乳がんは早期発見、早期治療を目指しましょう。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ

[管理番号:6185]
性別:女性
年齢:48歳
2月に乳癌との診断を受けました。
ルミナルA
しこりの大きさ1、5センチ
浸潤(硬)ガン
グレード1
超音波でみる限りでは脇への転移は見られない
との事では、今月末に乳房温存手術を予定しています。
先日、癌の広がりを調べるために造影剤を入れた乳房MRIを行ったのですが、今回のしこりとは違う小さなしこりのようなものが見つかりました。
気になるので再度超音波で見たら映っていなかったので、最初の予定通りの手術で行きましょう、と言う結果になりました。
今までの検査は1月に人間ドッグでマンモ+超音波。
そこで再検査になり、紹介先の病院であらたにマンモ+超音波…の結果で針生検。
ここまでは今回手術するしこりの他には何も見つかりませんでした。
MRIの後の超音波の結果で、その時は『癌じゃなくて良かった』と言う気持ちが強く何の疑問もわかず、家に帰ってきてしまったのですが、ネットで色々調べるとMRIだけにしか映らないしこりも癌の場合がある、という記事を見つけてしまいました。
MRIの生検は行える病院が少なく保険も利かない、とも書かれていました。
乳房MRIの画像にだけうつる、と言うのは何故なんでしょうか?
やはり生検はした方が良いでしょうか?
お忙しい所もう1つ質問させて下さい。
こちらのQ&Aで硬がんが特殊ではない事は理解しております。
私はえくぼ状の凹みが出来ていて、場所がリンパに近いC‘です。
周りのクーパー靭帯を巻き込んでいると凹みが出来るとの事を聞いたのですが、リンパ節も巻き込むこともあるのでしょうか?
お忙しい所、長文の質問申し訳ありません。
先生のご意見を聞かせて頂きたく質問させて頂きました。
よろしくお願い致します。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
造影MRIは血流を見ているので、乳腺症などの所見も描出されます。
超音波で異常が無ければ、検査の対象とする必要は全くありません。(技師任せでなく、担当医自身がエコーしていればの話ですが…)
「MRIだけにしか映らないしこりも癌の場合がある、という記事を見つけてしまいました。」
⇒それは「余程、エコーが下手なケースのみ」です。
 通常は、「MRIで造影されるが、エコーで見えない」ものは気にしなくてOKです。
「乳房MRIの画像にだけうつる、と言うのは何故なんでしょうか?」
⇒おそらく…
 血流がやや豊富な乳腺症でしょう。
「やはり生検はした方が良いでしょうか?」
⇒エコーで「何もない」場合は不要です。
「リンパ節も巻き込むこともあるのでしょうか?」
⇒ありません。
 ご安心を。
 
 

 

