[管理番号:6239]
性別:女性
年齢:37歳
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質問者様の別の質問
新たな管理番号としました。
質問者様の別の質問。
管理番号:9769「トリプルネガ ティブの再発戦略」
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初めまして。
よろしくお願いいたします。
去年12月中頃に乳腺専門の病院を受診して左胸乳癌とわかり、それからのCT.MRなどの検査を受け(PETや脳の検査はしていません)、12月末にトリプルネガティブ、二センチ以下、リンパ節転移あり、他の臓器への転移は今の所確認できないと診断され、その時点ではステージ2aでした。
これからの治療法として手術と抗ガン剤治療は必須と話を聞きましたが、その病院は自宅から2時間と遠いため、抗ガン剤治療で通院中に何かあっても心配だからと近くの病院を探すように言われ、1月から別の病院へ行くことになりました。
別の病院でも同じ検査をして同じ結果でした。
そこでは抗ガン剤は手術前でも術後でもどちらでもいいと言われ(前の病院ではどちらでもいいが、自分なら効果を見たいから術前にすると言われました)、悩みに悩んだ末に手術先行にしました。
もしも抗ガン剤が効かなかったことを考えると怖かったので。
腫瘍も小さいため、温存でいけるとのことで温存を選択し、腋窩郭清しました。
術後の病理結果は、浸潤径1センチ、組織型硬癌、リンパ節転移17個中8個と多く、悪性度2、脈管浸潤なし、切除断端陰性、ki67も70~80%と高く、ステージ3aになっていました。
その事がショックすぎて言葉にもならず、主治医も「頑張りましょう」としか言ってくれましたが、とても不安すぎます。
リンパ節転移が多かったのですが、手術は全摘でなく部分切除で良かったのでしょうか?病院では、腫瘍の場所と大きさや広がりで術式は決められるので大丈夫と言ってくれたのですが、不安です。
トリプルネガティブで増殖率も高く進行も早いと言われましたが、リンパにもたくさん転移があったとの事で、他の臓器へすでに転移している可能性は高いですか?そして、再発率はどのくらいでしょうか?
トリプルネガティブの再発後はあまり予後が良くないと聞くので不安です。
手術が2月(中旬)日、抗ガン剤治療開始が3月(下旬)日開始予定、今更ですが発覚してからの治療遅くないのでしょうか?
病院を変えたせいもあるので仕方ないのですが。
抗ガン剤はFEC4クールとその後パクリタキセルだそうです。
治療までの期間、使う抗ガン剤、それが普通ですか?
ステージ2aから3aになっても、治療法は変わりませんか?再発率や生存率が変わってくるだけですか?
時々腰など痛く、転移では!?と不安になりますが、検査はないまま抗ガン剤治療に入ります。
最後に検査したのが転院した1月中頃ですので、
それからは2ヶ月経ってますが転移の可能性はないのでしょうか。
たくさん質問してすみません…
とにかくトリプルネガティブの3aという状態に不安な毎日です。
よろしくお願いいたします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「リンパ節転移が多かったのですが、手術は全摘でなく部分切除で良かったのでしょうか?」
⇒物事はシンプルに考えましょう。
「乳腺をどう切るのか?(部分切除なのか全切除なのか?)」と「リンパ節転移の有無」とは全く無関係です。
「他の臓器へすでに転移している可能性は高いですか?」
⇒私から見れば…
(極めて無駄な)CTをその「がん専門の病院」とやらで行ってますよね?(当然「転移は無かった筈」です)
馬鹿馬鹿しい脅しで「ビクビクする」のは止めましょう。
「そして、再発率はどのくらいでしょうか?」
「トリプルネガティブの再発後はあまり予後が良くないと聞くので不安」
⇒物事はシンプルに考えましょう。
私は「サブタイプで予後を考える」ことはありません。
「再発率はどのくらいでしょうか?」
⇒New.Adjuvant.comが「製作中」で不明です。
「今更ですが発覚してからの治療遅くないのでしょうか?」
⇒全く問題ありません。
あくまでも「術後補助療法」なのです。
「FEC4クールとその後パクリタキセルだそうです。」
「治療までの期間、使う抗ガン剤、それが普通ですか?」
⇒私はF(5Fu)は使いませんが…
アンスラサイクリン(FEC)とタキサン(パクリタキセル)はスタンダードです。
「ステージ2aから3aになっても、治療法は変わりませんか?再発率や生存率が変わってくるだけですか?」
⇒その通りです。
「それからは2ヶ月経ってますが転移の可能性はないのでしょうか。」
⇒ありえません。
クダラナイ情報(主治医にも一部、責任あり)に踊らされ過ぎです。
粛々と(菅官房長官が辺野古の移設をするように)「やるべき治療」を行えばいいのです。
「とにかくトリプルネガティブの3aという状態に不安な毎日」
⇒クダラナイ情報はシャットアウトした方がいいようです。
質問者様から 【質問2 】
トリプルネガティブ 骨転移
性別:女性
年齢:39
病名:乳癌 トリプルネガティブ
症状:トリプルネガティブ3aからの骨転移
投稿日:2020年2月8日
こんにちは。
以前に質問をさせていただき、回答もいただきありがとうございました。
手術、抗癌剤、放射線治療を終え、2年目で骨転移が見つかりました。
術後1年の検査の時も薄っすら見えていて怪しかったようで、それが今回濃くなっているとのことでした。
これからもう少し詳しく検査をしてて脳などにも転移がないかなど診ていき、治療方法を考えていくとのことでした。
放射線、そしてまた予防のための抗癌剤か、再再発してから抗癌剤をするか、放射線の後の抗癌剤はどうなのか、抗癌剤をするとずっとする事になる、など、何が私にとって1番良い治療か、難しいとも話されていました。
以前には書かせてもらっていなかったのですが、子どもはおらず、いろんな思いから出産希望で、手術前に受精卵凍結保存もしておりました。
主治医には、3年以内の再発がなければそれ以降再発率は下がるので、3年経って再発がなければ出産も考えて良いと言われていました。
なので、今回のことはとてもショックで、もう諦めないといけないのかと主治医に聞くと、良い返事はもらえませんでした。
やはり、もう諦めなければいけないのでしょうか。
もう方法は無いのでしょうか?
