[管理番号:7378]
性別:女性
年齢:38歳
病名:
症状:乳房痛
初めてお世話になります。
いつもこちらを拝見させていただき勉強させていただいております。
よろしくお願いいたします。
4月半ばに検診にてマンモ、エコーを実施致しました。
視触診:異常なし マンモ:異常なし
エコー:左右乳管拡張(良性)
(他、乳頭分泌なし、最終授乳は5年前)
2,3年前から生理前後が特に痛む乳房痛あり。
という結果を頂き、乳管拡張は初めての所見だったので、念のため検診時の画像を持って、近医乳腺外科に受診致しました。
そこでは、検診時のマンモ再読、先生によるエコーの実施をして頂き、
下記のことを言われました。
左右いくつか拡張している部分があること、特に左下側に、末梢乳管が拡張しているので要観察であること、画像だけではそれの良悪の判別ができないし悪いものの可能性もあること、だだ今の段階で針生検はやり過ぎだと思うので6か月後再検とのこと。
そこで質問なのですが、
①私としては、白黒はっきりさせたいと思っているので、生検のことをお聞きしてみたのですが、痛いからね~などあまり取り合っていただけず、不安な気持ちのまま帰宅いたしました。
良悪の判別のつかないまま、半年待つことが良いのでしょうか。
②末梢乳管の拡張は、ネット上あまり良いことが書いてないので不安です。
良性のこともあるのでしょうか。
③田澤先生の診察を市川で希望した場合、2,3か月先となるようですが、この状況ですと急ぎ違う病院で見ていただいた方が良いのでしょうか。
まだ小さい子供がおりますので、不安が募り、乱文になってしまっているかもしれません。
お忙しいところ大変恐縮ですが、お答え頂けましたら幸いです。
よろしくお願いいたします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「①私としては、白黒はっきりさせたいと思っている」
「良悪の判別のつかないまま、半年待つことが良いのでしょうか。」
→それであれば、「組織検査すべきです。(癌の可能性が低いとしても)」
「②末梢乳管の拡張は、ネット上あまり良いことが書いてないので不安」
「良性のこともあるのでしょうか。」
→冷静に考えてみましょう。
「良性のことがない=必ず悪性」であったら、その医師が「半年後経過観察」としますか?(さすがに、それはあり得ませんよね?)
つまり、事実としては
末梢乳管の拡張の9割以上は良性(統計でみれば)
ただし、「検診でチェックされた」というフィルターをかけると、その確率(癌である確率)は少し上がる(それでもせいぜい2割程度)となります。
「③田澤先生の診察を市川で希望した場合、2,3か月先となるよう」
→生検希望メールなら、もう少し早いと思います。
「この状況ですと急ぎ違う病院で見ていただいた方が良いのでしょうか。」
→緊急性はありません。(それは間違いありません)
質問者様から 【結果2 】
マンモトーム生検をしていただきました
性別:女性
年齢:38歳
病名:乳腺症
田澤先生の診察:[診察なし]
田澤先生の手術:[手術なし]
先日、田澤先生にマンモトーム生検をしていただきました。
遅くなりましたが、こちらにご報告させていただきます。
末梢乳管の拡張ということでお伺いした次第ですが、結果、乳腺症という結果を頂き、ひとまず安堵しております。
先生の生検ですが、本当に職人のような手捌きで、痛みも全くありませんでした。
先生の腕は元より、さらに病変を大きめにとって頂き、悪いものであったとしても全部取りきれているからとお話しして下さったため(これが一粒で二度美味しいということですね、と心の中で思いながら)、普通なら不安な気持ちで結果を待つ2週間なのでしょうが、不安な気持ちを持ち帰ることなく、待つことができました。
お聞きしたことには誠実に答えて下さり本当にありがたかったです。
これからもきちんと定期的に検診を受けていきたいと思います。また何かありましたら、質問、診察などさせていただきたいと思いますのでよろしくお願い致します。大変お世話になりました。
<Q&A結果>