質問者様から 【質問2 今までの検診】

性別:女性
年齢:48歳
前回はすぐのご回答本当に有り難うございました。
丁寧にご回答頂き心が落ち着きました。
1週間を開けずに再度の質問で本当に申し訳ありません。
前回は月末の手術の前に、乳房MRIについて田澤先生のご意見をお聞きしたく質問させていただいたのですが、もう1つずっとモヤモヤしていることを質問させて下さい。
私が自分でしこりを見つけたのは4年前。
怖くて怖くて1年放置してしまいました。
そして3年前の1月。
初めて人間ドックでマンモ+超音波を受けました。
そして、再検査になり3月に併設している病院の乳腺外科に行きました。
その時、『ドックの時の腫瘍(疑い)は2センチだったけど、1センチになってる。
癌は大きくなることはあるけど、小さくなることはないから安心して大丈夫よ』との診断でした。
『3ヵ月後にまた見てみましょう』
との事で、この年は3、6、9月とマンモ+超音波をやりました。
技師は毎回違う方で、診察はいつも同じ方です。
翌年の1月、いつもの人間ドックで(今回は超音波のみ)『今までとずっと変わらないのでもう年に1回で大丈夫』と言われたのですが、
何となく心配で半年後に再度、乳腺外科を受診。
この時、えくぼ状の凹みがありました。
でも、『画像をみると今までと変わらないから大丈夫』との診断。
『生検はしなくて大丈夫ですか?』との問いにも『大丈夫』との答え。
結果は(超音波→腫瘍はあるが癌ではない、
マンモ→石灰化カテゴリー1)でした。
この時に違う病院に行っていたら…無理矢理にでも生検してもらっていたら…と後悔ばかりです。
そして、今年の1月。
もう本当に年1回の検査で大丈夫かな?と思っていた所、いきなりの(超音波→乳腺腫瘍、
マンモ→カテゴリー5スピキュラを伴う)との結果でした。
今は紹介先の病院で手術を受けるのを待っている所ですが、ここまで4年も経っています。
(前回書き忘れてしまいましたが、生検の結果ki67 5-10%でした)
過去のQ&Aは読ませて頂いていますが、自分で気づいてから4年も経っているので、腰や肋骨など痛くなると骨転移しているのではないかと不安になってしまいます。
息苦しい気がすると肺に転移しているのではないかと不安です。
術前検査の超音波と造影剤MRIをみる限りではリンパ節への転移はなさそう、との判断で手術となりましたが…。
胸のレントゲンも撮りましたが、もし転移していたら分かるのでしょうか?
何回も検査をしていたのに、ずっと見落とされていたのでしょうか?
それとも今までのしこりは本当に良性で、自分が気づいていたのとは別に新しく出来たのか?
自分が認識している限りでは同じ場所でドックでも『以前より腫瘍が大きくなっていた』
と言われました。
こんなに時間が経ってしまっていますが、それでも現在1、5センチのしこりは早期と言えるのでしょうか?
手術後、骨シンチ、全身MRIを受けた方が良いでしょうか?
これまでの自分の知識の無さは反省するばかりです。
技師と診察の先生は違うのが当たり前だと思っていました。
手術を控えて落ち着かず、まとまりのない文章で申し訳ありません。
よろしくお願い致します。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
経過は正直驚くようなことで、(QandAをやっていると、しばしば出てくるので慣れてしまいましたが)私には想像ができない診療であることだけコメントさせてもらいます。
このブログの閲覧者の「参考になればいい」と思う一方、「余計な心配の素(通常は、そんな診療は行われない)になるのも、良くないなぁ。」というのも正直な気持ちです。
★ただ、幸いそれでも「早期」であることは、「かなり大人しい乳癌であるから」で
あることは間違いありません。
「胸のレントゲンも撮りましたが、もし転移していたら分かるのでしょうか?」
⇒その通りです。
 ご安心ください。
「何回も検査をしていたのに、ずっと見落とされていたのでしょうか?」
⇒残念ながら…
 そのようです。
 厳密には「見落とされていた」わけではなく、(「ある」ことは解っていたわけですから)「きちんとした診療が為されなかった」ということになります。
「こんなに時間が経ってしまっていますが、それでも現在1、5センチのしこりは早期と言えるのでしょうか?」
⇒勿論です。(かなり大人しい乳癌だということです)
「手術後、骨シンチ、全身MRIを受けた方が良いでしょうか?」
⇒不要です。
 冷静になりましょう。
 
 

 

質問者様から 【質問3 有り難うございました】

性別:女性
年齢:48歳
先日は続けての質問に対しても丁寧にご回答頂き本当に有り難うございました。
無事手術を終え、3週間後の病理検査の結果で治療方針が決まります。
センチネルリンパ節生検は検査のみで、郭清はしていません。
手術の前日に注射をして、2時間後に撮影したのですが、この結果も3週間後でないと分からないのでしょうか?
 私の勝手な思い込みで、結果だけは手術当日分かるものだと思っていました。
郭清はしないと術前に説明がありました。
(私は温存手術で放射線は必須だからだと理解していました)
Q&Aを見ていると、術前の生検の結果とサブタイプが変わっていたりする方もいて少し不安もありますが…。
受け止めて頑張って治療を
していくしかないかな、と思っています。
この先、治療方針などで不安な事があったりしたらまた相談させて頂いてもよろしいでしょうか? 
今回田澤先生にお答え頂いて、とても安心して手術を迎えられました。
本当に有り難うございました。
 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。
「手術の前日に注射をして、2時間後に撮影したのですが、この結果も3週間後でないと分からないのでしょうか?」
⇒RI法(センチネルの)ですね。
 これは単に、(センチネルリンパ節生検の参考になるように)「リンパ管の流れと、センチネルリンパ節の位置を(手術の参考となるように)確認」しただけの話であり、「結果がわかる、わからない」ではないのです。
 
