を疑う症状ではない(関節痛はありません)」ことは確かです。

「もうすぐ術側2年になりますが、今でも時々患部に違和感や重くなるような痛みが出ることがあります。」
「この様な症状はまだ続くのでしょうか。」

⇒その通りです。