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粘液癌の治療

[管理番号:3151]
性別:女性
年齢:46歳
おはようございます。
はじめて質問します。
右乳頭近くに1.5cmの粘液癌。
ステージ1、6/15に摘出、センチネルリンパ節生検ではリンパの転移なし。
ER 90%(Score3b)、PgR 40%(Score3a)、HER2参考値(特殊型の為)…スコア3+相当、Ki-67 25-30%(場所による差がある)、本検査は160511-
0321のブロックを使用。
7月(上旬)日からパクリタキセルとハーセプチンを3週間に1回×4、放射線治療を5週、ハーセプチン1年、ホルモン療法を10年と言われました。
化学療法は免れないですか?再発の可能性は?先生の診断はいかがですか?
しっかり治療に専念するつもりでいますが、これで進んで良いか不安になり質問させていただきました。
よろしくお願いします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
pT1c(15mm), pN0, luminalB(HER2陽性)ですね。
抗HER2療法は絶対的な治療です。HER2が陽性である以上(浸潤径が5mm以下出ない限り)必須と思います。
「パクリタキセルとハーセプチンを3週間に1回×4」
⇒ドセタキセルの間違いではないのですか?
 パクリタキセルは明らかに「毎週投与」>「3週毎投与」であるので、現在「パクリタキセルを3週毎で用いる事はない」と言えます。
 通常、タキサンで「3週毎」ならば「ドセタキセル」なのです。
 ♯ただし、ドセタキセルは「エンドキサンと併用して」TC療法とすることが多いですが…
 
「化学療法は免れないですか?再発の可能性は?先生の診断はいかがですか?」
⇒HER2陽性なので「抗HER2療法は必須」です。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

*内容から管理番号3151に追加しました。
ホームページ管理者
 
7月に入るといよいよ抗がん剤治療に入ります。
それまでに不安を取り除
きたくて、質問させていただきました。
CNBの結果、浸潤の粘液癌で、大きさは1.5cmのステージ1の乳頭近くの癌とわかりました。
先週、右乳房温存手術とセンチネルリンパ節生検をおこないました。
判定結果は、ER90%陽性(Score3b)、PgR40%陽性(Score3a)、HER2タ
ンパク参考値(特殊型の為、Score3+相当)、Ki-67(MIB-1、場所による差がある25-30%)、本検査は160511-0321のブロックを使用(これは意味が分かりません)、口頭でリンパ転移なしとの事です。
タイプやグレードはわかりませんが、先生の診断をお聞かせください。
今後の治療はパクリタキセルを3週間に1回を4回とハーセプチンを同時進行、後に放射線治療50グレー25回。
次にハーセプチンを1年、ホルモン療法を10年(閉経前)で7月4日よりスタートします。
私の場所、粘液癌でホルモン療法と聞いていましたが、術後の病理結果で抗がん剤を使用となったのだと理解しつつ、本当に抗がん剤は必要なのかと、副作用と生存率、再発リスクを考えると必要なのか迷います。
また、3週間に1回と毎週1回のどちらが良いのでしょうか?また、予後を考えて卵巣摘出した方が良いのでしょうか?よろしくお願いします。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
前回、回答しましたね。(以下に抜粋)
pT1c(15mm), pN0, luminalB(HER2陽性)ですね。
抗HER2療法は絶対的な治療です。HER2が陽性である以上(浸潤径が5mm以下出な
い限り)必須と思います。
「パクリタキセルとハーセプチンを3週間に1回×4」
⇒ドセタキセルの間違いではないのですか?
 パクリタキセルは明らかに「毎週投与」>「3週毎投与」であるので、現在「パクリタキセルを3週毎で用いる事はない」と言えます。
 通常、タキサンで「3週毎」ならば「ドセタキセル」なのです。
 ♯ただし、ドセタキセルは「エンドキサンと併用して」TC療法とすることが多いですが…
「化学療法は免れないですか?再発の可能性は?先生の診断はいかがですか?」
⇒HER2陽性なので「抗HER2療法は必須」です。
 
それ以外に回答すべきは…
「また、3週間に1回と毎週1回のどちらが良いのでしょうか?また、予後を考えて卵巣摘出した方が良いのでしょうか?よろしくお願いします。」
⇒「通い易さ」と「副作用」のどちらを重視するかです。
 「3週投与のドセタキセル」と「毎週投与のドセタキセル」は「効果は同等」です。
 副作用では「3週投与のドセタキセル」の方が強いですが、「毎週投与のパクリタキセル」は通院が大変ですね。
 卵巣摘出は不要です。
 「化学療法閉経」となると思いますが、もしも「その後、再開する」ようならば
「その際にLH-RHagonistを考慮」すればいいのです。(そのまま閉経となる可能性も十分あります)
 
 

 

質問者様から 【質問2】

以前、質問させていただき、安心して治療に臨むことが出来ました。
ありがとうございます。
さて、パクリタキセル→ドセタキセルではなく、やはりパクリタキセルでしたので、3週→毎週に変更して先日予定通り抗がん剤をスタートいたしました。
しかし、ハーセプチン後、パクリタキセル投与の際、アレルギー反応が出ました。
アルコールは強い方で花粉症にもなった事がなく、アレルギーもなかったので正直びっくりしています。
10分ゆっくりスタートし、大丈夫と通常のスピードになると目から星が散り、口周りと点滴左手が痺れ、呼吸が苦しくなり上半身が熱くなり、1度止めました。
再度スタートして、化学物質がはいるのだからこれぐ
らいの反応はあるものかなと我慢をしましたが、次第に呼吸が荒くなり、頭が暑いような、重いような苦しさにナースコール後、嘔吐。
中止すると症状が軽くなりました。
過敏症でしょうか?中止となり、パクリタキセルは使用できなくなりました。
今後、放射線治療を5ヶ月後、ハーセプチン1年生、ホルモン療法10年となりました。
私の場合、化学療法は必要だと思うのですが、代替えはないのでしょうか?
再発を考えると今後の治療はどのようになるのでしょうか?
よろしくお願いします。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
パクリタキセルに対するアレルギー、大変でしたね。
ドセタキセルで、時に見られる副作用ですが、パクリタキセルでは比較的少ないような印象です。
「今後、放射線治療を5ヶ月後、ハーセプチン1年生、ホルモン療法10年なりました。」
⇒放射線は5週間の間違いですね?
 ただ、ハーセプチン単剤でのエビデンスはありません。
 「タキサンはできない」としたらアンスラサイクリン(ECやAC)も考慮すべきでしょう。
「私の場合、化学療法は必要だと思うのですが、代替えはないのでしょうか?」
⇒上記コメントのように「アンスラサイクリンの検討」でしょう。
 
「再発を考えると今後の治療はどのようになるのでしょうか?」
⇒きちんとした「抗HER2療法をすべき」です。
 抗HER2療法は、あくまでも「化学療法との併用」なのです。



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