 

 

質問者様から 【質問4 結果が出ました】

性別:女性
年齢:48歳
田澤先生、いつも有り難うございます。
先日の手術の病理結果がでました。
自分の意見がフラフラしてしまうので、田澤先生のご意見を聞きたく再度よろしくお願い致します。
(閉経前です)
ホルモン陽性
エストロゲン40 プロゲステロン80
グレード1
ki20
センチネルの結果、3個取ったうちの1個に5ミリ程度の大きさの微小転移あり
との事で、ホルモン療法+放射線の他に抗がん剤(TC)を薦められました。
ルミナルAかBか微妙な所と言うお話でした。
オンコタイプDXを検討したいと申し出て、治療方針の返事を1週間待ってもらっています。
出来る事なら抗がん剤は使いたくないのですが、私がホルモン治療だけだと不安な理由は
■エストロゲンが40しかない
■リンパ節転移が微小だけどあった
■Ki67が微妙な数字です。
◆田澤先生でしたら、どのような治療を選択されるでしょうか?
◆ホルモン療法が効くタイプで抗がん剤をプラスする場合、『リンパ節転移が4つ以上』と書かれていたりしますが、私はセンチネルリンパ節3つのうち、との説明でした。
どのように解釈したら良いのでしょうか?
◆上記の質問に続いてしまいますが、センチネルのリンパ節転移は悲観的にならなくても大丈夫との認識で合っているでしょうか?
◆今、抗がん剤を使ってしまうと何年後かに再発.転移をしてしまった場合、使える抗がん剤の選択肢が減ってしまうのではないか?
◆術前.術後.オンコタイプと結果が違う時、オンコタイプを全面的に信頼して良いのか?  
たくさん質問してしまい申し訳ありません。
最終的には自分で決めなければいけない事は分かっているのですが、自分の決めた選択を後悔したくない為、田澤先生のご意見を頂きたく質問させて頂きました。
よろしくお願い致します。
 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは。田澤です。
質問者は、まず『今週のコラム 131回目 「進行しているから」と言う理由で「効かない筈の治療に我慢する」それでいいのですか?(付記)「ホルモン療法と抗癌剤」は全く別の作用であり、「強い、弱い」ではないのです。』を、お読みいただくといいでしょう。
☆このコラムに登場する質問者6348も(おそらく)質問者自身も勘違いしていることは、「再発率が低ければホルモン療法で十分だが、リスクがあると抗癌剤をした方がいいのでは?」という認識なのではないかと危惧しています。
 
 解り易く例えるなら…
  軽い胃炎に「胃薬」を使い、重症の肺炎に「強力な抗生物質」を使うわけですが…
   胃炎に「強力な抗生物質」を用いれば「胃薬」よりも効果があると思いますか??
  ☆お解りですか?
   ホルモン療法では不十分だから(より強い薬である)「抗癌剤を用いる」という考え方が誤りなのです。
   つまり、「ホルモン療法と抗癌剤」は全く別の作用であり、「強い、弱い」ではないのです。
「■エストロゲンが40しかない」
⇒40%陽性であれば、十分にホルモン療法の感受性があります。
 そして、そもそも「ホルモン療法の感受性が不十分だと、抗癌剤が効き易い」という発想自体誤りなのです(無関係)
「■リンパ節転移が微小だけどあった」
⇒これは、まさに『今週のコラム 131回目 「進行しているから」と言う理由で「効かない筈の治療に我慢する」それでいいのですか?(付記)「ホルモン療法と抗癌剤」は全く別の作用であり、「強い、弱い」ではないのです。』の中で6348の方と同じ誤った考え方です。
 「リンパ節転移あり=抗癌剤が効く」という発想は誤りです。
 冷静になり、良く考えましょう。
「■Ki67が微妙な数字」
⇒20は微妙ではありません。
 20~40がグレーゾーンです。
「◆田澤先生でしたら、どのような治療を選択されるでしょうか?」
⇒シンプルに
 Ki67=20だからルミナールAの可能性が高い⇒ホルモン療法単独とします。
「私はセンチネルリンパ節3つのうち、との説明でした。」
「どのように解釈したら良いのでしょうか?」

