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巨大葉状腫瘍 手術費用概算と緩和・対処療法等

[管理番号:7240]
性別:女性
年齢:61歳
病名:巨大葉状腫瘍?
症状:左胸上部中心より1~2cm外側、外径約15cm晩白柚状に約3cm径のプニプニを3つ
ほど載せたような状況。
プニプニ辺りはグロテスクで他は熱を持ったピンク。
載っている部分の内容物外縁は柔らかい保冷剤より少し弾力あるプニプニ。
年末年始熱っぽい状態でダウンしていたが、胸の炎症熱と増大が気になったのは
1ヶ月位?の事。
当初、胸張りは無視していましたが、 胸部だけや他に足など部分的な熱感あり
(普段は冷え性)。
風邪様症状と見て当初葛根湯2日。
そのうち、時々左上胸部の痛みが強くなり熱を持つ。
炎症を起こしているとして、冷やすと痛みが楽になるので、様子見。
腫れている所の皮膚は痛みに過敏でヒリヒリ

田澤先生

初めまして。
宜しくお願い致します。

現況を怖がりながら、一方では、冷却で炎症が引けば良いとも考えていました。

しかし「巨大葉状腫瘍」写真他を拝見し、放っておけなくなりました。

症例1 悪性葉状腫瘍(2016)DSC_0111
症例2 境界悪性葉状腫瘍 (2017)DSC_0114
これらを拝見させて戴き、似ております。
今週のコラム116回目 (せっかくの全麻なので)マージンは2cm以上確実につけています。

乳腺の良性疾患 図11)左:巨大葉状腫瘍 酷似していて怖いです。(汗)

コラム 161回目を拝見し、
私は90代ではないですが、やはり手術しか治療方法が無い場合はリスクを冒した検査はやりたくありませんし、既に腫れあがって痛む胸ではマンモグラフィーは受けたくありません。

胆嚢摘除した際、同室の乳がんの方のリハビリが辛そうだったので、
すぐ耳まで手があげられる手術があるなら、是非そちらを選びたいと考えております。

術後回復が遅い方なので、もう二度と手術はしないと考えておりましたが、
しない訳にいかないなら、確実に取り切って戴ける方にお願いしたいです。

手術と同時再建までできるなら、それに越した事は無いとは思います。

しかし、問題は費用を捻出できるかどうかです。

A.全摘後、費用準備が出来てから再建手術(保険利用)等も出来るのでしょうか?
それはまだ先の事、余分の事かもしれません。

最低限お伺いしたいのは、近畿圏から伺いますので、
B.入院期間・退院後の通院期間・概算費用です。
お伺いできますでしょうか?
境界型葉状腫瘍 [管理番号:5592] を拝見致しましたが、
大きさや増大スピードが違いますので、敢えて御伺いさせて戴きました。

体調、年齢、少ない保険他で対応できるか?そもそも全て諦めざるを得ないのか?。

やると決める場合、準備すべきことが多くて。

今は再建どころか、摘除費用さえ危ないので、早急に摘除費用だけでも捻出しなければなりません。

当初は少し冷やすだけで、しのげましたが、最近又、痛み、熱感が強く、
外縁境界部分の痛みだったのが、体内側が面で強い痛みと熱感が来るようになり困りました。

症状の出方に大波があるようです。
そこで、
C.取り急ぎ、これ以上、痛みや状態が進まないよう緩和・対症療法等もございましたら、お教え戴きたく、宜しくお願い申し上げます。

現在状況~~
左胸上部中心より1~2cm外側、外径約15cm晩白柚状に約3cm径のプニプニを3つほど載せたような状況。

プニプニ辺りはグロテスクで他は熱を持ったピンク。

載っている部分の内容物外縁は柔らかい保冷剤より少し弾力あるプニプニ。

年末年始熱っぽい状態でダウンしていたが、胸の炎症熱と増大が気になったのは1ヶ月位?の事。

当初、胸張りは無視していましたが、
胸部だけや他に足など部分的な熱感あり(普段は冷え性)。

風邪様症状と見て当初葛根湯2日。

そのうち、時々左上胸部の痛みが強くなり熱を持つ。

炎症を起こしているとして、冷やすと痛みが楽になるので、様子見。

腫れている所の皮膚は痛みに過敏でヒリヒリ。

ケーキ保冷剤3個下着上からの冷却で和らいでいた痛みと熱だったが、
胸内部の痛みの大きさと頻度が増え、保冷剤3個×3回転では現在足りない。

外出時、ジャケットとトートバッグ等で隠しても、時々凝視されてしまう大きさ。

PC入力にも邪魔で痛む。

左脇を締め、二の腕で左から中央へ抑え込むようにすると、少し痛みと入力が楽になる。

~~現在状況ここまで

A.全摘後、費用準備が出来てから再建手術(保険利用)等も出来るのでしょうか?
B.入院期間・退院後の通院期間・概算費用です。お伺いできますでしょうか?
C.取り急ぎ、これ以上、痛みや状態が進まないよう緩和・対症療法等もございましたら、お教え戴きたく、宜しくお願い申し上げます。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

実際に診察してみない限り(その大きな腫瘍?)が手術可能なのか判断することができません。(本当に進行したものは「手術不能」である可能性もあるからです。
以下、「手術可能であることを前提」とした回答となります。

「A.全摘後、費用準備が出来てから再建手術(保険利用)等も出来るのでしょうか?」
→乳癌であれば、再建は(同時であれ、2次再建であれ)保険適応となります。 
 
 
「B.入院期間・退院後の通院期間・概算費用です。」
→全摘、同時再建無であれば…

 入院期間 (56歳以上なので)3泊4日(ただし、葉状腫瘍など「センチネルリンパ節生検や腋窩郭清無」の場合には2泊3日)
 通院期間 術後4週間目の病理結果の来院のみ
 概算 (3割負担で)15万円  ♯乳癌であり、腋窩郭清が必ような場合には21万円

「C.取り急ぎ、これ以上、痛みや状態が進まないよう緩和・対症療法等も」
→もしも本当に腫瘍ならば…

 手術以外に「治療」はありません。
 敢えて「対症療法」とすれば、(痛みに対して)鎮痛剤となります。