温存がいけなかったのか、抗癌剤が効いてなかったということでしょうか?1年前に薄っすら見えていたのに、一年後にしか検査はなく、半年後とかでも変わりはなかったのでしょうか?主治医は変わりはないと言い切られてましたが。
今のところわかっているのは骨転移一箇所の1.4センチです。
大きさは今後の治療や生存率に関係ありますか?
これからの事を考えると自身の不安、家族への思いで辛いです。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
骨転移とのこと。
お気持ちお察しします。
混乱されているようなので要点をコメントします。
全ての元凶は主治医の『抗癌剤をするとずっとする事になる』という発言です。
現実に抗がん剤を永遠に継続している人などいません。
抗がん剤は「一旦、始めてしまうと…」みたいな「おかしな」考えを持っている医師がいるとしたら大変困ったものです。
☆質問者の骨転移の程度についての記載がありませんが…
手懸りは
1.放射線の話がでている。
2.「術後1年の検査の時も薄っすら見えていて怪しかったようで、それが今回濃くなっている
これらから推測すると(おそらく)「単発」で、進展も「ゆっくり」
それであれば、まずは局所療法「照射」→次に化学療法(まずは半年間)→半年後の状況(画像所見)で、その後「化学療法を辞めるか、継続するか」決める。
☆☆このメールには記載がありませんが(主治医から)当然「PD-L1]及び「BRCAnalysis]について話が合った筈です。『今週のコラム 207回目 BRACAnalysisが陽性率10%以下なのに対し、PD-L1は40%も(陽性率が)あるのです!』
照射後の化学療法はそれらの結果次第となります。
質問者様から 【質問3 】
トリプルネガティブ 骨転移
性別:女性
年齢:39歳
病名:トリプルネガティブ 骨転移
症状:骨転移 緩やかな転移 痛み
投稿日:2020年4月27日
こんばんは。
前回、前々回と、回答いただきありがとうございました。
骨転移の件ですが詳しく記載しておらずすみませんでした。
左肋骨に1箇所のみの転移でした。
先生と同じように単発転移、緩やかな転移と言われました。
しかし、放射線治療のみで、先生の仰られるPD-L1などの話も全くありません。
主治医に聞いた方がよいのでしょうか?
あと、主治医にも緩やかな転移と言われましたが、2年前の全ての治療が終わったその約3ヶ月後に怪しいところがあり、それが結局癌だったとの事で、治療が終わってすぐ転移してたって事ですよね?と言いますか、治療中に転移してたって事ですか?
そう思うと、抗がん剤が効いてなかったのでは、と、とても不安になりました。
それでも、緩やかな転移、と思ってよいのでしょうか? 緩やかな転移というのは、普通の転移とどう違うのですか? そして、転移が分かった前後もあまり痛みは感じてなかったのですが、最近、ここかな?というところがズキ!!と痛みが時々走る事があります。
放射線治療を終えた直後だからでしょうか?それとも、治療が効いていなくて、癌が進行して痛みが出てきたのでしょうか? 何もかもが不安になってしまい、こんな質問ばかりすみません。
よろしくお願い致します。
田澤先生から 【回答3】
こんにちは。田澤です。
「しかし、放射線治療のみで、先生の仰られるPD-L1などの話も全くありません。
主治医に聞いた方がよいのでしょうか?」
⇒当然、聴くべきです。
TNの再発治療ではBRACAnalysisとPD-L1を行うのは常識です。
それで化学療法のレジメンが決まるのです。
「治療が終わってすぐ転移してたって事ですよね?と言いますか、治療中に転移してたって事ですか?」
⇒誤りです。
再発とは(手術した時点で)「癌細胞は、すでにそこに存在」していたものです。
それが、(術後、時間経過とともに)大きくなり(画像上)可視化したのです。
「そう思うと、抗がん剤が効いてなかったのでは」
⇒抗がん剤中は(抗がん剤の効果で)抑え込まれていた癌細胞が(抗がん剤の効果が無くなったところで)増殖を始めたとも解釈できます。
「それでも、緩やかな転移、と思ってよいのでしょうか?」
⇒抗がん剤の効果と「穏やかさ」とは全く無関係です。
「放射線治療を終えた直後だからでしょうか?それとも、治療が効いていなくて、癌が進行して痛みが出てきたのでしょうか?」
⇒放射線は骨転移に効果がないことは、まずありません。
一般的に「放射線の効果が画像で解るのは数か月~半年」となります。(放射線科医からも「効果がでるまでにタイムラグがありますよ」といわれていますよね?)