⇒解釈もなにも…
 微小転移(5mmと記載ありますが、0.5mmの誤りですね?)は無関係です。
「センチネルのリンパ節転移は悲観的にならなくても大丈夫との認識で合っているでしょうか?」
⇒微小転移は予後に影響しないことは解っています。
「術前.術後.オンコタイプと結果が違う時、オンコタイプを全面的に信頼して良いのか?」
⇒??
 何か重大な勘違いがあるようですね。
 「術前、術後」とはKi67の値のことですか?
 Ki67はあくまでも目安に過ぎません。
 遺伝子検査であるOncotypeが正しいのです。
 
 

 

質問者様から 【質問5 書き間違えてしまいました】

性別:女性
年齢:48歳
田澤先生、先日は有り難うございました。
申し訳ありません…先日の私の質問で書き間違えがありました。
  
センチネル生検の結果、リンパ節転移は1/3で、大きさは5ミリの(マクロ?)転移でした。
郭清はしていません。
主治医の先生との会話で『そんなに大きくないんだけど』と言われたのと、抗がん剤をやらなくて良いと思っていたところ抗がん剤を勧められて動揺してしまい、私が思い違いをしてしまっていました。
私が5ミリの微小転移、と間違えて書いてしまっていた為、田澤先生より『0、5ミリの間違いですね』と書き直して頂いていたので、心配になり病院に確認したところ5ミリとの事で微小では有りませんでした。
(閉経前です)
ホルモン陽性
エストロゲン40
プロゲステロン80
ki20
センチネル生検(郭清なし) 5ミリのリンパ
節転移(1/3)
 
■5ミリと0、5ミリの差で治療法が変わってしまうでしょうか?
(ルミナルAタイプでも抗がん剤が必要なタイプになってしまうのでしょうか?私は温存の為、放射線は必須です)
■(もし抗がん剤が必要かもしれないタイプであったら)5ミリのリンパ節転移の場合もki67のグレーゾーンの様に、オンコタイプDXをして抗がん剤が効くタイプがどうかの見極めは出来るのでしょうか?
今週末に抗がん剤をやるか、やらないか、オンコタイブDXをやってその結果で決めるか…
決断をしなくてはならず、再度の質問で申し訳ございません。
また、自分の書き違えで再度の質問で本当に申し訳ありません。
よろしくお願い致します。
 

田澤先生から 【回答5】

こんにちは。田澤です。
私のコメントが、質問者に全く響いていない事をとても、とても悲しく思います。
もう一度「今週のコラム131」を熟読してください。
今週のコラム 131回目 「進行しているから」と言う理由で「効かない筈の治療に我慢する」それでいいのですか?(付記)「ホルモン療法と抗癌剤」は全く別の作用であり、「強い、弱い」ではないのです。
☆その中に「付記」を記載したのは、まさに質問者に解ってもらうためなのです。
今週のコラム(追記)
本日(5/7)のQandAを回答していて「追加説明しておいたほうが解り易いかな?」と思ったので付記します。
☆このコラムに登場する質問者6348「術後化学療法の選択について」も本日(5/7)の「乳房MRIについて【質問4】結果が出ました」の質問者も(おそらく)勘違いしていることは、「再発率が低ければホルモン療法で十分だが、リスクがあると抗癌剤をした方がいいのでは?」という認識のようです。
○進行度と抗癌剤の効果は全く無関係
「■5ミリと0、5ミリの差で治療法が変わってしまうでしょうか?(ルミナルAタイプでも抗がん剤が必要なタイプになってしまうのでしょうか?私は温存の為、放射線は必須です)」
⇒無関係(上記通り)
「■(もし抗がん剤が必要かもしれないタイプであったら)5ミリのリンパ節転移の場合もki67のグレーゾーンの様に、オンコタイプDXをして抗がん剤が効くタイプがどうかの見極めは出来るのでしょうか?」
⇒当然





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